robihei日記(将棋とか、GOLFとか、徒然に)

将棋ファン暦30余年、10年程前のNスペ「対決」を観て将棋ファン熱が更に高じ、以来ずっと棋界ウォッチャーに

A級順位戦八回戦一斉対局:やる藤井、やった(笑)

2009-02-05 13:13:46 | 将棋な私
昨日でた将棋世界最新号で梅田望夫氏も婉曲的に触れているぐらいだからもういいだろう(笑)
告白します。

robiheiは2chの将棋・チェス板の大ファン(ROM専ですがね)である。
スイマセン、これからするのは「便所の落書き好き」みたいな話です。

2chの盛り上がりを見るに、竜王戦も最後の方は凄かった(「凄まじい」の方が相応しい位かな?)けど、この1年かけてのA級の今期の盛り上がりも相当。
長く接しているとそういうのはスレッド消費ペースでわかる。いわば「社会の窓のバロメーター」の役割も果たしているんですよ、2ch。

細かい結果は連盟のHPでご覧頂くとして、昨日のラウンド終了して挑戦者も降級者も1名も決まらずに3月頭の「一番長い日」を迎えることになった。
昨日は応援している佐藤と藤井が勝って大満足のrobihei。今日はその藤井の話を少し。

2chで絶大な人気を誇る四間飛車藤井システムの老舗を称して「鰻屋」こと藤井猛九段。
「やる藤井」なんて眉間に鰻のマークの入ったキン肉マンみたいな擬似キャラのアスキーアートまで出てきていて、まあ2chではそれなりに祭りです(笑)

藤井の将棋は、法律の世界で言えば「通説判例」みたいな既成概念の常識に挑み続ける反骨家。
それが少し前までは一世を風靡した「藤井システム」であり、おかげで竜王にまで登り詰め羽生とも互角の指し分け状態が続き、一頃は今の深浦ぐらい羽生ファンから見て憎たらしい存在だった。

いまや藤井システムが若手棋士たちに病理解剖されるがごとく定跡化されたことで、新たな発明を要する状況になって近年指しているのが「矢倉早囲い新藤井システム」とでも言うべき代物。佐藤康光、森内俊之あたりが追っかけて採用するってことは、その先進性と合理性には折り紙が付く。

飄々とした語り口の中に、えもいわれぬシニカルな基調+コミカルなキャラクター的発言。序中盤巧者ながら、暫く前までの全盛期には「ガジガジ流」といわれた金銀のカナゴマを使って敵玉に喰らい付くような寄せを見せて終盤も巧者だったはずが歳を重ねて寄せをシクジリ逆転負けを食らうことも度々。「終盤のファンタジスタ」なんて有難くない肩書きまで付いていたりする。

ともかく、人間臭いのである。
キャラは微妙に違うが、藤井と同じく人間臭い行方尚史と仲良しってのもイケテル(笑)

ちなみに行方くん、酒飲みの遅刻魔というダメ人間臭を漂わせつつ、持っている将棋の才能の煌きと、さながらアムロレイのような「弱弱しい自分への叱咤の呟き」がrobiheiとしては大好きな棋士。
下の子に「尚」をつけてるんだけど、育ってきてるのを見るにイザというときちょっと頼りない似たような育ち方をしてるかも・・・(爆)

振り飛車党総裁とか言われるけど、最近は矢倉も多いから呼称も微妙(笑)でも昨日は同じ振り飛車党の鈴木大介を相振り飛車からねじり倒したから来期も総裁とよびますか・・・

ちなみに一番長い日で首が寒いのは厳しい順に深浦・鈴木/谷川・三浦の順。谷川十七世は、初めて首が掛かった順位戦の一番を指す事になる。
今を去ること20年ほど前、大山十五世が何度か首が掛かった順位戦最終局を迎えたときは将棋会館の解説会場が帰趨を気にするファンでパンクしたそうな。

時を経て今はネット時代&当時なかったBS2のリアルタイム中継、ほぼリアルタイムで更新されるサーバーが想定しうる限りの大容量を確保していることを願っております。

落ちんだなーたまにまだ、これが(笑)
将棋ファン、群がることイナゴの如しだから(爆)