20170304
3月4日(土)晴れ
滋賀県栗東市と大津市にまたがる近江湘南アルプス( 金勝山(こんせやま))の 鶏冠山(490.9m)・
竜王山(604.7m)に山の仲間がに案内していただきました。
上桐生駐車場から登山開始。登るにつれて、広い中央競馬の栗東トレーニングセンターが眼下に広がり、
鶏冠山頂上へ天狗岩。耳岩・白石峰と縦走。
茶沸観音~竜王山へ陽だまりの良い所(白石峰分岐)に下りて昼食、重ね岩・国見岩~狛坂磨崖仏を見て出会で
南谷林道を歩く。新名神高速道路の下をくぐり、逆さ観音・オランダ堰堤を過ぎると上桐生の駐車場に出た。
金勝寺への参道とも思われる歴史のある山歩きでした。
林道歩きも良し!登るにつれて不思議な岩山の世界が広がる、岩に彫られた観音様も古い、最後はオランダ堰堤。
現れる素晴らしい景色を楽しみ、昔を偲びながらの5時間ほどの山歩きでした。
上桐生駐車場 トイレも完備 登山開始
中央競馬 栗東トレーニングセンターが見れる
子鶏冠~鶏冠山(490.9m)
庭園のような岩山が眺められる
御在所岳のおばれ岩を思い出す
琵琶湖も見れました
ロープを頼りに花崗岩の坂を下るのもスリル有り楽しい
天狗岩へ登ります 狭い岩の間を登ります
天狗岩からの眺めは最高です
登って来た天狗岩を振り返ります
雪山(比良山系)の横には岩に立つ人物が・・・私達も行ってきました(Aさんより)
陽だまりで昼食
竜王山山頂の表示板
でかい重ね岩(Aさんより) 足元は花崗岩の砂地 岩を眺めながら進む
岩場に彫られた狛坂磨崖仏(縦6m横4.5m) 奈良時代後期に彫られたそうです
林道歩きをすると逆さ観音が彫られた岩が現れる。これはデリーケ氏が堰堤工事をした時、岩不足でこの岩の端を
削って使ったところ、安定が悪くなり、山の上から落ちて逆さの状態で留まったようです。鎌倉時代に
彫られた阿弥陀三尊石仏(観音様・阿弥陀如来様・勢至菩薩)歴史を感じます
木曽三川で有名なヨハネス・デリーケ氏(オランダ人)がここでも活躍されました。
平城京から平安京に移る時、神社・仏閣を作る為にこの山の檜木を伐採し、そのためにはげ山になり、1000年もの間、
何度か洪水に襲われ下流の村落の人々を悩ませました。
宝暦治水後に木曽三川の治水工事も手掛けたデリーケ氏が指示し、堰堤を作り洪水から守りました。
こんなところでも活躍されたとはびっくりでした。NHK火野正平さんの「こころ旅」でも放映されたそうです。(主人より)
ヨハネス・デリーケ氏の堰堤 夏には水遊びしてみたい綺麗なところでした