緑香庵通信

三軒茶屋から世田谷線で6分・松陰神社前のアロマテラピーサロン。

ぬか漬けフィーバー

2009-07-10 10:00:00 | 「緑香庵」的なもの
食における私の目下の関心事はぬか漬けです。
何年も前にやってはいましたが、
ぬか床の管理が思うようにいかず、
また毎日のお世話が面倒になったりもして長らく止めていました。
この夏再びぬか漬けフィーバーがやってきております。
毎朝毎晩かき混ぜて、大事に大事にお世話をしていると、
これが可愛くなってくるものです。
それに、ぬかの手触りが、以前やっていた陶芸の
粘土をこねこねする感じを思い起こさせます。
「菊練りしたーい」とか叫んだりしております。
(陶芸での独特の土の練り方。最初はこれがなかなかできなくて
いっぱい練習しました)

■ 私はぬか漬けなんです
なんだか夏に向けて、気分も原始的になってきているぞ。
浸かりたてのキュウリを冷たくひやして
ポリリとかじると美味いなあ。
おかげさまで毎朝ご飯がおいしいです。
そしてお腹の調子がすこぶる良いっ。やっぱり乳酸菌。
あまり乳製品をたくさん取りたくないので、
植物性の乳酸菌がたっぷり取れるお漬け物は助かる。
年齢のせいか、こういう伝統的な食事がしみじみと安心するなあ。

人は食べたものでできていると言います。
今朝食べたぬか漬けの一部が私のどこかの細胞で何かと入れ替わり、
今の私になっているのです。
私はぬか漬けなんです。


■ 部分は全体
微妙に話はズレますが、
今年は自宅の庭で例年のゴーヤに加えてミニトマトも
栽培しております。
トマトの茎や葉っぱの香りを嗅いだことがおありでしょうか?
トマトの匂いなんです。
トマトは実だけじゃなくて全身がトマトの香り。
全身がトマトなんです。当たり前のようですが、知ってました?

桜の花のピンク色。あの色素は花びらだけにあるんじゃないです。
ごつごつした枝にもあの色素はちゃーんとあるんです。
その証拠に、桜の枝を煮出して染めると
(媒染剤にもよりますが)きれいなピンク色に染まります。
桜は全身で桜色なんです。

イクラのきれいなオレンジ色はサケのお母さんの肉の色
っていうのは知ってました。
卵をたくさん抱えたサケのお母さんの身の色は
白?くなってくるそうです。
全身の色をイクラにあげているのね。

部分は全体で全体は部分。
アロマテラピーで使う精油は植物の香りをギューッと濃縮したもの
ですが、でもそれは植物の一部分のようでいて、
実はその植物全体を
担っている。
今日はそんなお話、
だったっけ?
あれれ?


毎日乱高下

2009-07-06 17:47:07 | 女性の身体

何が?
体温やら気分やら。

■「フワーッ」がくる!
さあ寝ましょうとお布団に入ると????
さあ出かけようと着替えると???
ご飯を食べ始めると???
つまり何かアクションを起こしかけると、
アクションを起こそうと意図すると????

・・・フワーッと上半身を中心に泡立つように熱くなり汗が出ます。
そして数分すると、何事も無かったようにひいていくのです。
身体を動かした時の汗と違うのは、
爽快感も心地よいダルさもなく、ただ普通の状態に戻ること。
ただし汗をかいた事実は消えないので、たっぷり身体が冷えてます。
無意味に。
だから首タオルは必須ね。
年がら年中ガテン系。

■ やりすごす
なにかの病気かと考えても、
今年も健康診断の結果は「花丸」だったし。
(血液の状態などむしろ昨年より良くなっている)
ということは、なるほどこれがホットフラッシュというやつか。
まさに更年期の代表的な症状のひとつ。

この「フワーッ」が始まると、頭の中で
ドナ・サマー「ホット・スタッフ」のイントロがなり始めます。
ターリラリラリー<↑>、ターリタリララー<↓>、
ターリラリラリラリタリララー<↓>
(わかる人だけわかってください。ディスコだね。)
で、サビの「Looking for some hot stuff…」
が「ホットフラッシュ」に置き換わるんです。
だから何だと言われそうですが、
まあそうして笑ってやり過ごすと。

■ あがいている私の身体
ホットフラッシュは自律神経の失調と言われるもの。
ホルモンの変動と言う情報系の大きな変動は、
他の情報系にも多大な影響をもたらします。
自律神経もそのひとつ。
自分を注意深く観察していると、私の場合、
ホットフラッシュの頻度にも波があるようです。
基礎体温をみていれば、排卵があったりなかったりが明確にわかります。
で、本来であればエストロゲンがたっぷりあるはずであろう時期
になると、ホットフラッシュの回数がぐっと増える。
つまり、脳から激しく卵胞刺激ホルモンが出されているのだろうなあ、
ということが推測できます。
指令を出せども出せども応えてもらえない(エストロゲンが上手く出ない)
ものだから、脳の中は大混乱ってところでしょうか。

で、そんな時期は肘やら肩やら、原因不明の関節痛も悪化します。
リュウマチの検査もクリア、血液の炎症反応もなしということなので、
ただ単に「痛み」だけがある状態。
まあこれも更年期がらみということでしょう。
あがいてるなあ、私の身体。

■ できることを地道に
更年期の症状は本当に人それぞれ。
症状だけでも千差万別なのに、それを辛いと感じるかどうか、
感じ方はさらに輪をかけて皆違います。
今のところ私はまだ
自分におこる変化を興味深く眺めていられる程度ですが、
本当にしんどい方もたくさんおられるでしょう。
自分を観察しながら、アロマにできること、
自然療法にできることは何か、
という課題をいつも頭の端に置いています。

目下の私の対策は、以前にも増して「眠りの質を上げること」。
性ホルモンが優勢だった数十年は終わり、
再び成長ホルモン中心に戻っていこうと
しているのがこの時期。
今更身長は伸びませんが、
細胞の修復も成長ホルモンの大切な役目ですからね、
良質な眠りで成長ホルモンをたっぷり放出したい。
でも、歳とともに確実に眠りが浅くなっているのも感じます。

できることを地道にやっていきましょう。
夜にはきちんと目を休める、身体をゆるめる。
さらにアロマの力で脳や神経をリセットする。
そして、よく眠るためには、朝早く起きる、昼間アクティブにすごす。
当たり前のことをちゃんとやろうと思っている今日この頃。
やれやれ。


祝・復活!「プチ・カフェ」

2009-07-01 15:22:06 | 営業日誌

わが松陰神社の街には誇るべきコーヒー屋さんがございます。
三軒茶屋文化圏内では、私はここのコーヒーが一番タイプです。
その名も「プチ・カフェ」(Petit Café)。
自家焙煎でマスターが丁寧にいれてくれる
ここのカフェオレは本当に美味しい。
もちろんストレート珈琲は言うまでもなく。

実は今年(2009年)の3月に以前の店舗が閉店になり、
とてもとても残念に思っていたのでした。
急なことだったので、どこかへ移転なのか廃業なのか、
確かめることもできず、
ただただ近所のお気に入りが消えてしまったのを
悲しんでいました。
それが先日、別の場所にひょっこり復活していたのです。
Petit_cafe

■ 喫茶店ってすごい
私は特別なコーヒ―マニアではありませんが
「美味しい」コーヒーは大好きです。
心も身体もくたびれて、
自分が雑巾のシボリかすのように感じられる時でも、
本当に美味しいコーヒーをいただくと、
ジンジンと生きる活力が沸いてくるものです。
お茶の力恐るべしです。
喫茶店ってすごいです。
喫茶店のオーナーさん、素晴らしいお仕事です。

ところが本当に美味しいコーヒーのいただけるお店って
実はなかなか無い。
私のチャリンコ圏内では数軒。
その数少ない中でも、最もご近所で、毎日行くわけじゃなくても、
そこにあると思うだけで安心だった、
ある意味、精神的お守りともいえるプチ・カフェが
突然無くなった日にゃあ、そりゃもう驚愕でした。
これからどうしたらいいんじゃろかと思いましたよ。
あわててインスタントドリップ式のものを買ってみたり、
家からペーパードリップの用具を持ってきたり、ジタバタしました。

でももう安心。うれしーっ。
用事の途中だったにも関わらずお店に突入し、
もちろんいただきましたよ、カフェオレ。
やっぱり美味しかった。マスターもお元気そうでした。
緑香庵の周辺地図もリニューアルしました。
新しいプチ・カフェも載せています。
緑香庵のお帰りにいかがですか?