Runrun日記

最近読んだ本-シティ・マラソンズ

図書館の本を検索していたら
「City Marathons シティ・マラソンズ」 文藝春秋
という本があったので、早速読んでみた。
三人の女流作家が、シティ・マラソンをテーマにして書いていた。

三浦しをん 「純白のライン」

この作家の作品なら、また壊れた人の事を描いているのかと思って読みだしたが、
やはり、不動産会社の社長が、業務命令で社員をニューヨーク・シティマラソンに
出場させるという話。壊れている!
でも読み進むと、その社長は、娘にやさしく、社員にもやさしい人だったりして・・・

なぜに、人はマラソンを走るのだ!

そんなことを、考えさせられる小説でした!


あさのあつこ 「フィニッシュ・ゲートから」

近藤史恵 「金色の風」

この三編の主人公は、元ランナーだったり、バレリーナだったりして
挫折をあじわい、それをやめた人ばかりだった。

「純白のライン」の主人公は、大学時代に走る事に挫折し就職するが、
何年の過ぎてから、勤め先の会社の社長に背中を押されてマラソンを走る事になる。

「フィニッシュ・ゲートから」の主人公は、高校時代に挫折した、元長距離走の選手。
その後、スポーツシューズを作るメーカーに務めるが、
東京マラソンに出場する昔の親友の為に、ランニングシューズを作る事になる。

どちらも、 楽しむ為に走るんだよ!
しゃにむに走るんじゃないよ。肩の力を抜いて・・・

と云っているような気がします。

「金色の風」は、バレリーナをあきらめた女性の話。
語学留学で出かけた先で、パリ・マラソンに出場する。

この小説のお気に入り度:★★★☆☆
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