錆鉄人は旧式のターミネーターなので動力は超小型原子炉ではなく
超小型ヒートポンプであり、水素を酸化してエネルギーを取り出している為に水を排出する。
パワーユニットは2ローターのロータリーポンプで
潤滑油はVGA16、酸化防止剤入りで色は赤である。
旧式である為に年次点検が義務付けられていて
12月に福井○十字サービスステーション(修理工場)で点検をした所
潤滑油に規定値以上の「錆」が発見され
1月6日再点検を行った所、部品の劣化が疑われた為
さらに2月、ドリリングによるテストピースの抜き取り検査を行い、
錆の発生箇所は前立腺である事が判明した。
一応、前立腺の法定耐用年数は50年である為、クレーム対象ではない。
という事で、有償での修理交換が必要となったが
(通常約70万円であるが限度額申請というもので金無し錆鉄人を救済してくれた。別途、部屋代と燃料費が必要)
錆鉄人は製造から62年も経過した旧式の為
交換部品の保存期限をとっくに過ぎていて
中古部品さえ存在しない事が判明したのであった。
この「錆」への対応方法は3通りあるが、
一番手っ取り早いのが潤滑油に防錆剤を入れて使用を続ける事である。
それによって、錆による作動不良は防ぐ事が出来るが、
発生してしまった錆が全身に回り、
防錆剤の作用しにくい部品に入り込んで錆を発生させる可能性がある。
これを転移と言う。
全体的に部品が老朽化したターミネーターの場合は、
転移する前に他の重要部品が故障して使用不能になる事が多いので、
一般的にはこの防錆剤添加法が用いられる。
2つ目は錆の発生箇所をプラズマ(放射線とも呼ぶ)で還元して錆を消去する方法である。
これは身体を分解せずに直接対応出来るために、
多忙なターミネーターや、
老朽化していて分解修理すると組み付けが困難なターミネーターに適用される。
しかしながらこの方法は錆が再発生した場合は、
プラズマによって周辺部品と融合してしまっている為、
修理交換が出来なくなり、対応方法は(1)の防錆剤添加方法しかなくなるのであった。
3つ目の対応方法は、修理交換である。
修理工場では(1)や(2)の対応も可能であるが、
錆鉄人の油圧ポンプはターボチャージャ付でメーカー保障期間は100年になっているので、
最も長期間の品質維持が可能で、再発した場合でも(2)、(1)と追加お対応が可能な為
修理交換を選択したのであった。
しかしながら製造後62年を経過している錆鉄人の場合、
法定修理部品の保存年限をとっくに過ぎていて、
中古部品も存在しない事が判明したが、
幸いにも錆が発生した部品はターミネーターとして重要な部品ではなく、
なくても支障がない事が判明したので、部品を取り外すにしたのであった。
部品の交換・取り外しを行う為には、
油圧ポンプの潤滑油を抜き取って作動を止め、
下腹部を解体する必要があり、
再組付け後の部品のすり合わせの為に10日程度のドック入りが必要となると共に、
一般的にヒートポンプバルブのパッキンのなじみが出るまで
3ヶ月程度は漏れが発生すると言われている。
以上が、今回の修理工場入りの背景であった。
超小型ヒートポンプであり、水素を酸化してエネルギーを取り出している為に水を排出する。
パワーユニットは2ローターのロータリーポンプで
潤滑油はVGA16、酸化防止剤入りで色は赤である。
旧式である為に年次点検が義務付けられていて
12月に福井○十字サービスステーション(修理工場)で点検をした所
潤滑油に規定値以上の「錆」が発見され
1月6日再点検を行った所、部品の劣化が疑われた為
さらに2月、ドリリングによるテストピースの抜き取り検査を行い、
錆の発生箇所は前立腺である事が判明した。
一応、前立腺の法定耐用年数は50年である為、クレーム対象ではない。
という事で、有償での修理交換が必要となったが
(通常約70万円であるが限度額申請というもので金無し錆鉄人を救済してくれた。別途、部屋代と燃料費が必要)
錆鉄人は製造から62年も経過した旧式の為
交換部品の保存期限をとっくに過ぎていて
中古部品さえ存在しない事が判明したのであった。
この「錆」への対応方法は3通りあるが、
一番手っ取り早いのが潤滑油に防錆剤を入れて使用を続ける事である。
それによって、錆による作動不良は防ぐ事が出来るが、
発生してしまった錆が全身に回り、
防錆剤の作用しにくい部品に入り込んで錆を発生させる可能性がある。
これを転移と言う。
全体的に部品が老朽化したターミネーターの場合は、
転移する前に他の重要部品が故障して使用不能になる事が多いので、
一般的にはこの防錆剤添加法が用いられる。
2つ目は錆の発生箇所をプラズマ(放射線とも呼ぶ)で還元して錆を消去する方法である。
これは身体を分解せずに直接対応出来るために、
多忙なターミネーターや、
老朽化していて分解修理すると組み付けが困難なターミネーターに適用される。
しかしながらこの方法は錆が再発生した場合は、
プラズマによって周辺部品と融合してしまっている為、
修理交換が出来なくなり、対応方法は(1)の防錆剤添加方法しかなくなるのであった。
3つ目の対応方法は、修理交換である。
修理工場では(1)や(2)の対応も可能であるが、
錆鉄人の油圧ポンプはターボチャージャ付でメーカー保障期間は100年になっているので、
最も長期間の品質維持が可能で、再発した場合でも(2)、(1)と追加お対応が可能な為
修理交換を選択したのであった。
しかしながら製造後62年を経過している錆鉄人の場合、
法定修理部品の保存年限をとっくに過ぎていて、
中古部品も存在しない事が判明したが、
幸いにも錆が発生した部品はターミネーターとして重要な部品ではなく、
なくても支障がない事が判明したので、部品を取り外すにしたのであった。
部品の交換・取り外しを行う為には、
油圧ポンプの潤滑油を抜き取って作動を止め、
下腹部を解体する必要があり、
再組付け後の部品のすり合わせの為に10日程度のドック入りが必要となると共に、
一般的にヒートポンプバルブのパッキンのなじみが出るまで
3ヶ月程度は漏れが発生すると言われている。
以上が、今回の修理工場入りの背景であった。