子供のころ、男の節句(旧暦)が来るとどこの家でも、餡を入れたものや味噌餡を包んだ柏餅などを作ってくれたものである。柏葉の準備は、子供たちが山から摘んで用意したものである。
母から「かっしゃっぱ採ってこい」と言われると友を誘って一本山毛欅近くの山まで出かけた。柏の木は近くになかったので、それはそれは遠足気分、子供たちにとっては初夏の愉しい行事であり今となっては懐かしい想い出である。
その柏葉、裏庭に植えてあるが新緑が美しいのでアップしてみた。以前この葉を使って柏餅を作ったことがあるが、このところ利用してない。手間暇かけて創るよりもスーパーで求めることが、、、。
古より伝わってきた数々の伝統の食文化も、今やスーパーやコンビニ任せ、、柏葉を眺めながら何か寂しいような気分となる。
昨日は 10,112歩