■ 自分が天才でないことにようやく・・・
大学浪人をしているころ、
「ある日突然自分が天才だということが判明するんじゃないか、
と思っているうちは子供だ」
と言う講師の先生がいました。
ちなみにその先生自身はその時、
「今でもそう(つまり、いつか天才と判明すると)思っている」
と言っていました。
おそらくは30代前半くらいだったのかなあ、先生は。
授業とは何の関係もないこんな戯れ言を、
30年経った今もその時の生徒(つまり私)が憶えているなんて、
先生自身は予想していたでしょうか。
予備校の大教室で。
特に何の特別な繋がりも持たない生徒が。
私はその先生の名前すら憶えていません。
たしか科目は現代国語でしたが・・・。
教育に携わる方、言葉というのは恐ろしいものですね。
50歳にして私はようやく、「ある日突然自分が天才だと・・・」とは
ほとんど思わなくなりました。
(「ほとんど」ね。今でもすこーしだけ思っていますけど)
どうやら私は特別な人ではなさそうです。
■ 天才の力
すぐれた芸術は、音楽にしても絵画にしても
ほかの様々な形態のものにしても、
一瞬で場所や時間を飛び超え、
異なる人種、異なる国、異なる時代の人の心を
揺さぶり、癒し、希望へ導く力があります。
そういった芸術を生み出す役割を担う人は
使命を帯びた特別な存在で、
おそらくは身の回りには、そうそういないものです。
自分も含めて。
凡庸な私たちは、そういった特別な人からの贈り物を
魂のご飯にして、今日も生きて行くわけです。
特別な人が背負った苦しみや孤独には共感することもなく。
■ 凡人の力
しかしながら、凡庸な私たちには、
特別な人とはまた別の力があります。
それは日常の中で、目の前のたった一人を幸せにする力。
たとえば疲れて帰ってきた家族に
美味しいご飯を提供することであったり、
友人に暖かい言葉をかけることだったり。
私がアロマテラピーに惹かれるのは、
ここに大きな理由があるのかもしれません。
大勢をいっぺんに幸せにすることはできませんが、
目の前のただ一人を、ある瞬間幸せにすることができると
知ったときの「やった感」。(ああ、なんたる語彙不足)
何かで読みました。
どんな偉業を成し遂げた人でも、
たとえ世界を動かすような人でも、
身の回りの些細なこと、身の回り人とのささやかな関係の中でしか
幸福を感じることができない。
人間とはそういう生き物である。そんな内容でした。
であるなら、アロマテラピーはミニマムですが立派にアートですね。
大学浪人をしているころ、
「ある日突然自分が天才だということが判明するんじゃないか、
と思っているうちは子供だ」
と言う講師の先生がいました。
ちなみにその先生自身はその時、
「今でもそう(つまり、いつか天才と判明すると)思っている」
と言っていました。
おそらくは30代前半くらいだったのかなあ、先生は。
授業とは何の関係もないこんな戯れ言を、
30年経った今もその時の生徒(つまり私)が憶えているなんて、
先生自身は予想していたでしょうか。
予備校の大教室で。
特に何の特別な繋がりも持たない生徒が。
私はその先生の名前すら憶えていません。
たしか科目は現代国語でしたが・・・。
教育に携わる方、言葉というのは恐ろしいものですね。
50歳にして私はようやく、「ある日突然自分が天才だと・・・」とは
ほとんど思わなくなりました。
(「ほとんど」ね。今でもすこーしだけ思っていますけど)
どうやら私は特別な人ではなさそうです。
■ 天才の力
すぐれた芸術は、音楽にしても絵画にしても
ほかの様々な形態のものにしても、
一瞬で場所や時間を飛び超え、
異なる人種、異なる国、異なる時代の人の心を
揺さぶり、癒し、希望へ導く力があります。
そういった芸術を生み出す役割を担う人は
使命を帯びた特別な存在で、
おそらくは身の回りには、そうそういないものです。
自分も含めて。
凡庸な私たちは、そういった特別な人からの贈り物を
魂のご飯にして、今日も生きて行くわけです。
特別な人が背負った苦しみや孤独には共感することもなく。
■ 凡人の力
しかしながら、凡庸な私たちには、
特別な人とはまた別の力があります。
それは日常の中で、目の前のたった一人を幸せにする力。
たとえば疲れて帰ってきた家族に
美味しいご飯を提供することであったり、
友人に暖かい言葉をかけることだったり。
私がアロマテラピーに惹かれるのは、
ここに大きな理由があるのかもしれません。
大勢をいっぺんに幸せにすることはできませんが、
目の前のただ一人を、ある瞬間幸せにすることができると
知ったときの「やった感」。(ああ、なんたる語彙不足)
何かで読みました。
どんな偉業を成し遂げた人でも、
たとえ世界を動かすような人でも、
身の回りの些細なこと、身の回り人とのささやかな関係の中でしか
幸福を感じることができない。
人間とはそういう生き物である。そんな内容でした。
であるなら、アロマテラピーはミニマムですが立派にアートですね。