笑うかどには福きたる

日常生活で見たこと、聞いたこと、感じたことを牧歌的にのんびりと書いています。

何十年かぶりに、「燃えよ剣」を本棚から出してみた

2021年10月17日 17時39分26秒 | 読書
緊急事態宣言下の影響で、伸び伸びになっていた岡田准一さん主演の「燃えよ剣」が現在公開されておるそうです。原作は言わずと知れた、司馬遼太郎の「燃えよ剣」でございます。

これまでも色々な俳優さんが土方歳三を演じてこられ、今年のNHK大河「青天を衝け」でも、町田啓太さんが演じておられましたが、やっぱ土方歳三は「かっこいい」、の一言に尽きますね。

私が「燃えよ剣」を読んだのは、おそらく高校一年生だったか。なんかね、15,6の子供でしかなかったのに、何とも言えないその「かっこよさ」に夢中になったものでしたよ。
当時のクラスメイトで、同じく読書好きで仲の良かったYさんに、「絶対おススメ!」と言ったところ、「私は「竜馬がゆく」が好きだから、幕軍の味方はできないな~」、と、今から思えばなんとも微笑ましいやりとりをしつつ、じゃ、交換して読もう、と言うことになり、お互いの本を交換したのです。
その後しばらくして、Yさん、白旗を揚げてきましたですよ。

Yさん:「私、土方歳三のファンになった!」と。
私  :「でしょ、でしょ~(*^o^*)」
Yさん:「『それが、漢(おとこ)だ』、という台詞(新潮社版上巻 P255)にぐっときた」、と。

この戦(?)、完全に幕軍の勝ち(笑)。
もちろんその年の京都修学旅行では、私たちの班のコースに池田屋跡が含まれたのは言うまでもありません。

貸した本にYさんは丁寧に紙カバーを付けて返してくれました。
私の「燃えよ剣」はそのカバーを付けたまま、今でも本棚に並んでおります。Yさん、元気かな。

ところで、土方歳三とくれば、相棒の沖田総司も忘れてはいけませんね。
そんなに多くの本を読んではいませんが、お勧めは、新人物往来社 大内美予子著「沖田総司」でしょうか。透明でキラキラした、繊細で心優しい沖田総司が描かれています。

近藤勇が 虎鉄
土方歳三が 和泉守兼定
沖田総司が 菊一文字

彼らの刀の銘からだけでも、人柄を"妄想"できるというものです。
この機会に10代だった自分に思いを馳せつつ「燃えよ剣」をまた読んでみたいと思います。

※それにしても、文庫本のこのち~っちゃな文字を裸眼で読んでいたのか、自分(^_^;)

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