Runrun日記

最近読んだ本ー三つの恋の物語



数日前から体調不良です。体調不良はいつもの事か?
いやいや、今度は風邪気味でのどがイガイガします。咳が出ます。
今朝は風邪薬を飲んで、布団にしがみついていましたが・・・

さて、『ダルタニヤン物語』、あと残すところ2巻となりました。

19世紀に生きた作者が、17世紀の人の事を描くとこんなになるのでしょうか? いやいや、A・デュマじたい作品が売れに売れて大金持ちとなり、女優と浮名を流す奔放な生活をしたと聞きますが
17世紀の宮廷は、こんなに乱れていたのでしょうか? "廷臣たちのめいめいが、宮廷内での自分の立場ばかり考えているとき、・・”とあります。17世紀の、フランスの王宮や貴族達の生活は、こんなだったのかと思うとがっかりします。読み続けるのが嫌になり、読み飛ばし、流し読み・・・(笑)

A・デュマ 著作 鈴木力衛 訳 「ダルタニヤン物語 9 三つの恋の物語」 復刊ドットコム

王には王妃がいて、王弟には王弟妃がいて、ルイズ・ラ・ヴァリエールにはラウル・ヴラジュロンヌという許婚者がいます。なんでこんな不埒な恋物語になるのだ。

王弟妃アンリエットにバッキンガム公とギーシュ伯爵が恋をして、この二人を追い払うが、ギーシュ伯爵はぬけぬけと戻ってきます。
王弟妃と王が恋仲になり、噂になると非難を避けるためラ・ヴァリエール嬢をカモフラージュのための身代わりとします。ところが王とラ・ヴァリエールはほんとの恋仲になってしまいます。それで王はラウルをイギリスに追いやってしまう。王弟妃は嫉妬します。まったく節操のない物語だ

イギリスの派遣されているラウルは、ワルド侯爵にこの事を中傷され、手紙で親友のギーシュ伯爵に相談すると、ギーシュ伯爵とワルド侯爵は決闘となり、ギーシュ伯爵は重傷を負ってしまいます。登場人物達の考え方が、私には理解できんのだ。わたし的な正義は、そこには無い???

嫉妬した王妃・王弟妃、成り行きを心配した太后は、ラ・ヴァリエール譲を呼びつけて叱咤します。困り果てたラ・ヴァリエール譲は失踪!!! ま、自然な流れだね。でも、修道院に逃げ込んだラ・ヴァリエールを王は引き戻してしまう。無益な恋と嫉妬の騒ぎが引き続く。

この巻のタイトルの「三つの恋の物語」とは、なんだ?
一つは、ギーシュ伯爵と王弟妃アンリエットの恋? もう一つは、王と王弟妃との恋? これはもうないだろう。
王とラ・ヴァリエール譲との恋。ラウル・ヴラジュロンヌ子爵のラ・ヴァリエール譲への恋。片思いになってしまったのか?

節操のない恋のドタバタ騒ぎが続き、王弟妃はラウルをフランスへ引き戻す。
イギリスでは、フーケの恋人べリエール夫人の妹メアリー・グラフトン嬢がラウルに恋をしている。
アラミスの動きが怪しいので、次巻はきっと新展開になるよね。
恋の話は、飽き飽きした。(悲しい)

この小説のお気に入り度:★★☆☆☆

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