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緑香庵通信

三軒茶屋から世田谷線で6分・松陰神社前のアロマテラピーサロン。

働き者の人差し指

2008-12-01 18:42:39 | 「緑香庵」的なもの
最近、利き腕の人差し指、親指あたりに痛みを感じている人、
さらにそれと対をなすように反対側の肩周辺に痛みを持っている方を
見ることが多くなりました。
つまり右人差し指と左肩が痛いという組み合わせ。
これは何なんでしょう。
これはひょっとしてPCのマウスがいけないんじゃないか。
指一本にかけてきた負荷の代償。
そんな仮説をたててみました。

■ 「人差し指」化する人体
たいていのことはパソコンでできちゃう昨今。
緑香庵でも、顧客管理や経理はもちろん、
パンフレットやポスターのデザインなど
あらゆることがパソコン無しには成り立ちません。
そういった技術の進歩あってこそ、ほぼひとりだけで
何とかやっていけているのです。

この仕事を始める前に重要な収入源だった音楽の仕事も
ほとんどが打ち込みで、多少電子ピアノ風の鍵盤は触るものの
最終型はコンピュータ上のデータ、というのが主流でした。

PCでの作業というのは、あらゆることを
数十センチ角のモニターを見る目とマウスをクリックする右手、
しかも人差し指だけでこなします。
両手の指も使いはしますが、まあ30センチも移動させることは
稀でしょう。
なのに、PCが無かった時代には何時間もかけて、何人もの人が
携わらなければならなかったようなことが
簡単にできてしまう。

■ くすぶっているエネルギー
本来なら線一本引くのにも、片手で定規をあて、
もう片方の手で左から右へ一定のスピードでペンを動かす
という体の動きを必要としました。
これも、動きは小さいですが、息を整え全身のバランスを取りながら
行なうということを考えれば、
いわば全身のエネルギーが一本の線という結果へ繋がっていたのです。
アナログな作業には体の参加が不可欠で、
あらゆる事物は文字通り身体の動きの結実としてあったわけです。

それが今は指一本で出来てしまう。
とすればその結果に見合うべきエネルギーはどこへ行ってしまったのか。
実際PC作業って、物理的には大して負荷はかかっていませんけど、
結果の量から逆算すると指一本で相当なことをやっていますからね。

やはり、もっと全身をまんべんなく動かし、
時々は料理をしたり、何かを手作りしたり、
身体の動きと起こる結果の間に、ほどよくバランスがとれていることを
しないといけませんね。
歌い、踊るとか。
どこかでくすぶっているエネルギーのカスに悪さをさせないように。
そして、働き者の指や目を労ることも忘れずに。

こうしてPCでブログなんぞを書きながら、そんなことを考えたわけです。


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