いつもの面子、羽生-佐藤のいつものタイトル戦。ちょっと違うのは、羽生挑戦者であることぐらいか。
「いい勝負で、きわどい中終盤の争いを制して羽生が勝つ」
という羽生ファンの望む最高の対戦内容と結果となった感がある。
187手という長手数、その割にダラダラ感が微塵も感じられないのは両者の芸の極みを見る思いである。
しかし、銀や馬を歩の前にタダ捨てでぐいと出る手が象徴するように、昨今の羽生はもはや「究は遊なり」を地でいくような足取りである。
この調子が春から夏に続くようすを見守りたいものである。
「いい勝負で、きわどい中終盤の争いを制して羽生が勝つ」
という羽生ファンの望む最高の対戦内容と結果となった感がある。
187手という長手数、その割にダラダラ感が微塵も感じられないのは両者の芸の極みを見る思いである。
しかし、銀や馬を歩の前にタダ捨てでぐいと出る手が象徴するように、昨今の羽生はもはや「究は遊なり」を地でいくような足取りである。
この調子が春から夏に続くようすを見守りたいものである。