今年の初・金木犀(きんもくせい)は10月1日でした。
この香りがしてくると秋ですねえー。

中学生のころ、体育館へ続く渡り廊下の脇にこの木がありました。
文化祭の準備の頃、強烈にこの香りを感じながら
学校じゅうを走り回っていた記憶があります。
廊下は走っちゃだめだけどね。
ここのところ中学時代の友人と会う機会が何度かあり、
自分が憶えていることと、人が憶えていることの間には
けっこうな違いがあるもんだということがありました。
私の中学時代には毎年、クラス対抗の合唱コンクールという
大きなイベントがありました(今でも合唱祭として続いているそう)。
学年の最後にクラス一丸と成って締めくくりましょうという
先生方のねらい通り当時、このイベントにはちょっとした
ツッパリ君(死語?)でも、それなりに燃えて参加したものでした。
私はピアノを習っていたこともあり、1年から3年まで
ずっとピアノ伴奏を仰せつかりました。
さらには合唱用の編曲も中学3年間、自分から進んでやっていました。
前にもちょいとお話ししましたが、
私は小学校の頃から学校をさぼって家でレコードばかり
聴いているような子供でしたので、
耳から入ったものは何でも譜面に移せる程度には、
訓練がいつのまにかできていたのか、
みんながやりたい曲であれば、譜面があろうが無かろうが、
たとえ合唱アレンジがされていなくとも、
自分でやるのがあたりまえという感じでした。
当時は市販の楽譜というのもあまり無かった時代です。
たいていは音楽の先生頼みのところを、
私のクラスは自由に選曲をし自分たちで進行することができました。
それだけでも結構、鼻高々でした。
当然やる気満々で、「私のクラスが優勝せんでどうする」くらいの勢いでした。
今思えば何たる自信過剰、嫌な中学生です。
おかげさまで3年間すべてのクラスで優勝できましたが、
いまになって、当時のクラスメートに聞けば、
「あのとき○○(私の旧姓)はノリノリで、本番ではどんどん走って
(演奏が速くなること)、みんなピアノについて行くので必死だった」
というではありませんか。
えー? そうだったの?
私の記憶の中では完璧だったんだけどなあ。
やっぱり子供だなあ。
けっこう自分では大人だったつもりなのに、
私が「気に入らないことがあるとよくキレていた」などと聞かされると、
自分の記憶との差に愕然としてしまいます。
なんだか嫌なやつじゃん、あたしってば。
「鼻持ちならないヤツ」が今はアロマテラピーやってるわけですか。
そんな思い出の舞台の体育館も、先日30数年ぶりに訪れると、
すっかり取り壊しになっていました(詳しくは次回)。
建物はなくなっても、金木犀の香りを嗅ぐと思い出はよみがえります。
匂いってすごい。
この香りがしてくると秋ですねえー。

中学生のころ、体育館へ続く渡り廊下の脇にこの木がありました。
文化祭の準備の頃、強烈にこの香りを感じながら
学校じゅうを走り回っていた記憶があります。
廊下は走っちゃだめだけどね。
ここのところ中学時代の友人と会う機会が何度かあり、
自分が憶えていることと、人が憶えていることの間には
けっこうな違いがあるもんだということがありました。
私の中学時代には毎年、クラス対抗の合唱コンクールという
大きなイベントがありました(今でも合唱祭として続いているそう)。
学年の最後にクラス一丸と成って締めくくりましょうという
先生方のねらい通り当時、このイベントにはちょっとした
ツッパリ君(死語?)でも、それなりに燃えて参加したものでした。
私はピアノを習っていたこともあり、1年から3年まで
ずっとピアノ伴奏を仰せつかりました。
さらには合唱用の編曲も中学3年間、自分から進んでやっていました。
前にもちょいとお話ししましたが、
私は小学校の頃から学校をさぼって家でレコードばかり
聴いているような子供でしたので、
耳から入ったものは何でも譜面に移せる程度には、
訓練がいつのまにかできていたのか、
みんながやりたい曲であれば、譜面があろうが無かろうが、
たとえ合唱アレンジがされていなくとも、
自分でやるのがあたりまえという感じでした。
当時は市販の楽譜というのもあまり無かった時代です。
たいていは音楽の先生頼みのところを、
私のクラスは自由に選曲をし自分たちで進行することができました。
それだけでも結構、鼻高々でした。
当然やる気満々で、「私のクラスが優勝せんでどうする」くらいの勢いでした。
今思えば何たる自信過剰、嫌な中学生です。
おかげさまで3年間すべてのクラスで優勝できましたが、
いまになって、当時のクラスメートに聞けば、
「あのとき○○(私の旧姓)はノリノリで、本番ではどんどん走って
(演奏が速くなること)、みんなピアノについて行くので必死だった」
というではありませんか。
えー? そうだったの?
私の記憶の中では完璧だったんだけどなあ。
やっぱり子供だなあ。
けっこう自分では大人だったつもりなのに、
私が「気に入らないことがあるとよくキレていた」などと聞かされると、
自分の記憶との差に愕然としてしまいます。
なんだか嫌なやつじゃん、あたしってば。
「鼻持ちならないヤツ」が今はアロマテラピーやってるわけですか。
そんな思い出の舞台の体育館も、先日30数年ぶりに訪れると、
すっかり取り壊しになっていました(詳しくは次回)。
建物はなくなっても、金木犀の香りを嗅ぐと思い出はよみがえります。
匂いってすごい。