シチリアはアグリジェントの神殿の谷の続きです。
いくつかある神殿遺跡の中で、すごく気に入ったのはヘラクレス神殿。階段状の台の上に8本の円柱が立っているだけなのだけれども、どっしり、ゆったりとして、青空に映えて美しい。いくつかの円柱は上のほうに小さな笠のような部分が残っていて、まるで巨大なエリンギが並んでいるようです。柵も何もなくて、円柱のところまで登っていって、円柱に触ることも、もたれかかって写真を撮ることも出来る。なんだかおおらかでいいです。
もうひとつ、ジュピター神殿は大きな石が転がっているだけ。規模としてはとてつもなく大きいらしい。建造中にカルタゴによって破壊され、そのあと地震で瓦礫の山になったとのこと。そこにティラモンが横たわっている。横から見るとたんに岩がごろごろと並べてあるだけだけど、人型の柱らしい。両ひじを頭の上に掲げて天井下屋根を支えるポーズをしている。もっともあそこにあったのはレプリカで、オリジナルは考古学博物館に展示されているのだそうです。高さ7.75メートルというけど、上を向いて横たわっているので、厚さでいうとちょうど人のせいくらい。
これはジュノーネ・ラチニア(ヘラ)神殿
神殿とかの信仰の対象の建物を支えるのに人の形を模したものを用いるのって、唐招提寺展のときに見た隅鬼を思い出しました。このへんは洋の東西を問わないのでしょうか。
絵は、サボテンです。いたるところにありました。小さなこぶみたいのが付いていて、そこが食用になるようです。何箇所か売っているところを見ました。結局食べる機会はありませんでした。ちょっと残念。
いくつかある神殿遺跡の中で、すごく気に入ったのはヘラクレス神殿。階段状の台の上に8本の円柱が立っているだけなのだけれども、どっしり、ゆったりとして、青空に映えて美しい。いくつかの円柱は上のほうに小さな笠のような部分が残っていて、まるで巨大なエリンギが並んでいるようです。柵も何もなくて、円柱のところまで登っていって、円柱に触ることも、もたれかかって写真を撮ることも出来る。なんだかおおらかでいいです。
もうひとつ、ジュピター神殿は大きな石が転がっているだけ。規模としてはとてつもなく大きいらしい。建造中にカルタゴによって破壊され、そのあと地震で瓦礫の山になったとのこと。そこにティラモンが横たわっている。横から見るとたんに岩がごろごろと並べてあるだけだけど、人型の柱らしい。両ひじを頭の上に掲げて天井下屋根を支えるポーズをしている。もっともあそこにあったのはレプリカで、オリジナルは考古学博物館に展示されているのだそうです。高さ7.75メートルというけど、上を向いて横たわっているので、厚さでいうとちょうど人のせいくらい。
これはジュノーネ・ラチニア(ヘラ)神殿
神殿とかの信仰の対象の建物を支えるのに人の形を模したものを用いるのって、唐招提寺展のときに見た隅鬼を思い出しました。このへんは洋の東西を問わないのでしょうか。
絵は、サボテンです。いたるところにありました。小さなこぶみたいのが付いていて、そこが食用になるようです。何箇所か売っているところを見ました。結局食べる機会はありませんでした。ちょっと残念。