ソムタム学級通信 ★さちえのタイ生活★

2010年6月より青年海外協力隊、養護隊員としてタイへ。バンコクより北へ450キロ東北部のコンケンで日々試行錯誤の記録。

ソムオー

2011年09月04日 00時15分55秒 | グルメ
タイのフルーツシリーズ 11


     ส้มโอ  ソムオー 

        


超、超、超でかいミカン。
人の頭ほどもある ソムオー。
日本では一般にザボンと呼ばれ、文旦(ぶんたん)ともいう。
原生地は東南アジア・中国南部・台湾などで、欧米諸国では味わう機会の少ない熱帯果物の一つ。
日本には江戸時代初期にやってきた。
さぞかし、この大きさに驚いたことだろう、江戸人は。
現代人だって、初めて見たときにはびっくりだ。
    


味はグレープフルーツとはっさくの中間のような味。
それもそのはず、ソムオーは自然交雑により品種改良されたフルーツで、
グレープフルーツ、はっさく、夏みかんの血を引いている。
    


日本でもザボン漬けやボンタン飴など加工するが、
タイでも果肉を和え物の素材にしたり、
なんとソムタムにしたり、驚くべき使い方に出会うことがある。

大きなみかんを割ると、皮も厚いが中身も厚い。
普通のミカンの10倍はあろうかという大きな果実は、
さっぱりと甘くて爽やか。
1玉15バーツ程度(45円程度)、
市場やスーパーでは食べやすく皮をむいたソムオーも売られている。
     


体がでかい分、貯蔵に強く常温で2-3ヶ月貯蔵できるというたくましさ。
皮には精油が豊富で、お風呂に入ると美容、疲労解消の効果がある。
皮を乾燥させて燃やすと蚊よけの効果もあるらしい。

ソムオーはミネラル、酵素、クエン酸そして、ビタミンC(リンゴの約8倍)がいっぱい。
またコレステロールも低下させる。
コレステロールがあがりがちなタイ料理には相性のいい果物、ソムオー。

タイに来たらまずその大きさにたっぷりと驚いて、そして味わってほしい。
    







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1 コメント

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スーパーのレジで働いています (かお)
2014-11-06 18:16:02
タイ人の方に「タイ語でソムオーというフルーツありますか?」と言われ、検索でひっかかりました。
最初ソンオーだと聞き間違え、Google先生に「もしかしてタイ語でソムオー?」と指摘されこちらのページに誘導されました。
無事タイ人のお客様と疎通できたのですが、まだザボンが出ていなかったので、他の店でも聞けるように日本の言い方も教える事ができました。
助かりました!ありがとうございます。
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