緑香庵通信

三軒茶屋から世田谷線で6分・松陰神社前のアロマテラピーサロン。

アロマサロンの敵・使用済タオル

2006-08-31 20:01:55 | 営業日誌
先日、洗濯機の項で少しふれましたが、
現在、使用済タオルの「酸化臭」と戦うプロジェクトを進行中です。
Towel
オイルを吸い込んだタオル類は、洗った直後はきれいになったようでも、
数日たつと、わずかに残ったオイルが酸化して、
何とも言えない臭いがし始め、
これがとにかく取れません。
Towel2
写真はイメージです(笑)。
お客様が気になるようではいけないので
タオルはどんどん捨てるしかない、というのが業界の定説でした。

しかし、とにかくもったいない。
経費のことは別にしてもです。

緑香庵でも洗剤については、ことあるごとに情報を集めてきましたが、
なかなか決め手がありませんでした。
1)洗濯石けん:満足いかないながらも今までずっと使用して来た
2)合成洗剤:あまり使いたくないけれどいたし方なし
3)新しいアイテム
この三者を自分なりに比較してみています。

少しずつ「良い結果」も出てきています。
はっきりしてきたらこの場でご報告します。
またどなたか良い情報をお持ちの方、ぜひ情報交換を。


トリートメントは音楽に似ている(その2)

2006-08-30 19:05:33 | 「緑香庵」的なもの
ある日、トリートメントの練習をしている時、
すごーくうまくいったと思える瞬間がありました。
自分とクライアントの呼吸が自然に同調して、
意識を超えた深い所で共鳴しているような、静かで不思議な感じ。
その時、「これはライヴがとてつもなくうまくいってる時のあの感じだ!」
と気づいたのです。
完璧に世界のバランスがとれていて、自分が正しい場所にいると確信できる。
…で、思いました。

トリートメントは音楽に似ている。
Glass_s_1
する事柄はいろいろ変わっていきますが、
結局、求めていることは変わらないようです。
ピアノで最高に美しい一音を鳴らそうとすること、
体まるごと心まるごとでひとつの声を出そうとすること、
柔らかな手で透明な気持ちで人に触れようとすること、
全部同じです。

あくまでも個人的な感覚ではありますが、
とにかく、こんな気持ちでトリートメントしていきたいと思っています。
全身を耳にして、クライアント全体を受け止めよう。
ただひとつの音をならすようにクライアントに触れよう。
Bed_s
だからといって、歌ったり踊ったり、変わったやり方をするワケじゃないので、
ご安心ください。
ごくごく普通のマッサージですから。
まずは一度、緑香庵へ。








夏のからだは冷えている

2006-08-29 10:37:12 | 「緑香庵」的なもの
夏のからだは冷えています。
夏はただでさえ冬より代謝が落ちるうえに、
汗を吸い込んだ衣服が冷房で冷やされるので、
からだは常に冷たい布に接していることになります。
それでも体感は暑いので、冷たい飲み物(ビール、ビール!)、
さっぱりした食べ物(素麺、素麺!)…。

 ◆ ◆ ◆

そんなこんなで、体はすっかり冷え冷えです。
循環が悪くなり、むくみや、だるさなどさまざまな不快症状を
抱える方が増えてきます。
…ってこれは全て私のことです。
頭では知っていても、今年ほど実感したことはありません。

 ◆ ◆ ◆

自分の体のリズムを知るために、基礎体温や骨盤の開閉の
記録を取り始めて1年になります。
自分の体を感じる努力をそれなりに続けて来たからでしょうか、
「冷たい」ということがわかるようになりました。
特にお腹と腰回り。
夏は大好きですが、でも体調は冬の方がいいかもしれません。

 ◆ ◆ ◆

そんなワケで、「理想の腹巻き」が欲しいんです。
普通の腹巻きじゃ、やっぱり汗を吸って冷えちゃうんです。
どこかの衣料メーカーで(ユニクロとか?)、
「汗を飛ばす新素材で、かわいい」腹巻きを作ってくれないでしょうか。
私みたいなおばちゃんでもつけられるように、Lサイズもね。

 ◆ ◆ ◆

かかりつけのセラピストに、セサミオイルにジンジャーを入れた
トリートメントをしてもらいました。
本当に暖かくて気持ちよかった。
ジンジャーが体を温めるのはご存知の方も多いと思いますが、
アーユルヴェーダでよく使うセサミオイルも
体をとてもよく暖めてくれるそうです。
体感して納得しました。
皆さんも是非。緑香庵でご相談にのりますので。


セラピストの仕事は洗濯と掃除

2006-08-28 10:19:37 | 営業日誌
緑香庵に新しい洗濯機が来ました。
サロンのオープンにあたって、不動産関係をのぞけば一番の大物出費です。
諸事情で発注から到着まで約ひと月ほど待っていたので、
待ちきれず、早速洗濯開始。

ドラム式ですね。潜水艦の窓のような扉の向こうでくるくる回る洗濯物をずーっと見つめてしまいました。
わずかな水とともに(節水ですね)ベシッ、ベシッと下に叩き付けられて
はぺしゃんこになっていたタオルたちが、
乾燥が進むとともにみるみるむわーっと膨らんできました。
あー、幸せー。いいわあ、乾燥機つき。
姿も巨大CDプレーヤーのようでカワイイとなかなかの評判です。
「セラピストの仕事は洗濯と掃除」と、セラピスト学校の先生から
幾度となく聞かされましたが、これで洗濯は楽しくなりそうです。

関連しますが、トリートメント使用後のタオル特有の、
アロマオイルの酸化臭の問題についてもいろいろと実験中。
結果は近々ここで報告していきます!


トリートメントは音楽に似ている

2006-08-26 21:13:23 | 「緑香庵」的なもの
ごあいさつに代えて。
私は人の体に触れることを仕事にしていますが、
以前は長いこと音楽をやってきました。
今でも一番好きなのは音楽で、
これからも一生、最も大切なのは音楽かもしれません。
なんの関係も無いように見えますが、
私にとって、音楽とアロマテラピーの仕事は
ひとつながりのことなんです、これが。

アロマテラピーのトリートメントでは、
その日のセッションはその時かぎりの、再現不能な儚いものです。
あらかじめ決められた手技をマニュアル通りになぞるわけではありません。
体調や気分、天候、世の中の空気、
様々な条件を背負ってお客様はやってきます。
こちら側セラピストにも、同様にたくさんの変動要因があります。
それら、言葉にできないレベルでのいろいろなファクターが、
複雑に組み合わさって生まれた、ただひとつの瞬間が
「その日の」トリートメントです。
(この話、後日へ続きます!)