ボクは雑草です

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南北高官会談(1月9日板門店)

2018-01-11 03:05:50 | 報道/ニュース
2018年になりました。北朝鮮、トランプ、貴乃花ばかりではブログになりません。困ったなと思っていたら、北朝鮮の将軍様が1月1日新年の演説でピョンチャンオリンピックに参加してもいいと言いました。おっとこれはニュースではないですか、ミサイルや核の緊張が一時的とは言え和らぎ、圧力、圧力と叫んでいるトランプも安倍さんもちょっとは静かになると言うものです。いいじゃないですか、でもって昨日(9日)さっそく南北統一省のトップが板門店で会談をしました。2年ぶりの会談は11時間にも及びました。しかし出てきた声明文は目新しいものではありませんでした。
一、北朝鮮はピョンチャンオリンピックに選手団、応援団、芸術団を派遣する。韓国は便宜を保証する
二、軍事的緊張を緩和し、民族の和解と団結のためともに努力する。
三、南北は朝鮮半島問題の当事者として、対話と交渉を通じて解決していく。
まあこんなものでしょう。軍事的問題は一度の会談で解決できるものではありませんから。内容はともかくオリンピックに参加すると言うのはいいことです。はっきり言って北朝鮮が出ようが出まいがどうでもいい。それよりオリンピックの期間中は軍事的緊張が和らぐことが重要でした。それが実行できたのだからいいことです。緊張が続くようなら参加を見送ると言っていたオーストリアやフランス、その他の国もこれで参加できますよ。やっぱりオリンピックは4年に一度の祭典です。世界のアスリートがこの日のために練習を重ねてきました。できるだけ多くの国やアスリートが参加できる方が盛り上がると言うものです。冬季オリンピックはどうしても北の国々が盛んですが、今回ロシアはドーピングで国としての参加はできません。個人での参加だけです。いままでロシアに独占されてきたメダルもすべての国にチャンスが広がりました。日本もジャンプやノルディック複合、カーリング、アイスホッケー、フィギアなどなどメダル圏内の選手がいっぱいいます。楽しみですね。
今回の会談を快く思っていないのは日本とアメリカだけです。日本とアメリカ以外の国々は歓迎しているんですよ。北が日・米・韓の分断を狙っているなどという論調もウソですね。北朝鮮がオリンピックに参加したからと言って核とミサイル開発をやめることはありません。将軍様の保身のためなのですから。それに北朝鮮がアメリカを攻撃することもありません。戦争は北朝鮮にとって自殺行為だからです。つまり北朝鮮の脅威などはアメリカも実は感じていないのです。圧力、圧力と叫んでいるのはトランプと安倍さんだけ、中国の近平さん、ロシアのプーチンさん、フランスのマクロンさん、ドイツのメルケルさん、共に対話が重要と言っているんです。
韓国の文大統領は南北首脳会談まで言及していましたが、刈り上げ将軍が乗ってくる保証はありません。文さんも提案してみた、って感じでしょうね。
それにしてもさんざん北朝鮮の脅威をあおられ武器装備品を大量に買わされた日本はちょっとバツが悪いと言うものです。これからバンバン届きますよ。迎撃ミサイル、イージス・アショア、戦闘機などなど維持するだけでも大変な費用がかかります。このツケは国民が払うのですよ。増税するだけだ、なんて気楽にやられたんではたまったものではありませんね。
ともかく、ひとまず自衛隊機が夜間にガンガン飛ばなくなって良かった良かった。こうなったらあと1か月で始まるピョンチャンオリンピックが無事に開催されることを願いましょう。

2018/01/10