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続 頭の良いと言われている連中の無知を慨嘆する

2020-07-27 13:22:32 | 日記
頭の良いと言われる人に理智が欠けている人が多い。ついこの間、AIの専門家として若くして東大の准教授だった人が、ホームペイジで人種差別的な文章を掲出して東大を解雇された。
この人物のAIに関する研究はきちんと数理解析の基礎を学んだものではないようだ。統計解析や機械学習などの勉強をしていなくても、AIの博士になれることに驚く。そしてこうした人物をもてはやすメディアはずいぶんと軽い。理系の人材で偏狭な思想を公言する連中に共演なのは哲学や歴史をきちんと学んでいないということである。
評論家の落合信彦の息子で落合陽一という売れっ子の学者?がいる。この人物は終末医療がコストの無駄であると発言して、批判されると発言を撤回した。さらに、以下のようなことを述べている。
インドのカーストに当たるのは日本の士農工商ですが、日本は本質的にカーストが向いている国だと思っています。そもそも、士農工商という序列はよくできています〉(すべて『日本再興戦略』(幻冬舎)より)。こんなことを平気で記述する身分の差別化論者が売れっ子になるという風潮が嘆かわしい。
こうした優生思想の持ち主は簡単に断じてしまう傾向がある。
つい先日、筋萎縮性側索硬化症の女性を安楽死させて逮捕さ?れた医師二人のうち一人はネット上で優生思想のようなことを掲出していたようである。まだ容疑者だから軽々しく決めつけることはできないが、精神科医の香山リカさんも優生思想の持ち主として批判している。安楽死についての考えの賛否は別として右翼的な歴史教科書を作る会の教科書が採択されだしてから優生思想の持ち主が差別的言辞を弄しているのを多く目にするようになった。
高学歴の持ち主が哲学や歴史を馬鹿にして、頭の良い人として持ち上げるメディアの堕落ぶりには慨嘆せざるを得ない。

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