去年の今頃書いて、結局お蔵入りにしてあった原稿を公開します。
余震は収まらないし、
不安はまた後から後から別の角度で刺激してくるし。
なので、いまなお基本的な考えは変わっていません。
--------------------------------------------------------------------
【2011年4月の通信、ここから】
再び香りとタッチの力を
恐怖と不安はワンセット
不安と怒りはワンセット。
多くの人が同時に体験した恐怖、
今も繰り返し流れる映像や記憶が呼び覚ます恐怖。
そして未だおさまらない余震が新たに作り出す恐怖。
それが大きな不安を生むことは避けようのないこと。
これからどうなるのか。
いつこの状況は変わるのか、それとも変わらないのか。
過去の恐怖と、未来の不安。これらはそのまま現在の怒りに変わる。
生き物として人間の本能が働くからこその反応、真っ当な反応です。
古い古い爬虫類の脳が今、皆の脳の奥の方で
生存のためにとても興奮しています。
苛立つこともこともある、カッと腹の立つこともある、
でもぶつける対象は、本当は、今、目の前に居る人ではない。
だから今は要望を率直に言葉にする。
事実をそのまま伝える。
誰も出会ったことのない特別な事態です。
どうすることが正しいことなのか、
判断を誤ることもあるでしょう。
我慢しろと言うのではありません。
気持ちも含めて、なるべくそのままを
過不足無く正確に相手に手渡す努力をしたいと思います。
言葉できちんとコミュニケーションをすることは、
人類が大脳をもって得た最大の武器なんですから。
一度経験した恐怖は消せないけれど、
不安を手放すには方法があります。
それは「知る」こと。
正確な情報・知識を得ることができれば、
必要以上の不安を抱かなくて済みます。
それと同時に怒りの衝動も鎮まって来ます。
情報の質もバラバラです。よく吟味して、考えて。
またある程度は割り切って、そして手放す。
過去の恐怖も、それ自体は無くすことはできませんが、
自分の体験という限られた記憶装置の中で、
割合を減らしていくことはできます。
それは、幸せな体験を増やしていくこと。
こんな時に、楽しいと感じたり、
幸福感を持ったりすることに罪悪感を抱く方も
いらっしゃるようです。
そんなことはない。
いっぱいたくさん「幸せ」を感じていいんですよ。
そして再び、香りとタッチの力を使って、
今この瞬間「生きていること」を確認しましょう。
過去も未来も本当は頭の中にしかありません。
実のところ、私たちには今しかない。
今が何より大事。
今をつなげていくしかないのです。
何でも良いです、心地よさを感じられる精油があれば嗅いでみる。
香りは古い脳にまで届き、不要な興奮を鎮めます。
そして背中や手をさする、なでる、など誰かの体に触れる。
ゆっくり、なるべくソフトに。
脳の深いレベルで、あるいは細胞のレベルで、
今生きていることの再確認が行なわれます。
体が納得すれば、心がついてくる。
それから呼吸も大事。息を吐く。とにかく吐く。
自然に新しい空気が体いっぱいに入って来ます。
会話も大事です。話をしましょう。
挨拶だけでもいい、声を出しましょう。
泣くことも笑うことも人には大事な安全装置。
外に出しましょう。
今したいことのまとめ
● 香りを使う
● 誰かに触れる
● 話をする(一人で居ない)
● 呼吸をする
妙に動悸がする日々が、ようやくおさまってきた自分の
ためにまとめました。
【2011年4月の通信、ここまで】
余震は収まらないし、
不安はまた後から後から別の角度で刺激してくるし。
なので、いまなお基本的な考えは変わっていません。
--------------------------------------------------------------------
【2011年4月の通信、ここから】
再び香りとタッチの力を
恐怖と不安はワンセット
不安と怒りはワンセット。
多くの人が同時に体験した恐怖、
今も繰り返し流れる映像や記憶が呼び覚ます恐怖。
そして未だおさまらない余震が新たに作り出す恐怖。
それが大きな不安を生むことは避けようのないこと。
これからどうなるのか。
いつこの状況は変わるのか、それとも変わらないのか。
過去の恐怖と、未来の不安。これらはそのまま現在の怒りに変わる。
生き物として人間の本能が働くからこその反応、真っ当な反応です。
古い古い爬虫類の脳が今、皆の脳の奥の方で
生存のためにとても興奮しています。
苛立つこともこともある、カッと腹の立つこともある、
でもぶつける対象は、本当は、今、目の前に居る人ではない。
だから今は要望を率直に言葉にする。
事実をそのまま伝える。
誰も出会ったことのない特別な事態です。
どうすることが正しいことなのか、
判断を誤ることもあるでしょう。
我慢しろと言うのではありません。
気持ちも含めて、なるべくそのままを
過不足無く正確に相手に手渡す努力をしたいと思います。
言葉できちんとコミュニケーションをすることは、
人類が大脳をもって得た最大の武器なんですから。
一度経験した恐怖は消せないけれど、
不安を手放すには方法があります。
それは「知る」こと。
正確な情報・知識を得ることができれば、
必要以上の不安を抱かなくて済みます。
それと同時に怒りの衝動も鎮まって来ます。
情報の質もバラバラです。よく吟味して、考えて。
またある程度は割り切って、そして手放す。
過去の恐怖も、それ自体は無くすことはできませんが、
自分の体験という限られた記憶装置の中で、
割合を減らしていくことはできます。
それは、幸せな体験を増やしていくこと。
こんな時に、楽しいと感じたり、
幸福感を持ったりすることに罪悪感を抱く方も
いらっしゃるようです。
そんなことはない。
いっぱいたくさん「幸せ」を感じていいんですよ。
そして再び、香りとタッチの力を使って、
今この瞬間「生きていること」を確認しましょう。
過去も未来も本当は頭の中にしかありません。
実のところ、私たちには今しかない。
今が何より大事。
今をつなげていくしかないのです。
何でも良いです、心地よさを感じられる精油があれば嗅いでみる。
香りは古い脳にまで届き、不要な興奮を鎮めます。
そして背中や手をさする、なでる、など誰かの体に触れる。
ゆっくり、なるべくソフトに。
脳の深いレベルで、あるいは細胞のレベルで、
今生きていることの再確認が行なわれます。
体が納得すれば、心がついてくる。
それから呼吸も大事。息を吐く。とにかく吐く。
自然に新しい空気が体いっぱいに入って来ます。
会話も大事です。話をしましょう。
挨拶だけでもいい、声を出しましょう。
泣くことも笑うことも人には大事な安全装置。
外に出しましょう。
今したいことのまとめ
● 香りを使う
● 誰かに触れる
● 話をする(一人で居ない)
● 呼吸をする
妙に動悸がする日々が、ようやくおさまってきた自分の
ためにまとめました。
【2011年4月の通信、ここまで】