ソムタム学級通信 ★さちえのタイ生活★

2010年6月より青年海外協力隊、養護隊員としてタイへ。バンコクより北へ450キロ東北部のコンケンで日々試行錯誤の記録。

写真のもつ力

2011年06月10日 23時51分07秒 | 日記
先週末、バンコクに上がった際、隊員ハウスでパプワニューギニア隊員に会った。
バンコクに技術保管研修で来ていた3名。
その中の一人がさわっているパソコンの画面に釘付けになった。

なんてきれいな写真。
これはあなたが撮ったんですか? し、失礼ながら他の写真も見せてもらえますか?
見せてもらった写真に感動した。
心から感動した。


写真のウマイ下手はカメラによらない。
たとえば、高い一眼レフを首から提げていても、いい写真が撮れるわけではないと思う。
タイ人はCANONが好きで、よく一眼レフを下げているが形ばかり。
写真は、どこをどう切り抜くかのセンス。
だから、コンパクトデジカメでだって上手な人は上手。

このパプワ隊員は抜群にセンスがよく、かつ一眼レフを使いこなし、
そのセンスを十分に発揮していた。

写真の持つ力ってすごい。
物静かな感じのするその隊員が撮った写真からは、
今にもパプワ人の踊る音が、声が聞こえてきそうな
動物たちが動き出しそうな、
花の露がしたたり落ちそうな、そんな写真ばかりだった。
この人が撮ったのか。
すごいな、同じ人間なのに、どこをどう見てるんだ、
どうやってこんな写真が撮れるのか。


配属先からの帰り道。
きれいな花が咲いていた。
可憐な花で、これは日本にあるかな、と思って立ち止まった。
よーく考えて、考えて 写真を撮る。
どんな風にとりたいか、考えて考えて。


あんなすごい写真の足元にも及ばないけど、
思いを伝えるには、考えなきゃ。
でたらめではだめだ。


もともと、写真を撮るのは好きで、時間のかかる性格だったが
拍車がかかった。
花の前に滞在すること20分。

この花がある家の人も出てきて、なにやってるの? と不思議顔で聞く。
笑いながら、あの子ずっといるよ、と言っているのが聞こえる。


「きれいな花ですね、日本にはないかもしれません。」
「あら、そうなの? 日本にはないの?」
きれいな花だけど、なんだかちょっとさびしげな 
たくましい様相の花が多いタイにも こんな可憐な花が咲くんだ。
      

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