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仕切りのうまさ。いい塩梅のゆるさ加減-英国式?

2009-12-27 16:56:46 | 英国田舎は素敵
少し間があいてしまいましたが、英国報告の最後です。
最終日に観光したシティ。

観光ボケした私達には久々のビジネスシーン。なんだか、前日まで見ていた風景や人々と世界が違う。地下鉄の駅から吐き出されてくる人たちの服装も、歩き方も、歩く速度も違う。女性の服装も、白、黒、グレーみたいなモノトーンが多いかもしれない。カメラを持ってイングランド銀行の前で写真を撮っているのがなんだか恥ずかしい。イングランド銀行と通りを隔てた旧王立証券取引場は、中がブランドショップとレストランになっている。チラッと見て、出てこようとしたら、入り口に居る若いけれど何やら上品な人が手招きしている。「中の写真を撮ってもいいですよ。ただし、食事している人たちが写らないように、上のほうだけね」とのこと。天井が高くていい感じです。


今回のメインだったケンブリッジは、緑あふれる歴史ある大学街でした。

ケム川のパンティング(底の浅いボートでの川下り)も心地よいものでした。
これは、パンティング中のケム川から見たキングスカレッジ。


さて、滞英中に何度か感じた、あのペースの違いはなんだろうと考えました。
宿で日本までのエアメールの切手を買おうとしたら、「いつもはあるんだけれど、今は切れている。郵便局に行けば買える。郵便局はここ(って、地図に行き方を書いてくれる)。この時間はもう閉まっているけど、明日は何時から何時まで開いている」とおしえてくれる。
グランチェスターのオーチャードに「今日、ここからパンティングできます」みたいな張り紙があったから、売店で聞いてみたら「そこの小屋みたいなところにおじさんが居るので、彼がいれば乗れるはずなので聞いてみて」とのこと。結局おじさんは居なくてグランチェスターからケンブリッジへのパンティングはできなかった。
何が言いたいかというと、精度を上げるために無理な努力はしないらしいということ。多分日本だったら、フロントで切手がないなんていうのは許されないだろうから、在庫切れがないように、こまめにチェックするなり、在庫を多く抱えるなり、もしないことを発見したらすぐさま買いに走るなりしそうだけど、どうもかの地ではそうではないらしい。基本的には用意しておくけれど、たまたま切れていたら、代替案を示すくらいで、もとの補充のルールを無理に変えることはしないくらいだろうか。パンティングの方も多分似たり寄ったり。張り紙に今日乗れると書いてある以上、しっかり乗れるようにしておいて欲しいし、予約表くらい作っておいてもいいだろう、と思うのは日本人の発想かも。パンティングのおじさんのペースに任せるというのは、案外いいのかもしれないなどと思います。
そんなことを思っていたら、帰国後、往きのマイレージが登録されていないことが発覚。事後登録できるけれど、国際線の場合はWEBからはダメで郵送に限るのだそうだ。コピーとったりして事後登録手続きして結果としては問題なく手続き完了しましたが、まったく、何てことだなどなど、散々文句たれました。これって、きっと、イギリス感覚だったら、ああ、手続き漏れたんなら事後手続きをしよう、みたいな感じで淡々とやるのかなって思いました。どうも、なんでも完璧にできていることが当たり前、というのはかえって窮屈なんだろうな、などとちょっと思っています。

ということで、今回の「英国田舎は素敵」レポートはこれにて完です。

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