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緑香庵通信

三軒茶屋から世田谷線で6分・松陰神社前のアロマテラピーサロン。

LDLがね

2013-03-14 09:00:00 | 「緑香庵」的なもの
久しぶりに健康診断を受けた。LDLが上がっていた。
通称「悪玉コレステロール」ってやつです。
本当はコレステロール自体に悪も善もないのだけれどね。

ざっくり説明しよう。

コレステロールは体の中の脂質のひとつ。
ホルモンや組織の材料となる大事な要素。
脂質という性格上、そのままでは血液になじまず流れにくいので、
様々なタンパク質などとくっついてリポ蛋白という姿になって血中を移動する。
リポ蛋白にもその特徴によって名前がつけられている。

まず、悪玉コレステロール。低比重リポ蛋白(LDL)のこと。
主に肝臓から各組織にコレステロールを配達する役割を担っている。

反対に各所で余ったコレステロールを肝臓に回収する役割をしているのが
高比重リポ蛋白すなわちHDL、別名善玉コレステロール

で、悪玉コレステロール(LDL)は動脈硬化に関係が深いといわれていて、
生活習慣病予防のために、血液検査で注目する項目になっている。

で、さらに、このレステロールの調整に女性ホルモンであるエストロゲンが
関与していることが知られている。

食物から摂取するコレステロールより、体内で作られる方がはるかに多く、
数値の変動は単純に脂質の摂取過剰という問題ではないのね。
ホルモンのバランス、自律神経の安定。ストレス。関連要因はたくさんある。

更年期にはエストロゲンががっくり減るので、
それにともなってコレステロール値が上がるというのはよくある話。
私の身体も教科書通りだね~。
3ヶ月後再検査予定なので、ならばそれまでに下げてみせようLDL。

検診結果を遡ってみると、過去にもいったん異常に上がった数値が下がって
ここ2年ほどの正常値であったことがわかった。
てことは、やればできるってこった。

このところ忙しいを理由に、食事も運動もテキトーだったからな。
実家の介護看護でぼろぞうきん化していたころ、
親友に「タクシーに乗れ」「エスカレーターを使え」
「あんたのことだから、この期に及んでも歩こうと思っているかもしれないが、まずは自分を労れ」
とありがたくも優しい言葉をかけてもらい、
「なるほど今はそういう時期なり」と体力温存に努めていたけれど、
もうその時期は過ぎた。
仕切り直しだ。

まずは、歩きます。
それから食事を正常化。玄米ご飯はいつからか朝だけになっていたけど、
お昼ご飯も玄米おむすび復活。
オメガ3系の油の摂取を再開。

それから~、でも~、晩酌の熱燗はやめないの。
うーん、まだゆるいかな。
まずは実験、実験。
自分のことを心配するのって楽しい。ふふふ。




季節がかたまりで追ってきた

2012-10-18 10:00:00 | 「緑香庵」的なもの
金木犀の季節ですね。
自転車での帰り道、
ちょうどいい心持ちの夜、
甘い香りでいっぱい。

と、思ったら鼻がムズムズ。今ごろ花粉症かい?
そういえば、電車の窓から見た多摩川の河川敷に
黄色い花の群生が。
ブタ草ねー。

今年は暑さが長引いたから、ここへ来ての満開というわけか。
季節が急いで帳尻合わせ中ですな。

これからは、乾燥、乾燥、
何たって乾燥に気をつけるべし。



クリームパン再び

2012-06-20 10:19:28 | 「緑香庵」的なもの
緑香庵にもっとも近いパン屋さん、
ル・ブラン (Le Brin)に、
いつのまにやらクリームパンが登場してました。
Brin_cream
しばらく昼食は玄米おむすびですごしていたので
気づかなかった。
生地に白ごまが練り込んであるところが
プチプチと食感にアクセントができて
非っ常に美味しい。
好みだわ~。


参考:松陰神社ご近所パン食べくらべ





ブレない

2012-06-17 08:48:19 | 「緑香庵」的なもの
振り返れば人生ブレまくり。

哲学・態度における一貫性を指して
「ブレない」というのは
まあ、間違いなく褒め言葉でしょう。
その真逆を行く私がこんなことを言うと
自己弁護以外の何ものでもないが、

『ブレないブレないって
そりゃ、芯の話、芯だけの話でしょ。
コマでいうならさ、
それもなるべく接地面積が狭い方がいいでしょ。
ってことはさ、一点でいいのよ、変わらないのは。
その他は、むしろ何にもとらわれず自由な方が
ぶんぶん良く回るわけよ、コマが。

変化上等、諸行無常ってやつね。
これが全身で「ブレない」をやっていたら、
そりゃただ固まってるってことよ。
コマなら直ちに転げます。

本当にブレないところを一点だけ
そっと懐に隠し持っときゃいいの。
そのときそのときの
「切実マター」に向き合うしかないじゃんね~』


...などと思ったりもして。

すみません。
ほんとはもっと頻繁に更新するつもりだったんです。
諸事情がございまして
またこんなに空いてしまいました。ブツブツ…。
でもまた空いちゃうかも。
うひひ。



再び香りとタッチの力を(2011年4月作成)

2012-04-14 10:00:00 | 「緑香庵」的なもの
去年の今頃書いて、結局お蔵入りにしてあった原稿を公開します。
余震は収まらないし、
不安はまた後から後から別の角度で刺激してくるし。
なので、いまなお基本的な考えは変わっていません。
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【2011年4月の通信、ここから】
再び香りとタッチの力を

恐怖と不安はワンセット
不安と怒りはワンセット。

多くの人が同時に体験した恐怖、
今も繰り返し流れる映像や記憶が呼び覚ます恐怖。
そして未だおさまらない余震が新たに作り出す恐怖。
それが大きな不安を生むことは避けようのないこと。
これからどうなるのか。
いつこの状況は変わるのか、それとも変わらないのか。

過去の恐怖と、未来の不安。これらはそのまま現在の怒りに変わる。
生き物として人間の本能が働くからこその反応、真っ当な反応です。
古い古い爬虫類の脳が今、皆の脳の奥の方で
生存のためにとても興奮しています。
苛立つこともこともある、カッと腹の立つこともある、
でもぶつける対象は、本当は、今、目の前に居る人ではない。

だから今は要望を率直に言葉にする。
事実をそのまま伝える。
誰も出会ったことのない特別な事態です。
どうすることが正しいことなのか、
判断を誤ることもあるでしょう。

我慢しろと言うのではありません。
気持ちも含めて、なるべくそのままを
過不足無く正確に相手に手渡す努力をしたいと思います。
言葉できちんとコミュニケーションをすることは、
人類が大脳をもって得た最大の武器なんですから。

一度経験した恐怖は消せないけれど、
不安を手放すには方法があります。
それは「知る」こと。

正確な情報・知識を得ることができれば、
必要以上の不安を抱かなくて済みます。
それと同時に怒りの衝動も鎮まって来ます。
情報の質もバラバラです。よく吟味して、考えて。
またある程度は割り切って、そして手放す。

過去の恐怖も、それ自体は無くすことはできませんが、
自分の体験という限られた記憶装置の中で、
割合を減らしていくことはできます。
それは、幸せな体験を増やしていくこと。

こんな時に、楽しいと感じたり、
幸福感を持ったりすることに罪悪感を抱く方も
いらっしゃるようです。
そんなことはない。
いっぱいたくさん「幸せ」を感じていいんですよ。

そして再び、香りとタッチの力を使って、
今この瞬間「生きていること」を確認しましょう。
過去も未来も本当は頭の中にしかありません。
実のところ、私たちには今しかない。
今が何より大事。
今をつなげていくしかないのです。

何でも良いです、心地よさを感じられる精油があれば嗅いでみる。
香りは古い脳にまで届き、不要な興奮を鎮めます。
そして背中や手をさする、なでる、など誰かの体に触れる。
ゆっくり、なるべくソフトに。
脳の深いレベルで、あるいは細胞のレベルで、
今生きていることの再確認が行なわれます。

体が納得すれば、心がついてくる。
それから呼吸も大事。息を吐く。とにかく吐く。
自然に新しい空気が体いっぱいに入って来ます。
会話も大事です。話をしましょう。
挨拶だけでもいい、声を出しましょう。
泣くことも笑うことも人には大事な安全装置。
外に出しましょう。

今したいことのまとめ
● 香りを使う
● 誰かに触れる
● 話をする(一人で居ない)
● 呼吸をする


妙に動悸がする日々が、ようやくおさまってきた自分の
ためにまとめました。

【2011年4月の通信、ここまで】