robihei日記(将棋とか、GOLFとか、徒然に)

将棋ファン暦30余年、10年程前のNスペ「対決」を観て将棋ファン熱が更に高じ、以来ずっと棋界ウォッチャーに

棋王戦第三局!

2006-02-26 19:56:49 | 将棋な私
とりあえず結果だけ。139手までで羽生4冠の勝ち。連敗は5でストップ。いやー、、、柄にもなく願掛けなんかして負けたらどうしよーとか思ってたけど勝ってよかったよかった。

内容は、相撲で言うと「腰の重い取り口」の森内の攻めを余して(これ、業界用語ね、「凌ぎきる」というニュアンス)反撃するどく勝ちを収めるという流れ。

実質的に負けになってからの森内の粘りというか凌ぎはファンとして多少ひやひやした。とはいえ、棋王戦第一局の羽生の驚異的粘りとは(贔屓目が多少入るにしても)趣が違った。

やはり相手に与えるプレッシャーの質と量が第一人者の地位を保全していると改めて確認。

棋王戦は次の対局に勝った方が栄冠を得ることになりそうな図式。森内勝ちなら即奪取なのでそれは論を待たないのですが。

「幸運の女神は勇者に微笑む」

いきなり何を言い出すのかと皆さんいぶかしむでしょうが、羽生善治の座右の銘なんです。棋王戦を居汚く指さず、負けても良し、後手番だし指したい手を指そう、というモードで対局できれば、首の皮一枚の厚さは意外に分厚い(←将棋界の歴史が示す実証的事実)、ということが証明できるかもしれない。