今日は、Hスポーツセンターで社交ダンスのレッスンでした。
分りました。丹田に力を入れて、伸び上がらなければならないのだ!
そうでないと気持ち良く回転できません
◇◇◇◇◇
山本周五郎さんの小説は、人情味が強く清廉潔白で道徳観の強い作品が多いと思います。私は、その清廉潔白さに、すこし嫌味を感じてしまいます。
山本周五郎 著作 『人情武士道』 新潮文庫
これは、山本周五郎さんが昭和8年から16年にかけて書かれた作品群らしい。12編が収められていて、2編は現代小説。
戦前にかかれた大衆色の強い娯楽短編小説で、全体的にテンポよく、読みやすかった。
『竹槍念仏』は、なんだか分からない小説だなぁと思いながら読んで行ったが、「面妖な坊主」が、実は清水次郎長の子分の半太郎で、無頼本性を現わしていく件は、正しく娯楽時代小説だね。
最後の2編の現代小説。『猿耳』は、子供の頃凍傷で失った耳の代わりに猿の耳を移植された人の話。少し気味悪い。
『家常茶飯』は、貞淑すぎる妻を持った男が浮気を試みるが、浮気を計画した当日、子供が熱を出し、夫婦の心のよりがほぐれるという、山本周五郎さんらしい小説でした。
この小説のお気に入り度:★★★☆☆
山本周五郎 著作 『小説 日本婦道記』 新潮文庫
直木賞受賞を辞退した曰く付きの作品です。昭和17年~21年までに書かれたものです。
妻は夫の為、家の為にこうまでして身を尽くさなければならないのでしょうか。
日本女性の美しさを描いたと云われますが。。
この小説のお気に入り度:★★★★☆
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