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ろっくぶっくのいつものように

身のまわりの出来事、思うこと、などなど。
絵手紙を始めました。見てください。

大きい!緑の山です-仁徳天皇陵

2014-06-29 17:59:45 | 遺跡・古墳
 やっと行けました。大阪堺にある大仙古墳、いわゆる仁徳天皇陵です。小学校の社会科の教科書に載っている、あの鍵穴みたいな前方後円墳です。いえいえ、大きいのなんの、3重の堀に囲まれているのですが、その長辺はまるまるJR阪和線の三国ヶ丘駅から百舌鳥(もず)駅までになります。正面から見ても緑の小山、JR三国ヶ丘駅の3階の屋上が解放されていてそこからも眺められるのですが、やっぱり緑の小山です。正面です。

いわゆる天皇陵は宮内庁管轄下なので、中に入れないのです。

三重の堀の一番外の堀です。


前方後円墳であることが分かるのは、すぐ南の大仙公園内にある堺市博物館で上映している上空からの映像ビデオくらいです。この仁徳稜、勿論日本一の大きさで、エジプトのクフ王のピラミッドや秦の始皇帝の陵墓よりも大きいのだそうです。この公園の南西に履中天皇陵(りちゅうてんのうりょう)がありますが、これが日本で3番目の大きさだそうです。かってはこの一帯(百舌鳥古墳群)で100基以上あったのだそうですが、開発で失われ今は44基が残っているそうです。さらに東側10何キロのところに古市(ふるいち)古墳群があって、二つをあわせて世界遺産登録を目指しているそうです。



個人的には世界遺産にならなくてもいいと思っています。下手に人が押し寄せて、荒れてしまうのはしのびないので。とにかくも、1500年前のものが残っているのはすごいと思います。次の機会に古市古墳群に行って、そしたら、奈良大阪の古墳群を上空からチャーターしたヘリコプターで見る、という長年の計画をかなえてもいいかなと思っています。
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久々の現地説明会にワクワク!

2014-05-28 23:08:56 | 遺跡・古墳
 先週の土曜日、5月24日に行われた日野市の吹上遺跡発掘調査見学会に行って参りました。
久々の現地説明会にワクワクです。前日に新聞の記事で見て、急遽行きました。記事によると円墳6基が見つかったとのことだったので、てっきりこんもりとした墳丘が6個もかたまって見つかったなんてすごいと思って出掛けました。
 ところがそうではなくて、見つかったのは遺構だそうです。古墳を作るときに周りに溝状に掘って、その掘った土を盛って墳丘にするらしいのですが、すでにいつの時代かは分からないけれど、墳丘は削り取られて平らになっていて、今回古墳を作る際に掘った溝の部分が発見されたのだそうです。

しかも同じ敷地内に、古墳よりももっと前の時代の住居跡や、後の時代の住居跡も見つかったのだそうです。近くを流れる浅川を望む小高い丘の上です。人が住んだり、お墓を作ったりするのに適した場所なのでしょう。
 遺跡の中から発見された土器の須恵器や土師器も展示されていました。形がとてもきれいです。モダンなフォルムとでも言えばいいかもしれません。入口近くのテントに展示してあったこれらの土器は撮影禁止でした。
これはこのような状態で発見されたというので遺構内に置かれていたものです。

 暑い日でしたけれど、説明員の方々の説明も分かりやすくて良かったです。入口で暑さ対策としてビニール袋に入った氷をわたしてくれたのも心づかいがうれしかったです。
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またまた古墳だらけ-さきたま古墳公園

2013-07-28 19:33:58 | 遺跡・古墳
埼玉県行田市にある、さきたま古墳公園に行ってきました。
いやぁ、びっくりしました。広い敷地に古墳が大きいものだけでも四基あり、広い芝生広場もおあります。博物館もあり、国宝金錯銘鉄剣(きんさくめいてっけん)などが展示されています。
まだ蓮の季節が終わっていないようです。きれいでした。
そういえば何年か前にこの近くの古代蓮の里に来たことがありました。

小山のように見えますが、丸墓山古墳です。

日本一大きな円墳だそうです。階段が付いていて上に登れます。頂上からは石田三成の水攻めに耐えた忍城(おしじょう)が見えます。丸墓山古墳を横から見ると

頂上にあるのは桜の木のようです。春の花見の季節もきれいかなと思います。

稲荷山古墳です。

前方後円墳で、これも上に登れます。ここから金錯銘鉄剣が出土しました。後円部の墳頂に埋葬施設が復原されています。


将軍山古墳の案内板です。

この古墳の横腹に石室を復元した様子を見せる展示室があります。枕元に鏡があり、横に武具だの馬具だのが並んでいました。結構な位の方が埋葬されていたようです。あと、この古墳の中腹の周りに埴輪が一定間隔で並べてありました。埴輪が並べてある古墳というのは初めて見ました。あとで博物館の方で説明を聞いたのですが、多くは円筒埴輪で随分と大きなものです。土留めの意味もあったようです。

二子山古墳です。

これも前方後円墳ですが、この古墳はまわりに半分ほど堀があります。正確には、周り全部が堀だったのを埋め戻している途中だそうです。他の古墳も多くは周りが堀だったそうですが、堀の部分から古墳が崩れてしまうため、埋め戻しているとのことです。見た目でいうと、周りに堀があった方がいいなと勝手に思っていたのですが、崩れては元も子もありません、納得です。

奈良の平城宮跡の北側の古墳群桜井の古墳群はいずれも周りを歩くのみだったので、上に登れる古墳はとてもうれしいです。

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遺跡発掘現地説明会-暑かった!

2006-07-17 21:26:53 | 遺跡・古墳
調布飛行場の近くの調布と三鷹にまたがる地域で、遺跡発掘調査現地説明会が15日に開かれて参加してきました。ここは日本航空のグランドがあった場所で、明治大学の付属校が2008年に開校するとのことですが、後期旧石器時代の大規模な遺跡が出てきて、今回はその現地説明会です。
遺跡の現地説明会というのに実はあこがれていて、奈良とかで、古墳や遺跡が出た際に新聞にX月X日現地説明会とか載っていると、近くの人がうらやましいとさんざん思っていたものでした。で、今回は願ってもないチャンスとばかりに勇んで参加しました。野川に面して幅200メートル、奥行き150メートルというかなり大規模な遺跡で、かつ、この広さは発掘している広さであって、遺跡自体はその周囲にも間違いなく広がっているとのことでした。恵まれた地域であるらしく、約2.5メートルの地層の中に12面以上の生活の跡が残されているそうです。参加者は250名くらいで、全体説明の後、3班に別れて遺跡の4箇所でそれぞれ説明を聞きました。3万年前、2万5千年前、2万2千年前と、ああ、なんだか想像を絶する時間の単位だけれど、今でいう台所で、熱した石で調理をした跡がこれ、などと言われると、現代と大してやっていることは違わないかとも思ったりします。
昼過ぎからは雷雨ですごかったけれど、説明会のあった午前中は雨が降らなくて良かったものの、とんでもなく暑くて消耗しました。発掘調査の方々、日射病とかお気をつけ下さい。
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