robihei日記(将棋とか、GOLFとか、徒然に)

将棋ファン暦30余年、10年程前のNスペ「対決」を観て将棋ファン熱が更に高じ、以来ずっと棋界ウォッチャーに

木村ワールド全開?棋聖戦第3局

2009-06-29 11:11:57 | 将棋な私
名人防衛の地、豊田のホテルで3日後にまた指された棋聖戦。両方の連荘だった
羽生さんは連泊でそのまま滞在してたそうな。初めてのことらしい。

将棋は先手番木村が中盤からの優勢をきっちり守って勝利。土曜日豊田で勝ち、
戻って東京で日曜夜には大和証券ネット将棋杯の準決勝で森内に勝って決勝進出。
ここ一連の活躍が棋士木村一基にとって「人生の朱夏」というべきひとつのピーク
であることは間違いない。

次、羽生に対し後手番というのも受け将棋の木村にとっては逆に有利かと思う。
ただし、角番になった羽生は強いからね、気をつけてキムタン(笑)

名人防衛を成した今となっては、棋聖のひとつぐらい・・・と思わぬでもない。
ただ、棋聖の次の王位のタイトル戦対局も挑戦者となった木村。初タイトルは
そっちで深浦からもらってはどうか・・・と思わぬでもない。もちろん二冠に一気
に駆け上る可能性も十二分にありえる。

独特の将棋観で9割方のプロが非勢と感じるような手順にも厭わず飛び込み、
あらゆる種類の忍従に耐え、いわゆる顔面受けもやすやすとこなすような受け将棋
の木村。世の中猛暑日が続く中、景気は厳寒というこのご時勢にマッチする棋風
なのかもしれない。

棋聖戦第4局は10日後。直後には王位戦も開幕する。次で戴冠できないと、
「二兎を追うものは・・・」になりかねない気もする木村。

一応棋聖は羽生逆転防衛、王位は頭3局1-2の劣勢から3連勝で木村奪取と
両棋戦の帰趨、予測して置きます。