ソムタム学級通信 ★さちえのタイ生活★

2010年6月より青年海外協力隊、養護隊員としてタイへ。バンコクより北へ450キロ東北部のコンケンで日々試行錯誤の記録。

任期中に読んだたくさんの本は私を育てたか

2012年03月24日 03時18分52秒 | 日記
任国ではさぞかし本には飢えるだろうと思っていた。
が、実際はコンケンで日本語の本を手に入れるのは難しいけれど、
バンコクでなら日本語の本も手に入るし、日本の本の古本屋もある。


私たち隊員がバンコクに上京した際に寝泊まりするボランティア連絡所(通称隊員ハウス)の図書室にも (→過去ブログ 「隊員ハウスはこんな感じ」
読みきれないほどの本がどっさりとある。
海外での生活の中で読む本は、日本で読むのとはまたちがう感動や発見がある。
    
  
マンガに読みふけったこともあった。
   


図書室には隊員たちが置いていった本がどっさり。
私もずいぶんと置いてきた。
   


隊員ハウスは引っ越しし、今はもうこの図書室もない。


読書はもともと大好きだったが、日本で仕事をしながら読書を楽しむには
なかなかゆとりがない毎日だった。
だけど、タイでは「待つ」時間がやたらと多い。
移動の時間も多い。
バンコクまでのバス移動6時間は読書の時間。
日本ではあんなに車酔いしていたのに、不思議とタイでは読書しても酔わなかった。
寝る前も必ず本を読んだ。


日本でだったらついつい友達としゃべる時間、テレビを見る時間に充てていた時間が
不自由な言語の世界にいると、それらの時間がすべて読書の時間に移行できてしまう。
そんなふうに読書ができる環境があるためか、隊員同士でもよく本の貸し借りをした。
新刊は人気で、次は誰、と約束して貸しあった。
日本にいる時とは、本の価値が違った。


「本は心の栄養」
という言葉がある。


人間は自分一人の経験だけでは、視野や考えが限られる。
読書することによって、今この場所から見られないものを見たり、疑似体験をしたりして
経験値を増やしていけるのだ。
だから、どんどん本を読み、世界を広げていくべきだ。



この2年間で読んだ本をあげてみた。
こんなにある。

 「悼む人」「永遠の仔 上・下」  天童荒太
 「赤朽葉家の伝説」  桜庭一樹
 「手紙」「約束」「悪意」「宿命」「白銀ジャック」「時生」「さまよう刃」「十字屋敷のピエロ」「夜明けの街で」
 「探偵ガリレオ」「探偵俱楽部」「どちらかが彼女を殺した」「私が彼を殺した」「新参者」   東野圭吾
 「1Q84(Book1・2・3)」 村上春樹
 「サヨナラ イツカ」 辻仁成
 「ダーク 上下」  桐野夏生
 「博士の愛した数式」 小川洋子
 「闇の子どもたち」 梁石日
 「ふたり」  赤川次郎
 「葉桜の季節に君を想うということ」 歌野晶午
 「変身」 カフカ
 「瑠璃でもなく玻璃でもなく」  唯川恵
 「星の王子様」 サンテグジュベリ
 「うつくしい子ども」 石田衣良
 「姫椿」「月のしずく」「薔薇盗人」  浅田次郎
 「女のしくじり」 ゴマブッ子
 「愛が壊れるとき」  ナンシー・プレイス 成田 朱美訳
 「愉楽の園」  宮本輝
 「彼女がその名を知らない鳥たち」  沼田まほかる
 「グラスホッパー」  伊坂幸太郎
 「東北タイの子」 カムブーン・ブンタヴィー 星野龍夫訳
 「ご機嫌の法則100」  伊藤守
 「センセイの鞄」  川上弘美
 「空中ブランコ」  奥田英朗
 「八日目の蝉」   角田光代
 「愛を乞う人」  下田治美
 「筆談ホステス」  斉藤里恵
 「あたしの一生」 ディー・レディー  江國香織訳
 「チーム・バチスタの栄光」  海堂尊
 「さくらさくら おとなが恋して」「女のことわざ辞典」 林真理子
 「流転の王妃の昭和史」  愛新覚羅 浩
 「宮沢賢治詩集」「風の又三郎」 宮沢賢治
 「堕落論」 坂口安吾
 「生協の白石さん」  白石昌則
 「いつか記憶からこぼれおちるとしても」「冷静と情熱の間」 江國香織
 「魔王」   伊坂幸太郎
 「機関車先生」  伊集院静
 「13階段」  高野和明
 「ノルウェイの森」  村上春樹
 「ダイヤモンドは傷つかない」 三石由起子
 「間違われた女」  小池真理子  
 「夜行観覧車」  湊かなえ
 「地球の歩き方 ラオス」
 「地球の歩き方 ベトナム」
 「地球の歩き方 カンボジア」


たくさん 読んだ。
バスの中で、バスターミナルで、部屋で。
タイのいろんな場所で。


豊かな読書生活も、一旦ストップかな。


これだけの本を読んで、私の視野や考えは、多少なりとも広がったのか。
うーん、ちょっと自信ないけど、
きっと、そうだろう、そうだろうと言い聞かせよう。





  

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