コンケンで過ごす残り少ない日々。
マハサラカムに住む尊敬する先生から、最後にイサーンをめぐりましょうと、お誘い頂いた。(→ 過去ブログ 「この出会い」)
このブログを通じて知り合えた方で、常に配慮深く、
生徒の心に沿う繊細さや、人のよいところを見つけ素直にほめる謙虚さには、いつも感嘆し、
時々お会いしては得るものがたくさんある方だった。
この5月、日本に帰国されるため、
イサーンを愛し、同じイサーンを愛する者同士、最後に連れ立ってイサーンを満喫しようと
2人で1日のイサーン旅。
予定変更の連続のタイで、かつ今はあれこれと急に用事が入る日々だけど、
約束のこの日だけはと死守した、楽しみにしていた日。
車でおすすめのイサーンめぐり。
互いのこれまでのイサーン生活のこと、感じたタイのこと、たくさんの話を飽きることなく話ながら。
主要道路でも牛が牛が わらわらと横断する、これもタイらしい風景で、
これぞイサーンという感じ、と二人とも笑う。
車のエアコンは冷房のみ。
そうそう、これがタイ。
ヤシ系の南国植物の足下に咲くのは、なんと あじさい。
びっくりの組み合わせ。
これも、あり得ないとまた笑う。
タイのあじさい。
雨は今ほとんど降ることがない時期であるのに、日本に負けず劣らず、しっとりと咲いている。
◆◆プラサートプアイノーイ遺跡◆◆
コンケン市内から1時間半ほどの所にある。
コンケンに遺跡があることは知っていたけれど、とても自分では行けそうもない場所で、行くことは叶わないかなと思っていた。
任期終了までに、このコンケンの遺跡を見ることができて嬉しい。
想像以上に、大きくて、田園にたたずむ姿が美しい。
最北端のクメール遺跡だというが、さて、どうなのか。
◆◆ナ・ドゥン◆◆
プアイノイからさらに南東に約1時間。
大きな仏塔や、昔ながらの住居などがある。
人々がピクニックしている公園では、家族のとなりに子ゾウが出現。
こんな光景も自然だと思うようになった、けれど、日本では絶対にあり得ない光景ですよね、とこれも笑う。
たっぷりと話をし、たっぷりとイサーン料理を食べ、イサーンを満喫し、
イサーンを好きな者同士2人でイサーンを味わった一日。
すぐに会える距離にいたのが、日本に戻るとそうはいかない、なんて考えると
別れがほろ苦く切ない。
けれど、互いに共感できるところがたくさんあり、尊敬できるすばらしい人が、
タイを愛し、タイの中でもイサーンを愛していたことはとても嬉しく、誇らしくさえある。
タイに来なければ出会えない人がいた。
この地でのすばらしい出会い。
日本に持ち帰る大きな宝物。