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黒岩涙香 翻案「雪姫」

2023-11-19 22:07:38 | 黒岩涙香 小説



 9月01日より連載を始めたバアサ・エム・クレイ女史の「雪女王」の黒岩涙香の訳「雪姫」は11月09日に完結しました。




 「雪姫」は新聞「萬朝報」に明治35年(1899年)5月14日から8月7日まで連載されたもので、原作者 バアサ・エム・クレイ女史の「雪女王」の訳です。尚、新聞「萬朝報」の情報は黒岩涙香 作品(http://iwawi.a.la9.jp/dozou/kansou2/kuroruik.htm)
を参照しました。




  雪姫あらすじ


  「雪姫」とは、曾(かつ)てオーストリアに派遣せられた外交官、河畑良年(かわばた りょうねん)の一女清子(きよこ)の綽名(あだな)である。本名の清子の名では知らない人も多いが、「雪姫」と言えば英国第一の美人として、噂に聞いた事の無い人は居ない。
 そもそも、清子がなぜ雪姫と綽名されたかと言うと、美人で顔色が雪の様に白く、「雪の精」の様だったから。
 年頃になって、幾等求婚されても、総ての求婚を断って、深窓から出ない生活を送っていたため、その神秘さから、何時しか「雪姫」と呼ばれて、英国中の注目を集めていた。
 「雪姫」と呼ばれる清子は、どうしても人には言えない、秘密を抱えていたのだ。



 「雪姫」は「トシのウォーキング&晴耕雨読」に掲載して有ります。 
 「雪姫」を読む方は、下の「雪姫」をクリックして御読み下さい。



「雪姫」





黒岩涙香翻訳小説『花あやめ』あらすじ4

2022-08-30 11:46:04 | 黒岩涙香 小説



 黒岩涙香の翻訳小説 『椿説 花あやめ』 を7月4日より連載開始し、8月30日 第76回を掲載し、完結しました。
 原作 『母の罪』  バアサ・エム・クレイ女史 作
 1902年(明治35年)6月17日から10月5日まで新聞「萬朝報」に連載された。
  (黒岩涙香作品・夢現半球)より


 『椿説 花あやめ』のあらすじ 4

 蔵戸家の二人の息子太郎、次郎が乗船していたプリンス号が沈
没し、生存者は居ないと思われていたが、沈没して数か月経っ
た、翌年の春、タイムズ紙に沈没したプリンス号に二名の生存
者が居たとの報が掲載された。

 此の報を見た松子の母の草村夫人は、このタイムズの記事が
蔵戸子爵の目に触れるのを恐れ、タイムズを密かに部屋に持ち
帰り、暖炉で燃やしてしまった。

 一方ロンドンに帰って居た瓜首弁護士の事務所に、病気に罹
(かかっ)てやせ細ったと思われる、一人の青年が訪れた。
蔵戸家のプリンス号の沈没で溺死したと思われた次郎であった。



 黒岩涙香の翻訳小説『椿説 花あやめ』を読む方は、下の「トシのウォーキング&晴耕雨読」の『椿説 花あやめ』からお入りください。

「椿説 花あやめ」


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黒岩涙香翻訳小説『花あやめ』あらすじ3

2022-08-21 13:19:49 | 黒岩涙香 小説



 黒岩涙香の翻訳小説 『椿説 花あやめ』 を7月4日より連載開始し、第48回まで連載しました。
 原作 『母の罪』  バアサ・エム・クレイ女史 作
 1902年(明治35年)6月17日から10月5日まで新聞「萬朝報」に連載された。
  (黒岩涙香作品・夢現半球)より


 『椿説 花あやめ』のあらすじ 3

 蔵戸家に到着した、梅子、松子は、蔵戸子爵、葉井田夫人、瓜首弁護士によって、蔵戸家の相続人には、何方が適任かあらゆる方向から注意深く観察される事に成った。
 瓜首弁護士は長年の弁護士という仕事で培った鑑識眼が有るので、私に係れば直ぐに相続人にどちらが適任か判断が附くと、豪語して居たが、梅子、松子の実物に逢って見ると、此方の方面は梅子が優れて居るが、あちらの方面は松子が優れて居ると云う具合で、蔵戸子爵が選べなかったように、梅子、松子の優劣は中々付けられなかった。

 大領主となって領地を統治する方面の能力は、松子の方が上だろうというエピソードが有ったりしたが、あれこれ迷って、中々判断が出来なかった。
 これ以上迷っても仕方が無いので、もう好い加減に相続人を決めようと云う事に成り、三人の投票で決める事に成った。
 投票の結果は松子が三票を得て、蔵戸家の相続人に極まった。

 蔵戸家の相続人に極まった松子には、実は許嫁とも云うべき、将来を誓い合った人が居た。松子は其の事を、蔵戸家の相続人に極まる前に、子爵に話して置こうとしたが、強欲な母、草村夫人に止められて言い出せずに居た。
 蔵戸家の相続人と極まったからには、子爵には自分には許嫁とも云うべき人が居る事を話して置かなければならいと強く思い、子爵に話しに行った。

 松子から自分には許嫁が居る事を打ち明けられた子爵は、初めは驚いたが、松子の許嫁に逢って見る事にした。問題が有れば松子の相続人を取り止めにするかもしれないとまで言って許嫁に逢った。
 松子の許嫁は平民主義の急進派だという。貴族とは相容れない主議者だ。だが松子の許嫁の急進主義者は中々の若者だった。蔵戸子爵は松子の許嫁を受け入れる気に成った。

 そんな時、ロンドンタイムズに沈没したプリンス号に、ニュージランド行の帆船に助けられた人が二人いたという記事が載った。
 この記事を見た松子の母草村夫人はその新聞を誰にも見られないように、自分の部屋に持ち帰り暖炉で燃やしてしまった。


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黒岩涙香翻訳小説『花あやめ』あらすじ2

2022-07-24 00:19:02 | 黒岩涙香 小説



 黒岩涙香の翻訳小説 『椿説 花あやめ』 を7月4日より連載開始し、第20回まで連載しました。
 原作 『母の罪』  バアサ・エム・クレイ女史 作
 1902年(明治35年)6月17日から10月5日まで新聞「萬朝報」に連載された。
  (黒岩涙香作品・夢現半球)より


 『椿説 花あやめ』のあらすじ 2

 期待して居た二人の息子を、乗って居た船の沈没で同時に失った蔵戸子爵は、気落ちして抜け殻の様になる。
 此のままでは蔵戸家が断絶してしまうので、相続人を選定しなければならないと弁護士に促され、蔵戸子爵は弁護士が調べた、4代前に蔵戸家から分かれた遠縁の相続候補の娘二人の品定めに出かけた。
 一人はイギリスの南海岸の町ノスヒルドに住む画家の17歳の娘春川梅子。もう一人はロンドンに未亡人となった母親と暮らす草村松子という18歳の娘だ。
 二人の娘に逢った蔵戸子爵は、それぞれの娘の持ち味は異なるが、優劣が付けられない良さが有り、何方を相続人にするか決められず、二人の娘を子爵の屋敷に招いて逗留させ、弁護士と子爵の姉にも逢わせて、三人で選定する事にする。




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黒岩涙香翻訳小説『花あやめ』あらすじ1

2022-07-05 11:06:56 | 黒岩涙香 小説



 黒岩涙香の翻訳小説 『椿説 花あやめ』 を7月4日より連載開始しました。
 原作 『母の罪』  バアサ・エム・クレイ女史 作
 1902年(明治35年)6月17日から10月5日まで新聞「萬朝報」に連載された。
  (黒岩涙香作品・夢現半球)より


 『椿説 花あやめ』のあらすじ 1

 イギリスの貴族、蔵戸(くらど)子爵は傾いて居た子爵家を30年かけて立て直し、莫大な財産を築いた。蔵戸子爵には太郎、次郎の二人の息子が居り、オックスフォード大学を卒業して、実社会に出る前に、世界を見聞する為に世界旅行に出かけて居る。
 蔵戸子爵はこの二人の息子が世に出て、貴族社会で活躍し、昔の様に蔵戸家の存在を世に知らしめることを期待している。

 太郎次郎が乗った「プリンス号」がアメリカのニューヨークを出港したとの知らせがあり、今日にもイギリスに帰って来るかと待っている。
 そんな所にタイムズがプリンス号の遭難沈没を知らせた。
 
 二人の息子を同時に失った蔵戸子爵は気落ちして、抜け殻の様になる。
 弁護士に蔵戸家の相続人を決めるように諭され、蔵戸子爵は蔵戸家を相続する類縁者を弁護士に調べさせると、最も近い類縁者に梅子と松子という優劣の付けがたい娘が居る事が分かった。



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黒岩涙香 「人の妻」5

2021-05-29 13:24:35 | 黒岩涙香 小説



*「人の妻」(扶桑堂版)を5月26日に、本編七十四 最終回まで掲載しました。
** 作者 バアサ・エム・クレイ女史 黒岩涙香 訳 トシ 口語訳
*
**新聞「萬朝報」に明治33年(1900年)11月10日から明治34年(1901年)3月16日まで連載されたもので、作者 バアサ・エム・クレイ女史の「女のあやまち」の訳です。
**原文が難しい漢字や漢字の当て字を多く使っていること以外は、殆んど現代文に近い文章なので、漢字の当て字は当て字で無い漢字に直し、難しい漢字はなるべく使わず、現代文に直しました。

*人の妻 (扶桑堂版)   あらすじ (5)
**何故夫、丈夫が槙子と会おうとしないのか理解できない槙子は離婚を決意する。
**インドから大津博士の娘鈴子と結婚する為に帰って来た次男から丈夫が何故槙子と別れようとして居るかを聞いた鈴子。
**姉道子と妹鈴子の話の立ち聞きから、丈夫が槙子と別れようとして居るのは、波太郎が生きて居る事が分かったからだと知った輪子。
**輪子と風間夫人は、槙子を波太郎が生きて居るのに丈夫と結婚したのは重婚で畜生にも劣ると罵る。
**槙子は丈夫が去って行ったのは、波太郎が生きていて、自分と槙子との結婚は成立しないと思って居るからだと知って喜ぶ。
**槙子は実は松子で槙子の妹で、丈夫と結婚する迄は未婚だったのだ。



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黒岩涙香 「人の妻」4

2021-05-17 20:28:13 | 黒岩涙香 小説



*「人の妻」(扶桑堂版)を5月17日に、本編六十六まで掲載
 しました。
** 作者 バアサ・エム・クレイ女史 黒岩涙香 訳 トシ 口語訳
*
**新聞「萬朝報」に明治33年(1900年)11月10日から
 明治34年(1901年)3月16日まで連載されたもので、
 作者バアサ・エム・クレイ女史の「女のあやまち」の訳です。

**原文が難しい漢字や漢字の当て字を多く使っていること以外は、
 殆んど現代文に近い文章なので、漢字の当て字は当て字で無い
 漢字に直し、難しい漢字はなるべく使わず、現代文に直しまし
 た。


人の妻 (扶桑堂版)   あらすじ (4)
**竹子の方に面会すると、不思議な事に、竹子の方は槙子の事を松
  子だと言う。
  槙子は自分は松子では無く、槙子だと主張するが、竹子の方は余
  り納得した様子では無いが、槙子が自分が槙子だと言うなら、自           
  分は松子だと思うが槙子でも好いと言う。

**竹子夫人には子供が居ないので、全財産を槙子に相続させると言
  う。
  槙子が男爵伴野丈夫と結婚したことを非常に喜び、伴野荘が人手
  に渡って居ると聞き、直ぐに伴野荘を槙子に取り戻して遣る事に
  する。

**伴野荘も伴野家に戻り、落ち着いた頃、竹子の方は高齢の為亡く
  なる。竹子の方の兄の春山伯爵と竹子の方の遺産のことで相談す 
  る為デポンジャーへ向かおうと丈夫は、乗換駅で次の汽車を待っ
  た。
  デポンジャーへ行くため乗り換え駅で待って居ると、ロンドンか
  ら来た汽車から降りて来た人の中に、見覚えのある人が居た。死
  んだ筈の波太郎だ。

**波太郎は丈夫を見附けて近寄って来た。丈夫は槙子の元夫波太郎
  が生きて居た事にショックを受け、このままでは槙子が重婚の恥  
  ずかしさから死んでしまうのを心配し、波太郎殺そうとする。

**波太郎を一度は殺した積りだったが、波太郎が息を吹き返し、ア
  メリカに行く金を呉れるなら、槙子に生きて居る事を告げずに、
  アメリカに行くから、アメリカで生活する金を出せと恐喝され
  る。

**槙子の事を考えて丈夫は波太郎に金を与える約束をし、丈夫自身
  も槙子の前から去る事にする。
  男爵家の名誉の為にも、丈夫は夫ある身の人と結婚したことが世
  に知られるのを恐れると共に、槙子が重婚した事を知ったら、恥
  ずかしさの為死んでしまうに違いないと思い、槙子に何も知らせ
  ないまま、印度に去る。

**槙子は丈夫が何も云わずに身を隠したのは、自分に何か落ち度が
  有るのだろうと思うが、見当が附かず、やがて丈夫を恨む様に成 
  り、離婚を決意する。



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黒岩涙香 「人の妻」3

2021-04-21 18:41:59 | 黒岩涙香 小説



*「人の妻」(扶桑堂版)を4月21日に、本編四十一まで掲載しました。
** 作者 バアサ・エム・クレイ女史 黒岩涙香 訳 トシ 口語訳
*
**新聞「萬朝報」に明治33年(1900年)11月10日から明治34年(1901年)3月16日まで連載されたもので、作者 バアサ・エム・クレイ女史の「女のあやまち」の訳です。
**原文が難しい漢字や漢字の当て字を多く使っていること以外は、殆んど現代文に近い文章なので、漢字の当て字は当て字で無い漢字に直し、難しい漢字はなるべく使わず、現代文に直しました。



*
*人の妻 (扶桑堂)   あらすじ 3
**男爵伴野丈夫は波太郎の妻で有った事は残念に思って居るが、波太郎が死んで未亡人と為った槙子への思いが募り、槙子へ結婚を申し込む。
**槙子も丈夫の優しさ、誠実さに魅かれ、結婚を了承する。
**伴野丈夫が槙子に結婚を申し込んだ事を知った大津博士の娘輪子は、丈夫が槙子へ心変わりをした事を恨み、丈夫に槙子と波太郎が聞くに耐えない、忌まわしい関係だったと嘲る。
**丈夫の母御は男爵家の妻に成る槙子の素性がはっきりしないので、男爵家の嫁としてふさわしいかどうか危惧していた。
**丈夫から輪子が槙子と波太郎が忌まわしい関係だったと云って居る事を聞いた母御は、槙子に波太郎との関係を問い詰める。
**何か引っかかるものを感じつつも、槙子が波太郎と正式な結婚をして居た事が分かり、輪子を黙らせて、槙子と丈夫は結婚式を挙げる。
**新婚旅行から帰ってしばらくして、丈夫はロンドンタイムスに、槙子姉妹の安否を捜す、槙子の伯母春山夫人の尋ね人広告が載って居る事を知る。
**槙子は余り気乗りして居ない様子だが、丈夫は槙子に伯母と面会する様に勧め、二人で伯母の春山夫人、「竹子の方」に逢いに行く。



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黒岩涙香 「人の妻」2

2021-04-03 00:16:51 | 黒岩涙香 小説



*人の妻 (扶桑堂) 4月2日に本編二十二まで連載しました。
** 作者 バアサ・エム・クレイ女史 黒岩涙香 訳 トシ 口語訳
*
**新聞「萬朝報」に明治33年(1900年)11月10日から明治34年(1901年)3月16日まで連載されたもので、作者 バアサ・エム・クレイ女史の「女のあやまち」の訳です。
**原文が難しい漢字や漢字の当て字を多く使っていること以外は、殆んど現代文に近い文章なので、漢字の当て字は当て字で無い漢字に直し、難しい漢字はなるべく使わず、現代文に直しました。



*人の妻 (扶桑堂)   あらすじ 2
 **天文学者 大津博士の息子波太郎と豪州で結婚して、子供が生まれたが、波太郎が豪州で列車事故に巻き込まれ死亡したため、子供を抱えて生活に困った波太郎の妻槙子が、大津博士の援助を得て英国に戻って来た。

 **大津博士の次女輪子を、嫁にするかどうか見極めようとして居た没落貴族の男爵伴野丈夫は、大津博士に頼まれて、豪州から帰って来る槙子を迎えにロンドン港に行き、槙子を出迎えたが、槙子の美しさに見とれてしまう。

 **槙子に一目ぼれをしてしまった男爵伴野丈夫は、槙子が大津博士の息子波太郎の未亡人である事に嫌悪感を持つが、槙子の美しさと人柄の良さに益々惚れ込む。

 **槙子の方も身寄りの無い自分に、親切にして呉れる丈夫にどんどん好感を持って行く。
伴野丈夫は槙子が遊び人波太郎の妻だったことにこだわって、自分の妻には絶対出来ないと考えて居た。

 **遊び人波太郎の妻だった槙子を思わない事にしようと、自分に無理強いをして居る丈夫だが、結局槙子への思いが捨てきれず、槙子に結婚を申し込む。

 **槙子は丈夫に何か自分の秘密を言いそびれ、打ち明けなければ、打ち明けなければと思いながらも、打ち明けられずに過ぎてしまう。


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黒岩涙香 「人の妻」

2021-03-03 09:16:50 | 黒岩涙香 小説



*人の妻 (扶桑堂) 連載開始しました。
** 作者 バアサ・エム・クレイ女史 黒岩涙香 訳 トシ 口語訳
*
**新聞「萬朝報」に明治33年(1900年)11月10日から明治34年(1901年)3月16日まで連載されたもので、作者 バアサ・エム・クレイ女史の「女のあやまち」の訳です。
**原文が難しい漢字や漢字の当て字を多く使っていること以外は、殆んど現代文に近い文章なので、漢字の当て字は当て字で無い漢字に直し、難しい漢字はなるべく使わず、現代文に直しました。



*人の妻 (扶桑堂)   あらすじ
**親の道楽で伴野荘という代々伝わる膨大な地所を手放さざるを得なくなった、英国の男爵伴野丈夫(じょうぶ)。
**一刻も早く伴野荘を取り戻そうと、母御と共に借金の返済の為に奮闘している。そんな時に、天文学者の大津博士から、死んだ放蕩息子の嫁が、孫を連れて豪州から帰って来るので、ロンドン港に迎えに行く様頼まれる。
**男爵伴野丈夫は大津博士の二女の輪子に言い寄られて居て、輪子と結婚をするかどうかを考慮中なのだ。
**伴野丈夫はロンドンに用事があって行く序(ついで)に、大津博士の死んだ息子波太郎が豪州に残した妻槙子とその子供を迎えに行き、槙子が絶世の美女であることを知る。
**丈夫は槙子に魅かれて行き、素性がはっきりしない波太郎の未亡人の槙子に結婚を申し込む。
**槙子は何かを隠したまま、丈夫と結婚する。



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