ボクは雑草です

シフトクリエイティブ社長のブログです。

大相撲を考えてみた

2017-11-23 23:45:30 | 報道/ニュース
昨日(22日)九州場所十一日目、最後の取り組み、横綱白鵬VS関脇嘉風(よしかぜ)は異様な実況となりました。嘉風に押し切られて土俵下に落ちた白鵬が土俵に上がろうとしません。実況アナはたまらず
「白鵬は戻らない・・これはいけません・・これはダメです・・こんなシーンは見たことがありません・・」テレビ画面はまるで静止画のよう、行司が正面向いて真ん中に立ち、嘉風は左で勝ち名乗りを待つ、白鵬は土俵下で立ち、嘉風の後ろには弓取り式の力士が正面向いて待つ、異様な光景です。実況アナは解説者に振りますが、物言いは審判と控え力士しかつけられない、と言っておわり、30秒以上経っても白鵬は土俵に上がろうとしません。実況アナは驚き「・・しかし審判部長も行司もだまったままです・が・・これはいけません・・こんなことはあってはならないことです!」途中で審判の親方の顔が抜かれ、それは間抜け顔でした。そのまま1分経ったところでしぶしぶ白鵬が土俵に上がり、行司が嘉風に勝ち名乗りをあげる、それでもまだ白鵬は右手を挙げ抗議の様子、弓取り式が始まろうとするとやっと土俵を下りました。
いったいなんなんだ、こいつは。いや~な空気がテレビからも伝わりました。あきらかに白鵬の負け。負けると文句を言うのは白鵬の常とう手段です。こんなんが横綱でいいの?ぶっちゃけ思いました。
この一番は嘉風の作戦勝ちです。嘉風は張り手を防ぐためあえてふわりと立ち前へ出なかったのです。対して前へ出た白鵬は立ち合いの張り手が当たらずまともに胸が合いました。つまり白鵬の予想していた形ではなかったのです。そのためこれはまずいと組んでから待ったのポーズをしました。この“待った”はあり得ません。嘉風が先に手をついて待っていたのです、白鵬はあとから手をつき、行司の軍配を待ち、自分から前へ出ていったのです。これで待ったはないでしょう。なんだ、こいつは。
今場所は始まりから気持ちの悪い場所となりました。場所が始まって二日目に横綱日馬富士が巡業まえに平幕の貴の岩に暴力をふるったことが報じられ、それからNHKやワイドショーでは傷害事件としての警察の取り調べが連日報道され本場所の取り組みより横綱の暴力事件に興味が移っていました。そんな矢先の白鵬のこの態度です。潔さ(いさぎよさ)をリスペクトする日本人には最悪です。
だいたいモンゴル人同士が酒飲んでケンカした話はすでに9月に話題になっていました。日馬富士の暴行事件も今場所が始まる2週間も前の事です。相撲関係者も記者もみんな知っていました。事件から2週間経ってスポニチが記事として取り上げ、それから大騒ぎです。ほかの記者は?新聞・雑誌は?テレビ局はなにやってたの?貴の岩の師匠の貴の花親方と協会が仲が悪かったとか、いがみ合っているとか、いまさらってことばかり。記事にするなら場所前にせんかい。この国はどこかが記事にしなければ表に出さない、みんな横並びで同じ記事を書く、同じことで同じように騒ぐ、ジャーナリスト精神がないのです。国民が同じ方向に向いてしまう理由がまたひとつ分かりました。
そもそも大相撲にモンゴルが多すぎます。なんで22人も必要なのか分かりません。いつもは相撲を見ないボクも今回は深夜のダイジェストを見ています。日本人同士で十分です。よっぽど相撲がきれいです。
モンゴルを入れて相撲が国際化なんてあり得ません。彼らは出稼ぎに来ているだけですから。女子プロゴルフツアーの上位が韓国だらけになって人気が下がったように、大相撲もモンゴルに乗っ取られています。もういいでしょう。本来の相撲に戻しましょう。
昔は校庭や堤防の草むらで子どもたちが相撲を取って遊んでいました。あこがれのお相撲さんのマネをしたり、土俵入りをやってみたり、その子どもたちにはお相撲さんや横綱はスターでした。モンゴルばかりの大相撲ではそんな夢も魅力もありませんよ。
モンゴルからの出稼ぎが22人にもなれば、もめ事もあるでしょう。酒飲んで暴れるのはモンゴル人の習性です。モンゴル人同士のケンカに日本人が日本のメディアが大騒ぎするのはやめましょう。

2017/11/23

トランプおじさん来日

2017-11-09 18:02:32 | 報道/ニュース
スペイン・カタルーニャの独立、イラク・クルド人の独立、ミヤンマーのロヒンギャ問題、フィリピン・ミンダナオ島の武装勢力そしてサウジアラビアの内紛など、あまりにも世界でいろんなことが進んでいて、なにから書いていいのか分かりません。・・と言う訳で、ひとまず日本の事からはじめましょう。
トランプさんがAPECやASEANに出席するため、日本、韓国、中国、ベトナム、フィリピンを回ることになり、11月5日に日本に来ました。と言っても盛り上がっているのは本人と安倍さんぐらいで国民は静かなものでした。まあこんなものでしょう。ゴルフをしたとかどこかの肉を食べたといったどうでもいい話ばかりでは盛り上がりようがありませんから。まるで芸能人気取りでのっしのっしと歩いていてもシラケ鳥が飛んでいましたね。国連演説であれだけ大ボラ吹いたわりにはすっかりトーンダウン、北朝鮮問題についてどうするのかアイディアがないのです。拉致被害者の家族の方と会ったとしてもニュースになって良かったという程度で進展は望めません。韓国では従軍慰安婦の人と会った。これもただのパフォーマンスでしょう。大騒ぎするほどの人間ではないことに気付いた人が多かったのでは。イヴァンカさんの女性基金に57億円もの拠出をしたのに、イヴァンカ講演は空席だらけのガラガラでした。安倍さんの無意味な浪費ぶりを笑って済まされませんね。アメリカのメディアが“日本のはしゃぎぶりに失笑”と言ったのがすべてを語っています。それにしても声を押し殺したようなトランプさんの演説はまさに北朝鮮の将軍様そのものでした。このふたりはやっぱり似ている、自分を大きく見せようとする小心者でした。
しらけた中で記憶に残った場面がひとつだけありますので、記録しておきましょう。7日、日米首脳会談のあとの共同記者会見でNYタイムズの記者の質問です。「日本の安倍総理にお聞きします。北朝鮮のミサイルが日本を飛び越え太平洋上に落下しました。なぜ日本は撃ち落とさなかったのですか?」安倍さんが答えに困っているとトランプが割って入り「日本は武器をたくさん買ってくれた。これからも装備を強固にする。」と答えました。武器を買えばそれでいい、使わなくても撃ち落とさなくてもいいの?
この記者はベテランです。日本のことも大統領の事もすべて分かって聞いているのです。見ている視聴者に分かりやすく聞く、ずばり直球です。これがプロだと思いましたね。
それにしても「日本はなぜ撃ち落とさなかったか」の質問に答えられる人はいるでしょうか。政治家ではとても無理で、専門家でも、国民でも、この質問には答えられないと思うよ。
日本は迎撃ミサイルをすでに34基持っています。ミサイル搭載イージス艦も4隻、これからさらに増やしていくでしょう。しかし一度も撃ったことがないのですよ。練習で2~3回撃っただけ、当たるはずがないのです。とみんな思っています。しかしまさかそんなことは言えないので、撃ち落とせば北が先制攻撃とみなし攻撃してくるから撃たなかった、というのもバカみたい、じゃあなぜ迎撃ミサイルをこんなに買ったのかになっちゃう。つまり使うのが目的ではなくアメリカから武器を買ってアメリカが儲かればいいのです。だから撃たなかったのです。
これらをすべて分かっていてNYタイムズの記者はあえて聞きました。安倍さんも「アメリカが儲かっていいじゃないか」ぐらいのジョークで返して欲しかった。そんな風景の日米首脳会談でした。ジャン

2017/11/09
※今回の訪問でトランプさんは日本にも韓国にも大量の防衛装備品の購入を約束させました。これが彼の言う成果なのです。おっちゃん、ええ加減にせえや。

注:迎撃ミサイルは日本上空で高高度(成層圏)に達した場合届きません。失敗して途中から日本上空に落下してくる場合にのみ発射しますが、速度が速すぎて撃ち落とせる確率はかぎりなく0に近いのです。(ジェームス・ドワイアー/タスマニア大学博士)つまり持っていても意味がないという事です。

トランプのロシア疑惑

2017-11-06 18:28:29 | 報道/ニュース
取りざたされていたトランプさんのロシア疑惑でFBIが先日(10月30日)ふたりを起訴しました。ひとりはポール・マナフォードという人で昨年3月からトランプの選挙対策本部に入り、6月には本部長に、そして8月、ウクライナの親ロシ派元大統領ヤヌコビッチから14億円以上を受け取っていたと報道され本部長を辞任。さらにプーチン政権に近い富豪に政財界への工作を提案しこれまた何十億円という報酬を受け取っていた、そしてそのお金を世界中に回し分からないようにしていた(資金洗浄・マネーロンダリング)というものです。つまりおよそ10年で100億円以上の金を稼いでいた。検察が起訴しただけですから実態はその何十倍でしょう。いったいこの人の職業は?と言うと、政治コンサルタント業だそうです。つまり政治家がやりやすいように人を紹介したり根回したりする仕事です。日本にもいますがそんなに儲かるものですか?それともアメリカだからですか?1年に10億?30億?そんなに儲かるならいっぺんやってみたいものです。そしてもうひとりはそのマナフォードのお友達のリック・ゲーツです。この人もロシアに近い政治家や実業家からお金を受け取ったり、マナフォードの資金洗浄を手伝っていたと言うものです。
ふたりが起訴されたきっかけはトランプ陣営の外交アドバイザーをしていたジョージ・パパドプロスの逮捕です。舌をかみそうな名前ですが、そもそもこの人がロシア政府とトランプ陣営をつないでいたとされ、議会で虚偽の証言をしていたことを認めFBIに協力するという司法取引で罪を逃れ、その後パパドプロスが隠しマイクで証拠を押さえ前述のふたりの逮捕につながりました。まさにスパイ映画のような実態で、今後いもづる式に逮捕者が出るのか、FBIのモラーさんがどこまで迫れるかが焦点となりました。
それにしても今回の大統領選は最初からロシア、ロシアと大騒ぎ、なんでアメリカの大統領選挙にロシアがからんでくるのか、ロシアにとってそんなに大統領選挙がおいしい話なのか?そうです。おいしい話なのです。アメリカの大統領選にからめば欲しい情報がわんさと手に入るからです。もちろんアメリカもやっていますが、ことトランプさんに関してはあまりにも政治に素人だったため、すっかり利用されたという訳です。素人大統領のまわりには金目当てのごろつきがわんさといます。その元締めはもちろんプーチンさんですね。
かつてニクソン大統領が選挙中に相手陣営の本部に盗聴器を仕掛けていたのが発端で辞任しました。本部のあったビルの名前からウォーターゲート事件と言われ任期中に辞任した唯一の大統領となりました。今では盗聴など当たり前ですが当時は辞任に追い込まれるほど非難される行為でした。言わば汚い手を使う政治家と思われたのです。
トランプが自ら辞任することはないと思いますが、ただでさえダークなトランプさんにとってはやっかいな問題であることは間違いありません。その後、パナマ文書の上をいくパラダイス・ペーパーなる新たな税金逃れの名簿が発覚、その中にロス商務長官が入っていました。これもロシアとのやりとりです。トランプ政権はいつ崩れてもいい状態に入ってきました。

2017/11/06