robihei日記(将棋とか、GOLFとか、徒然に)

将棋ファン暦30余年、10年程前のNスペ「対決」を観て将棋ファン熱が更に高じ、以来ずっと棋界ウォッチャーに

名人戦第四局

2006-05-20 08:30:27 | 将棋な私
世の中思い通りにいかないのがお約束とはいえ、迷走する名人戦主催問題と同期するかのように名人戦そのものが盛り上がらない・・・ハァ(@_@)

名人戦の定宿である愛知県蒲郡市の銀波荘で行われた名人戦第四局、先手番森内名人が107手までで勝利。これで名人の3-1、防衛まであと1番だが、先日の表現を繰り返せば「1ブレークアップキープ」である。

1-3から挽回して七番勝負を制したタイトル戦の記録はいくつかあるが、名人戦では15年ほど前の、
中原名人(当時)-高橋九段 ●●○●○○○
のみである。今のところ谷川挑戦者から見て4局目までは同じ星並び、さてどうでしょうか・・・

世間的な評判(人気)は圧倒的に谷川乗りだが、棋力・近年の実績からくる格付け的には森内が圧倒。昨日の対局も終盤は「ガッキン!」と音が聞こえるぐらい盾が矛を封じる様子がありあり。サッカーメタファーでいうと2点リードしている森内イタリア代表が後半30分以降ずっと自陣でボールキープに入ったような展開。さしも谷川オランダも成す術なしでそのままタイムアップ、といえばご理解いただきやすい?

まあ流れを止めたところといい、3-1という実際の星勘定といい、90%ぐらい名人位が森内の近くに来ているのは否めない。でも、歴史の正しい承継を、承継をををを!とまだ拘るrobiheiである。

来期はこうなると本当に羽生が挑戦者になって「勝ったほうが十八世対決」として力づくで獲りにいかなくちゃならなくなりそう。伝統芸能の文化側面が後退して勝負事としてのタイトル争いが前面にでることになる、これも時代の流れか・・・