泣けますね…。

本日、2投稿目。


福井県大野市で起こった老夫婦の心中事件。
事件と言っていいものかどうかは分かりませんが、この事件は泣けてしまいました。

日頃から、

自殺するなら誰にも迷惑かけず、全ての身辺整理を済ませてから、墓の中で死ねよ…。それができないなら、簡単に死ぬんじゃねーよ！

──なんて言ってましたが、それを実行された事件です。

数年前から認知症になった奥さんを介護していたおじいさん。
自分も体調がおもわしくなく病院通いになっていたそうです。
近所づきあいも薄く、でも夫婦仲はとてもよかったらしく、将来を悲観しての事なのか、焼身自殺に至ったみたいですね。
1年前から遺書を書き、その中身には全財産を市役所に寄付するとの事。その処分先が細かく書かれていてたそうですが、おそらく、灰になった自分達の遺骨をどうするか…というのも書かれてたんじゃないでしょうかね…(推測ですが…)
そして、焼身自殺を図ったのは、火葬場にある焼却炉の中…。
自分で火を付け、生きたまま焼かれていったそうです。


電車に身を投げるとか、建物の上から飛び降りるとか、手首を切るとか…自殺する事件が色々と報道されますが、やっぱり、それに同情する気はサラサラありません。
例え、自分の死で何かを訴えたかったとしても、です。

ただし、老夫婦のように、ここまで徹底した死には、涙が出てきます。
そして、そこまでしたからこそ、私だけでなく、多くの人の心に、何か訴えるもの・考えさせられる事があるんじゃないでしょうかね…。
市役所の人たちも、これからの福祉のあり方を考えさせられたと思います。
何年か経っても語られる悲惨な事件は、おそらくこういう事件なんだと思いますね。