日米が太平洋上で合同軍事演習をしています。潜水艦からミサイルが撃ちあがります。上空を飛ぶ戦闘機には軍艦から迫撃ミサイルが飛びます。洋上には多くの駆逐艦やイージス艦まさに実戦さながらの戦闘映像です。対して中国軍は小島上陸作戦で上陸艇から武装した兵士がつぎつぎと小島に上陸しています。攻めてくる日米合同軍に対して勇敢に闘っている中国兵士。まるで日中戦争開戦のような映像の連続です。
これが11月4日中国国営放送CCTV午後8時からの報道番組でした。日本ではありえない驚くばかりの演出です。まさに戦時下、ここまでやるかと目を疑いました。しかも9時台10時台と番組は変わってもすべて日本関連ばかり。軍事演習の様子は翌朝再び同じ映像を繰り返し放送していました。中国CCTVは日本の国会でのやりとりもすぐに放送されます。10時台の情報番組では日本の歴代の総理大臣の支持率を大きくグラフで表わし、総理大臣がころころ代わること、麻生総理ですら20%あった支持率が野田総理はすでに18%。どうしてやめないのか。(解散する前でした。)と言った具合です。日本の放送局が中国の話題を取り上げる何十倍もの時間を日本関連の報道に使っています。つまり日本が中国に寄せる関心の何十倍も中国は日本を意識している現れでもあります。
CCTVを4日間見続けただけですっかり中国に正義ありと思ってしまったボクは、自身にぞっとするだけでなく、生まれたときからこれを見ている中国の人は日本の人とは徹底的に違うことを改めて気づかされました。プロパガンダであることは分かっていてもこれだけ日本のことを毎日取り上げて放送すれば日本や尖閣に関心を持たざるを得ません。メディアを通して尖閣は中国のものという既成事実を作っていく中国の戦略の一端が読み取れました。
対して日本の放送局はゆるゆるふわふわの番組ばかりです。日本でもCCTVを見ればいい、そんな風にも思いました。日本人はあまりにも中国を知らないし、歴史の勉強をしていません。勉強することは正義を知ることです。たとえ偏った勉強でもしないよりはマシです。中国のガイドが「尖閣は中国のもの。」と信じているのは勉強して日本の事を知っているという自信によるものなのです。私たちに必要なことは中国の人たちが勉強している日本を知って、彼らが日本をどう思っているかを知ることではないでしょうか。
昨日の衆議院議員選挙の結果はたちまち中国でも報道されています。新しい安倍総理大臣が中国にとって利益になるかまたは不利益になるかが中心であることは想像がつきます。日中は互恵関係にあるなどと外交上は言いますが、中国には互恵という考えはありません。中国にとって利益がなければ関係すら成立しないのです。社会主義の中国ではデモはできませんが反日デモだけは許される、このことだけでも日中に互恵はないことを日本人は知るべきだと思いました。ちなみに反日デモで日系のホテルが襲撃された西安ではガイドが持つ日本の旅行社の旗は中国のもの変えられていました。続いて行った桂林ではホテルから一歩も出られない外出禁止でペットボトルの水を買うのもガイドの携帯に電話をして買ってきてもらう有様でした。日中が尖閣問題以前の状態に戻るには日本の経済が再び強くなり中国が日本を必要としなければなりません。もともと尖閣は日本経済が弱くなって起こった問題なのです。日本経済が再び強くなるのはいつでしょうか・・
(ひとまずおわり)
これが11月4日中国国営放送CCTV午後8時からの報道番組でした。日本ではありえない驚くばかりの演出です。まさに戦時下、ここまでやるかと目を疑いました。しかも9時台10時台と番組は変わってもすべて日本関連ばかり。軍事演習の様子は翌朝再び同じ映像を繰り返し放送していました。中国CCTVは日本の国会でのやりとりもすぐに放送されます。10時台の情報番組では日本の歴代の総理大臣の支持率を大きくグラフで表わし、総理大臣がころころ代わること、麻生総理ですら20%あった支持率が野田総理はすでに18%。どうしてやめないのか。(解散する前でした。)と言った具合です。日本の放送局が中国の話題を取り上げる何十倍もの時間を日本関連の報道に使っています。つまり日本が中国に寄せる関心の何十倍も中国は日本を意識している現れでもあります。
CCTVを4日間見続けただけですっかり中国に正義ありと思ってしまったボクは、自身にぞっとするだけでなく、生まれたときからこれを見ている中国の人は日本の人とは徹底的に違うことを改めて気づかされました。プロパガンダであることは分かっていてもこれだけ日本のことを毎日取り上げて放送すれば日本や尖閣に関心を持たざるを得ません。メディアを通して尖閣は中国のものという既成事実を作っていく中国の戦略の一端が読み取れました。
対して日本の放送局はゆるゆるふわふわの番組ばかりです。日本でもCCTVを見ればいい、そんな風にも思いました。日本人はあまりにも中国を知らないし、歴史の勉強をしていません。勉強することは正義を知ることです。たとえ偏った勉強でもしないよりはマシです。中国のガイドが「尖閣は中国のもの。」と信じているのは勉強して日本の事を知っているという自信によるものなのです。私たちに必要なことは中国の人たちが勉強している日本を知って、彼らが日本をどう思っているかを知ることではないでしょうか。
昨日の衆議院議員選挙の結果はたちまち中国でも報道されています。新しい安倍総理大臣が中国にとって利益になるかまたは不利益になるかが中心であることは想像がつきます。日中は互恵関係にあるなどと外交上は言いますが、中国には互恵という考えはありません。中国にとって利益がなければ関係すら成立しないのです。社会主義の中国ではデモはできませんが反日デモだけは許される、このことだけでも日中に互恵はないことを日本人は知るべきだと思いました。ちなみに反日デモで日系のホテルが襲撃された西安ではガイドが持つ日本の旅行社の旗は中国のもの変えられていました。続いて行った桂林ではホテルから一歩も出られない外出禁止でペットボトルの水を買うのもガイドの携帯に電話をして買ってきてもらう有様でした。日中が尖閣問題以前の状態に戻るには日本の経済が再び強くなり中国が日本を必要としなければなりません。もともと尖閣は日本経済が弱くなって起こった問題なのです。日本経済が再び強くなるのはいつでしょうか・・
(ひとまずおわり)