もう1ヶ月以上前のことになる話ですが、こんな気楽なコメントを書いていた実際の対局を再放送のBSの番組で見ました。
いやー、結果を知りながら良い感じで見ることができました。ちょっと変な表現ですが「未知との遭遇」を斜め裏からみているような感覚。
感じたことを簡潔に2点だけ。
1.真の強者は臆病かつ慎重であるとシミジミ感じた
「敵を知り、己を知れば、これ百戦危からず」という言葉を忠実に実行すれば、知らない敵は勝つ瞬間まで未知=未遭遇の最強の敵ということになる。
渡邉竜王はこれをあるいみ忠実に実現していた気がする。「できれば戦いたくなかった」「自分が気付いていない勝ち筋をボナンザが選択しているのでは」・・・等々のコメントが生々しい。
2.「すでに死んでいる」ことに気付くタイミングの妙
1.の話にある意味通じますが、ボナンザに竜王の手の評価の軽視(=重大な見落とし)があって、勝ち筋を逃して負け一直線の筋を選んでいたにもかかわらず、その結末までに数交の手の進行ガ必要な局面の状況。
すでに「お前は死んでいる」ということができる状況の竜王の「しかし怖いな」というつぶやき。そして負けに入っているのに自分の勝ちの評点を付け続け、断末魔の一瞬前に一気に負けと気付いて評点が真逆になるボナンザ。
ちょっと2001年のHALを思い出しました。
「2015年」といわれていた「将棋でコンピュータが名人(=竜王と同格)に勝つ日」。もしかして来年起きても「ちょっと早いけどな、やっぱり」と思われる程度にまで迫られている。
ある意味すでに起きたサプライズ。あとは「その日」を待つだけという気がする。
しかしボナンザの作者が将棋5級程度ってのがオチとしては最高ですね。
いやー、結果を知りながら良い感じで見ることができました。ちょっと変な表現ですが「未知との遭遇」を斜め裏からみているような感覚。
感じたことを簡潔に2点だけ。
1.真の強者は臆病かつ慎重であるとシミジミ感じた
「敵を知り、己を知れば、これ百戦危からず」という言葉を忠実に実行すれば、知らない敵は勝つ瞬間まで未知=未遭遇の最強の敵ということになる。
渡邉竜王はこれをあるいみ忠実に実現していた気がする。「できれば戦いたくなかった」「自分が気付いていない勝ち筋をボナンザが選択しているのでは」・・・等々のコメントが生々しい。
2.「すでに死んでいる」ことに気付くタイミングの妙
1.の話にある意味通じますが、ボナンザに竜王の手の評価の軽視(=重大な見落とし)があって、勝ち筋を逃して負け一直線の筋を選んでいたにもかかわらず、その結末までに数交の手の進行ガ必要な局面の状況。
すでに「お前は死んでいる」ということができる状況の竜王の「しかし怖いな」というつぶやき。そして負けに入っているのに自分の勝ちの評点を付け続け、断末魔の一瞬前に一気に負けと気付いて評点が真逆になるボナンザ。
ちょっと2001年のHALを思い出しました。
「2015年」といわれていた「将棋でコンピュータが名人(=竜王と同格)に勝つ日」。もしかして来年起きても「ちょっと早いけどな、やっぱり」と思われる程度にまで迫られている。
ある意味すでに起きたサプライズ。あとは「その日」を待つだけという気がする。
しかしボナンザの作者が将棋5級程度ってのがオチとしては最高ですね。