ろっくぶっくのいつものように

身のまわりの出来事、思うこと、などなど。
絵手紙を始めました。見てください。

黒木メイサの目力ー赤い城黒い砂

2009-04-28 23:31:59 | 演劇・舞台
日生劇場の『赤い城黒い砂』観てまいりました。
特に誰のファンというわけでもなく、事前知識もなく、というわけでそれほどの期待もなく行ったのですが、とても良かったです。

ひたすら戦争を繰り返している2つの国の話で、途中20分の休憩を挟んで3時間なのですが、ずっと緊張感が続いて集中して観れました。愛之助さん、獅童さんももちろん良かったですが、黒木メイサもとても良かったです。強い眼差しで立ち姿がきれい。剣の構え方、立ち回りも良し、長い髪のなびかせ方、ドレスの裾のさばき方もきれい。低い声もよろしい。ちょっと残念だったのは舞台での声の出し方になっていないこと。活舌が悪いというのか、せりふが聞き取りにくいところがままありました。このあたりは今後に期待いたしましょう。武器商人モト、牢番、牢番の娘ココも良かったです。

色がとっても印象に残る舞台でした。国を象徴する赤と黒、そして青と白。衣装デザインもいいし、舞台装置として使われた大きな布も良かったです。赤い布はドレープたっぷりで気持ちをこめて、青い布は直線的に武力とかの大きな力を暗示し、白い布は下をぎざぎざにして庶民の暮らしぶりを象徴しているのでしょうか。(このあたりは少し考えすぎかも)
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初々しい新人君はどこへ行った

2009-04-15 23:26:29 | 雑記(コト)
四月も半ばになった。
2-3年前までは、この時期っていかにも初々しげな新入社員というのを見かけたような気がするけれど、どうも最近は目に入らない。
スーツが全然似合ってなくて、スーツを着ているというより、スーツに着られているような感じで、金曜の夜などは、何人かかたまって妙に浮かれてたりする姿が見られたと思うのだけど、目に入らないとそれはそれでちょっとさみしい。
就活期間が長いから、その間にスーツがすっかり板につくのだろうか、それ以前に、ゆとり教育云々で、学生から社会人になることに対して別に緊張も感慨もなくなっている(?)からなのかしら。

#ちょっと年寄りの繰言みたいです。
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四月大歌舞伎-仁左衛門さんの伊左衛門

2009-04-11 16:20:35 | 中村屋・歌舞伎
四月大歌舞伎夜の部行ってまいりました。延々と来年まで続く歌舞伎座さよなら公演ですけれど、出演者が豪華です。
一番楽しみにしていたのが、「廓文章」吉田屋。上方の和事はあまり見たことがなかったのですが、仁左衛門さん演じる伊左衛門がひたすらなよなよとめめしい。上方歌舞伎ってこんな感じなのでしょうか。今度は是非「恋飛脚大和往来」を見たいです。
「曽根崎心中」は何故か勘違いをしていて、心中する前に二人が足を紐で結ぶもんだと思い込んでいたので、いつ足を結ぶのだろうとそれを気にしているうちに終わってしまいました。藤十郎さんのお初も悪くはないけれど、出来れば、菊の助あたりの若くてきれいな役者さんで見たいなと思います。
「毛谷村」は吉右衛門さんならではの味のある六助が見られると聞いていたので楽しみにしていたのですが、ほとんど寝てしまってよく分かりません。残念でした。
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