先日、3ヶ月ぶりに京都へ行ってきました。首都圏に比べると京都の方がいくらか暑いようにも思われましたが、もうすっかり秋の雰囲気です。
今回はちょっと趣向を変えて、「とっておき京都」という雑誌の紹介です。
いつもはあれこれ用事を片付けるだけで終わってしまう京都滞在ですが、今回は久しぶりに観光でもと思っているところでしたので手頃な本かなと思って購入しました。源氏物語限定のガイドブック+αってところですが読み物としても興味深い記事が多かったです。
今年は源氏物語の存在が確認されてからちょうど1000年ということで京都では源氏物語がちょっとしたブームになっているようです。
「あなかしこ このわたり わかむらさきや候」
(このあたりに若紫はおられますか)
藤原公任が戯れで投げかけたこの言葉が「紫式部日記」寛弘五年霜月一日の条に出てくることから今年2008年11月1日を源氏物語千年紀とするそうです。
源氏物語54帖をたとえ訳本でもすべて読むのはなかなか大変ですが、源氏物語の雰囲気を味わいながら京都観光にはふさわしい一冊かと思いました。またそればかりでなく源氏物語の登場人物についても詳しい解説がありますので、これからこの膨大な古典に挑戦するにあたっての手引きにもなるかと思います。
10年ほど前に源氏物語の訳本を出版された瀬戸内寂聴氏を始め、何人かの方々のこの物語に関連したエッセイが興味深いです。
千年の時を経て、能や絵巻物、陶器や和菓子、和服やインテリアなどにまで奥行きが広がった源氏物語の世界を古典には素人の人にも手短に感じることのできる一冊かなと思いました。
今回はちょっと趣向を変えて、「とっておき京都」という雑誌の紹介です。
いつもはあれこれ用事を片付けるだけで終わってしまう京都滞在ですが、今回は久しぶりに観光でもと思っているところでしたので手頃な本かなと思って購入しました。源氏物語限定のガイドブック+αってところですが読み物としても興味深い記事が多かったです。
今年は源氏物語の存在が確認されてからちょうど1000年ということで京都では源氏物語がちょっとしたブームになっているようです。
「あなかしこ このわたり わかむらさきや候」
(このあたりに若紫はおられますか)
藤原公任が戯れで投げかけたこの言葉が「紫式部日記」寛弘五年霜月一日の条に出てくることから今年2008年11月1日を源氏物語千年紀とするそうです。
源氏物語54帖をたとえ訳本でもすべて読むのはなかなか大変ですが、源氏物語の雰囲気を味わいながら京都観光にはふさわしい一冊かと思いました。またそればかりでなく源氏物語の登場人物についても詳しい解説がありますので、これからこの膨大な古典に挑戦するにあたっての手引きにもなるかと思います。
10年ほど前に源氏物語の訳本を出版された瀬戸内寂聴氏を始め、何人かの方々のこの物語に関連したエッセイが興味深いです。
千年の時を経て、能や絵巻物、陶器や和菓子、和服やインテリアなどにまで奥行きが広がった源氏物語の世界を古典には素人の人にも手短に感じることのできる一冊かなと思いました。
私もこの本を買いましたよ!
今年は源氏物語1千年紀ですものね~。
横浜美術館の源氏物語展も行きました。鎌倉へ出かけた帰りに、主人と別れて私だけ立ち寄ったのです。
いろいろな絵があってどれもすばらしく目を奪われてしまいました。
人が多くてゆっくり見られませんでしたが、やはり源氏物語はいいなと思いました。
私は、以前もお話したかも・・??ですが、源氏物語を卒論にしたのです。それくらい大好きでした。
ある女性を取り上げて人物像を研究したのですが、誰だと思います???・・・な~んてきっと当たらないと思います、意外に思われるかもしれません。
でも、最初に源氏物語の魅力にとりつかれたのは実は高校のときからなんです・・・理由はそのとき古典の先生が憧れだったからです!
あ、これは内緒のほうがよかったかしら???でもたぶん書いても大丈夫でしょうね、気づかれないと思います(笑)
あ、でも世間はせまいというウワサもありますから注意しなくちゃかしら???(笑)
それでは失礼いたします。
私も高校時代に素敵だと思っていた先生と同じ分野を大学で専攻しましたよ。文学ではありませんが・・。
以前、3月うさぎさんのコメントで六条御息所の研究をされたと伺いましたが・・・。
実はその頃の私は源氏物語をあまり真面目に読んでいなかったのでそれほど彼女に注目していませんでした。
先日、京都の嵐山・嵯峨野方面へ行った時、嵐山公園や野宮神社周辺を散歩しました。それ以来、急に源氏物語を読みたくなって、寂聴さんの訳本を少しずつ読み返していました。
六条御息所って身分の高い女性ですからプライドも高く、素直でないし、たいへんな人だなあと思いますが、
読者の心を揺さぶる面白い女性ですね。
紫式部の手腕を改めて思い知らされるような・・・。
改めて読み返してみて非常に興味深い女性だと思いました。
それからもうひとつ、源氏物語の中で私がもう一人注目したい女性の名を挙げるとしたら「明石の君」ってところでしょうか。
そうでしたね・・・すみません、忘れていました(汗)以前コメントをしたときに書いたんでしたね・・・。
私が好きな女性は、たぶん藤壺かしらと思います。強さと弱さの両面を持っているところが好きですね。
明石の君は、端整で、芯の強いイメージがあります・・・素敵な女性ですよね。
当時は、・・・うまく説明できませんが、自分とはすぐに結びつかないようなイメージの御息所に、逆に何か惹かれるものがありました。
テーマを決めるとき、だいたい好きな女性を選ぶ友達が多かったので、皆に不思議がられ、そういう面では、先生にも面白い選択だと言われた記憶があります。
・・・おっしゃるように、彼女は気位が高いゆえに自分の気持ちを素直に表わすことができないですよね?・・そういうところに、20台になったばかりの私はもどかしいものを感じました。
私自身は、それがいいにつけ悪いにつけ、全部まっすぐに表に出してしまう、ある意味単純な性格だからだと思います。
なのでかなり苦労した覚えがありますが、不思議とだんだん彼女の切なさがわかってきて、女性はだれでもこういう一面があるのかも・・ということでまとめた覚えがあります。
う~ん、懐かしいですね。楽しかった学生時代のことも思い出しました。
あのころはあまり悩みも無く、友達とわいわいやっていましたっけ・・。
源氏物語は青春時代の思い出のひとつです。
私は若い頃はあまり古典文学を熱心に勉強しなかったので、書道で仮名を勉強するようになってようやく源氏物語を始め、いくつかの古典に魅力を感じるようになりました。
源氏物語は私にとって、今はとても好きな古典のひとつです。登場人物がそれぞれ本当に個性豊かで面白いですね。けっこうはまってます。唯、この歳になってようやくそれがわかったなんてちょっと悔しいくらいです。
仮名を始めたころ、変体仮名で書かれたものを読めるようになったときの喜びも大きかったのですが、今は、もっと古典文学を読んで、表現の美しさや背景も楽しみたいとも思っています。