robihei日記(将棋とか、GOLFとか、徒然に)

将棋ファン暦30余年、10年程前のNスペ「対決」を観て将棋ファン熱が更に高じ、以来ずっと棋界ウォッチャーに

さあて、すんごいことになって来てるぞA級が

2009-10-23 18:20:22 | 将棋な私
ちょっとだけマニアックな話になるんですが、ご容赦くだされ。

昨日で第4ラウンド(全9局)が終了したA級順位戦、最上位が名人挑戦、
下2人がA級の地位を失う。勝敗は以下の通り。

順 棋士名  勝 敗
7  谷川浩司九段 4 0
3  森内俊之九段 3 1
9  高橋道雄九段 3 1
10 井上慶太 八段 3 1
1  郷田真隆九段 2 2
5  木村一基八段 2 2
8  三浦弘行八段 2 2
4  丸山忠久九段 1 3
2  佐藤康光九段 0 4
6  藤井  猛九段 0 4

オジサン2名が去年昇級して話題になった今期のA級10名。9位高橋、10位井上の
2人の40代棋士は、

「良く戻ってきた、1期で陥落するだろうけど」

という評価だった。それが今3位と4位。

このまま頑張って挑戦者になるとは思わない。しかし、「降級しないA級力」と
いうものが、将棋界ではある種の膂力としてとてつもなく高い評価を受ける。
議員バッジをつけてるか外すかぐらい、A級に居る居ないで違う。

A級でいること自体、タイトルに挑戦するぐらいの値打ちがある意味ある。
確実にある。

高橋井上の2人とて、下位3勝はまだ安全圏ではない。
ただ、下に1-3やら0-4の棋士がこれだけタンマリ居る状況を考えると、
ここまでは驚異的な星の伸ばし方と言える。

逆に、名人竜王経験者の丸山・佐藤・藤井。
このTOP棋士たちの首筋が既に10月にして薄ら寒い事態に・・・

将棋ファン、それもコアなファンなら一言この星取表を見て、

「 ひ え ーーーーーーー  ^_^; 」

としか言いようがない状況。

正直、上4人では「強そう」なのは森内しか居ない。谷川に挑戦を是非!の声は
これからいや増しに高くなるだろうが、こっちはあまり興味がない(笑)

「他人の不幸は密の味」(笑)という陰口が叩かれる将棋界最大のイベント、
A級順位戦の降級棋士決定までのプロセス。
多分、高橋井上は助かる確率が現時点で既に50%を超えている、感覚値として。
およそ7割は助かりそう。

一方でコアなファンが多い鰻屋こと藤井、
「お前落ちたら地磁気狂いすぎだろ」と言われるであろう大棋士佐藤康光。
この辺が今のところ先の見えないトンネルを未だ匍匐前進している状況、、、
しかもお互いラス前で直接首を落としあうような対局番組だし(笑)

いやー、、、、すんごいわ。

全然たとえが違うんだけど、

「トヨタとイトーヨーカドーと全日空のうち、半年後に2社破綻する。
その破綻しちゃうのは、 どこ と どこ ???」

みたいなムリ目のQに、無理やり答えを出さされるようなものである。

さあて、潰れるのはどこ?どこなの???・・・(爆)