ソムタム学級通信 ★さちえのタイ生活★

2010年6月より青年海外協力隊、養護隊員としてタイへ。バンコクより北へ450キロ東北部のコンケンで日々試行錯誤の記録。

任地到着  初日のこと

2010年07月25日 23時05分02秒 | 日記
TICAセレモニーを終え、こちらに到着して、
休みになるまでの4日間。
めまぐるしい最初の4日間でした。



TICAセレモニーは1時間程度で終わりました。

隊員ハウスで前日から荷物を詰め、約1ヶ月のバンコク滞在で
けっこう荷物が増えていることにびっくり。
部屋も片付け、ぞうきんで床を拭き、トイレも掃除し、
冷蔵庫の中も片付け、使っていたシーツや枕カバーを洗い、
迎えた出発の朝。
JICA事務所から来たお迎えの車に乗って、セレモニーの場所へ。

ここです。

 

タイでは、王様と王妃様がとても愛されていて、
いろんな場所に 2人の肖像画や写真があります。
こういう場所にも必ずと言っていいほど。

私の名前が用意されています。
  

 そして、配属先の方が今日、ここに。

  

対面までドキドキです。
はるばるコンケンから来てくれたのは
カウンターパートの女性と、若い男の子の2人でした。
カウンターパートというのは、主に一緒にペアを組んでこれからお世話になる同僚のことです。
日常生活のことも含めカウンターパートとの関わりはこれからきっと深くなります。


用意していたスピーチ。
所々カタカナがあるので、これ、先生見られたら怒られちゃうな・・・。
もう 見ないでも言えるように練習したんだけど、
いちおう・・・。 緊張して忘れちゃうかもしれないから、手に持っておこう。
  

「スピーチでは、何を言タイ人は何を言ってもほほえんだり笑ったりしてくれるよ」
という先輩隊員の言葉を信じて、
訓練所でウィキ先生から習ったタイで有名な歌「サバーイサバーイ」
を歌いました。

内容はこんな感じ
「こんにちは。私の名前はさちえです。
 日本の福岡県から先月タイに来ました。
 日本では中学校の教師をしていました。
 私はタイ人もタイ料理も好きです。
 先生が私に“サバーイサバーイ”の曲を教えてくれました。
 今から、“サバーイサバーイ”を歌います。」

にこにこして聞いてくれて、笑っていました。

「これまでに私が会ったタイ人は、日本の福島県でタイ語を教えてくれた先生と
 JICAのスタッフと、バンコクでタイ語を教えてくれた2人の先生です。
 私はこれらのタイ人がみなとても好きでした。
 これから、私はコンケンに行きます。
 そこでたくさんのタイ人に会うと思いますが、
 私はどんどんタイ人を好きになると思います。
 障害のある子どもたちの教育計画を作ることが私の仕事ですが、
 それ以外にも、できることは何でもやりたいと思っています。
 しかし、今はまだタイ語がまだしゃべるのも、聞くのも十分できず、
 理解できないこともたくさんあります。
 これから、がんばりますので、どうぞよろしくお願いします。」




少しだけ緊張もしたけれど、それよりも楽しく感じました。
だって、配属先の人たちも、JICAの人たちも、TICAの人達も
みな、にこにこ笑って何をやっても失敗しても暖かく許してくれる感じがしたからです。


セレモニーが終わったら大きな荷物を車に積んで、コンケンへ。
配属先の車で迎えに来てくれました。
 「第9特別教育センター」と、タイ語で書いてあります。
   

乗ってすぐに、カウンターパートから
「さちえ、コンケンはここから早くても6時間はかかるのよ。
 だから、サバーイサバーイにしてね。」

私が歌った歌の名前でもあった “サバーイサバーイ”
「サバーイ」は「いい気持ち」とか「楽に」とか、快適な意味をあららわします。

タイ語では頻繁に使う言葉です。

 

正装だったので、協力隊の制服を着ていましたが
途中のパーキングで脱いで楽な服に着替えて、
サバーイサバーイにして 車に揺られました。

   

 


11:30頃バンコクを出発し、コンケンに着くのは夜かと思っていたら
とても早く着いて、到着したのは6時頃でした。
 

すぐに、配属先が選んでくれたアパートを見に連れて行ってくれました。
大家さんが話しているタイ語も、契約書のタイ語もまーったく分かりません。
当然のことなので、JICA事務所に電話をし、通訳をしてもらうことになっています。
通訳を介して、好条件であることも、値段も安いこともわかり、
契約をしました。
その間、ずっとつきそってくれた男の子。
トノと言います。
カウンターパートは風邪で具合が悪く、帰ってしまいました。

契約後、トノが夕食と買い物に連れて行ってくれ、
洗剤やティッシュ、グラス、朝ご飯など必要な物はとりあえず買えました。
トノが一つ一つ指さしながら
「さちえ! これはいるでしょう?」と勧めてくれます。

やさしい!
最初から、不安もなく1日目を過ごせたのは、こういう優しいタイ人のおかげです。

最新の画像もっと見る

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (O)
2010-07-26 02:38:02
懐かしい!
任地に着いたばかりの時はそんなことを感じたこともありました。
これからたくさんの苦労や楽しいことがあると思いますが楽しんで活動してください
返信する
Unknown (ラビット)
2010-07-26 10:56:17
タイの人は優しい方が多いみたいですね。
これからの生活のこともトノ様についていけば大丈夫!!先生はおっちょこちょい発揮しながらタイ生活を自分の心地よいものにしていってください♪

派遣先が台湾の方はいらっしゃいますか?私の大好きなダンスの先生がこの夏台湾でお仕事頑張っています。CD発売します!!同じ日本人が知らない海外でいることをお知らせできたらと思います。前にも言いましたが、先生は野口五郎にそっくりです。

明日から京都です。不毛地帯の影響で大原の三千院に行ってきます!!
返信する
Unknown (佑太)
2010-07-26 21:52:46

先生スピーチちゃんと言えましたか!?

卒業式の練習で小栗旬って言ってたの覚えてますか?

こっちは今週で課外が終わるのでやっと夏休みって感じです

先生も早く慣れて頑張ってくださいFight
返信する
到着したばかり、新鮮な気持ちです (さちえ)
2010-07-27 03:48:37
O様
 はい。きっと、あとから自分でも 「そうだった、そんな気持ちだったなあ。」と思うのだろうと思います。
 だから、メモをとったり、ブログに書いたりしながら、
 自分の二度と戻らない気持ちを残しておきたいなあと思っています。
 ありがとうございます。
 苦労も、楽しんでいけるように、サバーイでいきますね。


ラビット様
 京都ぉ~大原ぁ~さんぜんいん♪
 この歌、なんで耳について忘れられないんでしょうね?
 いったいどこで耳についたのかも分からないのに。
 楽しんできてくださいね!
 ダンスいいなあ。
 言葉がなくても、ダンスやスポーツ、音楽は、一緒に楽しめるものだと、よく思います。
 フィリピンに派遣された友達も、現地の人とサッカーして、言葉はなくても仲良くなってます。

 台湾はないんですよ、協力隊の派遣自体が。
 もう、途上国ではないってことでしょうね。



佑太くん・・・・・

 その失敗、言わんどいてぇ・・・・
 心から反省してるのよー

 ああー 思い出した いかんやった・・・
 私のいい癖でもあり、悪い癖でもあり、すぐに何でも忘れていく・・・

 思い出したよー 卒業式本番でなくてよかった・・
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。