robihei日記(将棋とか、GOLFとか、徒然に)

将棋ファン暦30余年、10年程前のNスペ「対決」を観て将棋ファン熱が更に高じ、以来ずっと棋界ウォッチャーに

将棋名人戦問題:明日棋士総会の前日に・・・

2006-05-25 19:11:51 | 将棋な私
渡邉明竜王のblogを見ていて、このようなリリースが出ていたことを知る。

繰り返し読む。前日・前々日のコメントも読んだ。・・・・・

この流れは「状況の中の最善」なのだろうか?

大人の世界の解決方法というモノサシが当てられない状況になっているのではないのか。強引に解決をしたら、掛け違えたボタンのひずみをそのまま封印した宿痾の根になってしまう気がして、どうにも気分が落ち着かない。

加えて週刊現代の連盟会長に対する批判キャンペーンである。個人的には取り上げられている事例や「靴を踏まれた痛み」を訴える人の言い分にはそれなりに真実も混ざっているのかも、という気はする。「踏まれたものの痛みは踏んだものにはわからない」わけで、棋界の大豪で、文化人としても有数の知名度とオーラを持つ米長邦雄には清濁の「濁」の部分が多少あっても(どころではなさそうだが・・多々でもよし)致し方ないというのが僕の認識である、だって清廉潔白な大人物なんて論理矛盾もいいとこだ。ただしそのことで「変な人」と思われても「ダメな人」とは思われないでほしい。

ちなみに将棋界の米長、囲碁界の藤沢秀行(生放送のTVで酔って「オ○ンコ」を連発した武勇伝まである大棋士)は棋界に留まらず現代日本社会で見ても奇人列伝の上位ランクに入るような人物である。いろいろあらーな。

でもその人物伝の中での過去の乱行(とされている報道内容)と、今回の、

日本将棋連盟会長として出すべき判断や業績とは別物ではないのか?
と冷静に訴えておきたい。

米長会長の今回の判断や進め方には僕は反対である、「正しくない」と思う。ただ、そのことの理由に「愛人を沢山抱えて流言蜚語を飛ばしたりする変人で悪者だから正しくない」というニュアンスを込めてはいけない。
棋界の将来を憂える心は正しい。それでも直情径行な行動指針(加えて冷静な判断と施策展開のコントロールができる側近事務方の不在)で性急に動いたことで裏目っていると正しく理解しておきたい。

理事会総辞職、再度理事会召集まで2ヶ月とか時限を決めて棋士の判断を集める。結果やはり米長体制でいくならそれもよし。その上でもう一度毎日・朝日・読売含めた新聞各社と冷静で奥行きのある議論をして1・2年掛けて改善策を練る。これぐらいしないとだめだと思う。それでもダメならプロの経営者(というほど大仰でなくていい、議論を整理できるクレバーな事務方が数名で十分)の導入も検討する。こういう展開にならないかなあ・・・なんなら一肌脱ぐけど、僕。

最後に全然関係ない言葉に飛ぶけど

「Jリーグ百年構想」

というキーワードを覚えておきたい。棋界だってそのくらいの深度で物事を考えるべきだ。


2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
泥沼と築地のできレース (将棋戦国氏)
2006-05-25 20:52:50
日記から推察すると、泥沼会長は築地新聞社の幹部に会って、将棋名人戦を破格の条件で契約するよう迫られたようです。

人が好いのは竹橋新聞社です。

泥沼会長は竹橋が出せない額を吹っかけるつもりです。

そして、決裂。満を持して築地新聞社は将棋名人戦を主催。そういうシナリオを会長と築地は描いている違いありません。

明日の棋士総会は、会長の罵声を浴びせられる棋士が出そうですね。それとも、御身大切の為に沈黙か。

とにかく激動の一日です。しっかり記憶しましょう。

返信する
1級   〔将棋ではない)      (飯岡つねお)
2006-06-05 21:50:27
週刊文春の対談を読んで以来注目しています。

泥沼会長なんて云っていいのかと思ったりしましたが、将棋の世界は実力の世界だから、平気で

云えるのですね。日頃の行いに気をつけているそう

じゃないですか。お大事に。
返信する