王座戦第三局

天童で指された第三局、後手番羽生が相振り飛車を選択せず、オーソドックスな居飛車急戦対四間飛車の戦いから久保やや有利の中終盤を経て、110手までで羽生が勝って三連勝、前人未到の連覇記録を１６期まで伸ばした。

雑感ですが２点

■プロ棋士が揃って「３局とも羽生の逆転勝ち」といってるが、違わね？
→「やや優勢の終盤の入り口から羽生に勝ちきる」ことが易々とできる棋士
　は、いつも繰り返してますが結局今は居ません。
→延々と「実戦次の一手」みたいな問題を出され続けて、20問ぐらい連続で
　正解してもまだ「ちょっと優勢」みたいな局面を作られると、さすがに皆
　最後は将棋にガタが来てうっちゃられる、この繰り返しです。

■今更ながら「深浦つえー」
→ここんところ糸色女子言周だったはずの久保にして３連敗、もっとも久保
　の調子が良かったから３局とも優勢の中終盤までは行けたともいえるが・・・
→王座戦とは局面、対局時間とも違うが、相前後して戦ってフルセットで
　勝った深浦、やっぱり一時の煌きかもしれないけど強かった。

ただ、これでも羽生は「たった二冠」とか言われちゃうんだよなあ。