ろっくぶっくのいつものように

身のまわりの出来事、思うこと、などなど。
絵手紙を始めました。見てください。

のんびり行きたいコッツウォルズ

2009-10-25 12:54:23 | 英国田舎は素敵
ロンドンからの日帰りバスツアーで、コッツウォルズ行ってまいりました。コッツウォルズ丘陵の3つの村、バーフォード、バイブリー、ボートン・オンザ・ウォーターと、シェイクスピアの生地である、ストラットフォード・アポン・エイボンを訪ねるツアー。ロンドンのバスターミナルから片道2時間半くらいだろうか、さすがに日帰りはちょっと忙しい。こじんまりとしたバーフォード、詩人のウィルアム・モリスが最も美しいと賞賛したバイブリー、イギリスのベニスと称されるボートン・オンザ・ウォーターと、蜂蜜色の石積みの家々の立ち並ぶ可愛らしい村なのだけれど、なんだかとっても観光地。さらに、説明を聞いて、30分くらいの自由時間があって散策、で次の村へ、というパターンなので落ち着かない。時間がたっぷりあれば、コッツウォルズ内のどこか村はずれのB&Bかファームハウスに何日か宿を取って、レンタカーで回って、かつ、村から村へのフットパスを歩いて散策する、というのをしたいものだと思う。
<バイブリーの家並み>

ストラットフォード・アポン・エイボンはさらに規模の大きい観光地でした。家の造りがコッツウォルズとは違っていて、黒の木枠に白壁という感じ。シェイクスピアが通っていた小学校というのにちょっと感動しました。シェイクスピアって確か徳川家康と同時代の人のはず。
<シェイクスピアの通っていた小学校>

ロンドンからの行き帰りの幹線道路のバスの車窓から見えるなだらかな丘陵地帯や、牛や馬、羊が放牧されている様、そして、道路との牧草地の境の素朴な感じの木の柵が、とても心安らぐ風景でした。
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人間嫌いの貴族の館-グランチェスター3

2009-10-18 18:53:57 | 英国田舎は素敵
イギリスはケンブリッジの隣町、グランチェスターにある果樹園レストランのオーチャードを出て少し行ったところに羊飼い(羊が数頭と、少年)の銅像があり、あら、ここは公園かしらなどと思っていると、その先の門が開いたお家の前庭に銅像が立っている。なんだか軍服姿の優男風の銅像で、台座を見るとRupert Brookeとある。あつ、これってさっき、オーチャードの端にあった小さな博物館にあった人だ。おや、羊飼いの銅像とも同じ敷地だ。前庭の先まで行くとなんだかもう少しお庭が続いている。個人のお家かしらと思いつつも、もう少し進むと、芝生の広い中庭は、落ち葉がはらはらと落ちているものの、スプリンクラーが回っていて、その先に、デッキ・チェアに腰掛けて読書する若い女性の銅像があり、建物もなんだかいい感じ。人の気配は全くなくて、かろうじて奥の建物の中は明かりがついている。
個人のお家に勝手に入り込んでいるのではないかという懸念があるので写真もとれず、かといって、なかなかに魅力的なところでもっと見たいという思いもあり、後ろ髪引かれながら出てきました。で、私達、「これは、人間嫌いの貴族の館よ」「人間嫌いにしては、扉は開いていたわ」「いや、人間嫌いだけど、本当は誰かに訪ねて来て欲しいと思っている」などと、勝手にお話を作っていました。表札を見るとOld Vicarage とありました。
後日判明したことですが、ルパート・ブルックはイギリスの詩人で第一次大戦に出征し亡くなったとのこと。彼の一番有名な詩が”The Old Vicarage, Grantchester”なのだそうです。
ルパート・ブルックはこのold vicarage (旧牧師館)に住んでいたそうです。それで、このOld Vicarageの今の所有者はジェフリー・アーチャーとのことです。いろいろびっくりでした。
何も知らずに行き当たって勝手なことを言っていたという感じですけれど、いいものを見たと思います。写真をもっと撮ればよかったという後悔もありますが、しっかり見たので良しとします。
<羊飼いの像が見える>

<門のすぐのところに優男の像>

<川のほとりに柳。奥には馬の像が見える>




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りんごの木の下でお茶を。オーチャード-グランチェスター2

2009-10-11 22:34:53 | 英国田舎は素敵
メドウを抜けてグランチェスターの町に着き教会の墓地で心を鎮めて、オーチャードへ。
<セント・アンドリュー&セント・メアリー教会>

オーチャードは1897年創業という古いティー・ルーム。道に面した入り口には小さな看板があるだけ。もっとも反対側には駐車場もあったので、私達が入っていたのは庭に面した裏口だったかもしれない。
ここで、スコーンと紅茶でお茶いたしました。
レストランもいい感じだったけれど、やはりお庭のりんごの木の下でデッキ・チェアとテーブルでゆったりとお茶がよろしいようです。



レストランの中にはグランチェスターの四季折々の写真が飾られていました。すごく素敵な写真で、名前は忘れましたが、撮影者は日本人でした。
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メドウを歩く-グランチェスター1

2009-10-10 20:59:11 | 英国田舎は素敵
グランチェスターはケンブリッジの隣町。ケム川の上流にあたる。
同行していた人が、かつてケンブリッジに住んでいたという人から聞いてきたお勧め二つ。
・ぜひパンティングを体験せよ
・グランチェスターに行くべし

グランチェスターについては私は全く未知の地名で、事前に見ていたガイドブックにもその地名は無かった。彼女は用意周到、Webからの情報を印刷してきていた。で、現地で何人か聞いたが、知っていて「いい所だ、歩いても、自転車でも行ける」という人もいたし、「車で何時間かかかる、歩いては無理だ」という人もいた。後者はどこか別のところと間違えたらしい。結局は宿で地図(日本語!)を入手し、1日歩いて散策しました。この地図、英語以外に各国語版があった。やはりケンブリッジからは結構有名な観光地らしい、とそのときは思った。日本語の地図だけをもらって出かけたのだけれど、実はこれは失敗で、英語の地図も一緒にもらうべきでした。途中、何回か、歩いている人に道を訊いたのだけれども、「これは読めないわ」と断られてしまう。道は全く同じに書かれているのだけれど、文字が違うだけで拒絶反応を起こしてしまうらしい。と、ここまで余談。

ケンブリッジの町のはずれから、大学の植物園(ボタニックガーデン)脇を通ってバス道路を渡って細い道に入るのだけれど、早くもここで道を間違えてしまった。しばらく行くと、どうも左側の一段下がったところにそれらしい道がある。で私達の歩いているところは高校か何かの敷地内のようで、右側の建物の中の教室だろうか、なにやら品のよさそうな若者が何人か集まっていたりする。結局は大きく右に迂回してその敷地を出てから、外側にあったフットパスを戻って本来の道に戻った。
ここで、また道を訊いて、小川を渡って、川に沿って左へ行く。これもケム川でケンブリッジの上流に当たる。ここから、川のほとりの小道と、そこから40-50メートル位の幅の草地があって、その草地の端にもう一本小道がある。
<気持ちのいい小川>

<この草地の向こうに小川がある。遠くに歩いている人が見える>


その小道の横は少し高くなっていて、木の柵がある。柵の向こうは畑なのか放牧地なのかよく見えないけれど広々としているようだ。途中草地を横切って川の近くのほうの小道に移った。なんと、前方に牛の群れがいる。濃い茶色の牛が20頭くらい。さすがにそこは通れないと思ってまた川から離れた小道に引き返したが、なんと言うことはなく、向こうから牛の群れがいるほうの小道を人が歩いてくる。川から離れた小道の方も、地元の人たちだろうか、小さな子供をつれた5-6人のグループが私達を追い抜いていった。乳母車に赤ちゃんも乗っている。こちら側の小道にも1頭牛が道をふさいでいる。乳母車グループはよけるなり、待つなリするかと思ったら、そのまま、牛のお尻を掠めて通っていった。牛のほうも、なんということも無くそのまま。いかにも当たり前の風景なのだと思った。
<牛の群れ>

そんな感じで、グランチェスター・メドウは続いていく。

<散策路に入る前にはこんなかわいらしいお家が並んでいる>


帰ってからちょっと調べたら。このメドウは個人の牧草地なのだそうだ。すごいです。
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