チエックアンドバランスの健全な状態をつくるために

チエックアンドバランスの健全な状態をつくるために

安倍官邸、菅、杉田の内調工作のおかげで日本のチェックアンドバランスは見事に崩壊した。日銀の独立性、内閣法制局の人事、最高裁判事の人事は政権の思うがままである。かろうじて検察の人事権だけはなんとか守った。
かろうじて守ったのは検察ではない。国民のハッシュタグである。あれから世論が盛り上がり、マスコミが取り上げだした。
一部のネット右翼や安倍の親衛隊に好き勝手にやられていた庶民が声をあげた。一寸の虫にも五分の魂、巨大な権力にも声をあげた、実績を作ったと言えるであろう。
それゆえに、次の選挙では批判票に自民党が慌て付ためき自省をせざるを得ないように投票のための世論をつくるべきだろう。
野党がだらしない？共産党の田村議員を見ればその質問は光っているではないか。桜を見るかいの切れ味鋭い質問は多くの人が知るところだが、コロナ災厄の前から脆弱な医療機関の問題点を国会で述べていた。
回答を控えさせていただく、の答弁に拍手する自民党議員、自民党の党員である赤木さんの森友再調査をフォローしない自民党議員、こんな連中がビビるように共産党に投票しようではないか。
共産党は暴力革命を目指していると信じ込んでいる連中でも緊急事態に何もできない政権に歯ぎしりしているならば、一番ヤバい党に票を入れてもっと真剣に政策を立案させるべくお灸を据えようではないか。
私は共産党支持者ではないが、国会での質問の鋭さは野党の中で光っている。政策提案もっと弱者への目配りがある。もちろん大企業にとっては厳しい政策であるかもしれないが、選挙で第一党になるなど1％の確率もない。
選挙で共産党がかなりの票を獲得すれば三権分立はもう少し改善されるだろう。検察も警察も政権の腐敗の捜査がしやすくなるだろう。
山田洋次監督はいつも共産党の支持を明言している。タコ社長の印刷所に行き、労働者諸君元気でたっているか！のセリフ、ヒロシのことをこいつはしがない職工で、と紹介するのも、社会的弱者への目配りの表れである。だから、共産党を応援するのである。社民党でも立憲民主党でもよいが、自民党があわてるのはブレない共産党が肉薄することだ。
まずはチェックアンドバランスを取り戻そうではないか。