足摺岬でバッテリーが上がってしまい、起きがけで暖気運転されていない頭の錆鉄人は、ステップワゴンを押し掛けしようとして、久しぶりに全身の馬鹿力を出して100m程押したのでした。そのおかげでやっと暖気運転された錆鉄人の脳は、ステップワゴンはATだから押し掛けではエンジンがかからないという事にやっと気が付いたのでした。
しかしながら、いきなり無茶苦茶な力を出した為でしょうか、背骨がずれたのかどうかわかりませんが、腰痛と左足のふくらはぎがパンパンに張って歩くのも大変な状態になってしまい、それは、1週間近く続いていたのでありました。
という事で、錆鉄人はこれはリハビリに軽い運動でもして温泉に入るのがいいだろうと判断し、絶好の天気に恵まれた本日、荒島岳に登ったのでありました。
これまでまだ潰れないのかと思っていたカドハラスキー場(スキー客より登山者の利用のほうが多いような位、寂しい状況でしたから)ですが、遂に営業をやめたのでスキー場の除雪はしてありませんでしたが、付近の道路わきが除雪してあって、すでに車が十数台あり、登山口からはしっかりした足跡が付いていて、まさに絶好のリハビリ登山だと思ったのでしたが・・・
何と!餅ヶ壁の途中で5人ほどのパーティに追いつくと、その先には足跡がありません。しかも、急斜面はカチカチに凍っていたので、ここでアイゼンを装着する事にしました。その間に2人が先行してルートを作ってくれましたが、餅ヶ壁を登った辺りで再び追いつくと、先頭を譲られてしまいました。
という事で、かよわい天女にラッセルさせるわけにはいきません。リハビリ中の錆鉄人でしたが、稜線に出たので雪が増えて時には腰近くまである雪をラッセルして頂上まで行ったのでした。
という事で、久しぶりの本歌取り
僕の前に道はない
僕の後に天女が続く
紺碧の空にまばゆい樹氷、純白の白山、
遠くに御嶽山、乗鞍岳、槍穂の山々がクッキリと浮かび
冬山の素晴らしさを堪能できました。
ところで、リハビリは?
またまた汗だくになってラッセルをしたので・・・
錆鉄人得意の超回復!したに違いないと思っています。