酔いどれ反省会

反省出来ない人の反省文

ANTIBODIES Collective「エントロピーの楽園-第2章-」

2019年10月15日 20時39分16秒 | 日記
ANTIBO犬島
「エントロピーの楽園-第2章-」

終了しました。12日~14日の3回の予定が、
今年も台風によって12日は中止になり、13日と14日の2日間のみ。
それでも開催できたことは本当に良かった。
台風ももはやメンバーなのでは?と思うほど毎回やってくる。

犬島という場所で、再演をするということ。

今回は僕の中でいろいろと紆余曲折あり、
なかなかにしんどいクリエーションだった。
最後の最後に方向性が定まった後も、
まだまだグルグル悩むところあり。
まぁ、毎回そうなんだけど。。
たくさんの反省点と、いろんな可能性を抱えて、
今朝、犬島を出た。

犬島に入ってから、毎日在本商店でビールを買っていた。
船が止まり、お店が開いてない日でも、在本商店のお母さんから
「店で作業してるから、なんかあったら連絡ください」
とメールが来て、「今からビール買いに行きます!」と返事をする。
パフォーマンス中に、みんなそれぞれの衣装を入れる袋が欲しい。。
となった時に、在本商店からビニール袋を大量に頂いたりもして、
本当にお世話になりました。

こういう島の方々との関わりが増えていく事が、
エントロピーが高くなっていくという気がする。
ANTIBOダンサーのミナエも、パフォーマンス中に
ある島民のおじいちゃんのお宅の庭先にに行くことになっていて(もちろん許可を頂いて)、
「それじゃ今日16:55分に行くからねー!!」とおじいちゃんに伝え、
おじいちゃんも「おー!わかったー!!」と楽しげだ。
そして本番中にちゃっかりジュースをもらったりしている。
それもパフォーマンスにしている。

1週間前にダンサーは犬島入りしたが、先週がはるか昔のように遠い。
再演。去年とは確実に違った。

今回は「イミグレーション」と呼ばれる場所の、
受付開始から開演までの1時間が、とても面白かったと個人的には思う。
ここにはいろんな可能性があると思った。
僕はその1時間、ほぼ動かないから
客やパフォーマーの動きをよく見ていたのだけど、
すごく楽しかった。パフォーマンスでも素でもない。
このグレーゾーンには大きな可能性がある。

完成はしない。常にいろんな実験と挑戦を重ねていく。
僕もANTIBOで、しっかり実験と挑戦が出来るよう、
日々精進せねばと改めて思ったとともに、
本当に、今回も夢のような時間が過ごせたことに感謝をしています。
ありがとう犬島。ありがとうANTIBOクルー。ありがとうお客さん。
最大のリスペクト&ラブ。

今回配布した「ジン」。犬島にいる時はゆっくり読む時間はなかったけど、
今ゆっくり読んで、そんな気持ちがより強くなっている。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする