2024/10/21（月）

平日のお昼は、基本的に自分で弁当を作って持参している。その内容というのが、もう、自分でも驚くほどに変わらない。



さらに驚くことに、飽きない。なんでこんなにも毎日同じ弁当を食べ続けても飽きないのか、自分でも不思議でならないが、飽きない。そして考えてみたら、朝ごはんも毎日同じものを食べ続けている。



自炊は好きだが、料理というものに対して向上心がないということだろうか。何を食べようとか考えるのが面倒くさいということはある。同じもので飽きないし、ちゃんと毎回「美味しい」と感じるのであればそれで良いような気もするけど、どこか寂しい感じもする。スティーブ・ジョブズは、その日に着る服を何にするか考えるエネルギーを他に注ぐということで、常に同じ服装だったらしいが、そういうことだろうか。まぁ、違うか。ここで温存したエネルギー、特に他で使ってないしな。いや、日々を生きるのに、ここでエネルギー温存しないと生きていけない、ということもあるのかもしれない。それはあるかもな。でもここで弁当の風向きを変えると、日常の「ハリ」が増して、イキイキとすることもあるかもしれない。どっちだろう。まぁ、たまには、試しに、同じメニューばかりじゃなく、経験ないものに手を出してみても良いかもなー。面倒だけど。

2024/10/20（日）

気づけば10月になり、それもあっという間に20日になっていた。

今朝というか深夜の3時くらいに目を覚ますと、外はすごい北風。アパートの外階段のトタン屋根がガタガタと吹き飛ばされそうな音を立てている。アパートまで崩されてしまうのでは？などぼんやりと思う。窓の隙間から入ってくる風は冷たい。毎晩の飲み過ぎ食べ過ぎのせいか、このところお腹の辺りがずっしり重い。一度トイレを済ませ、再び布団に入るもなかなか寝付けない。風が強い。目を閉じるも全然眠くならない。こういう場合、漠然とした不安が大きくなる。具体的な何かではなく、なんとなくの不安。眠らずとも夢は見れるのか、目を閉じているといろんな夢をみる。うっすらとでも眠っていたのかもしれない。変な夢を見ては何度も寝返りをする。不安は大きくなり、お腹の辺りのずっしりとした重さも増しているように感じる。

数十分か数時間かわからないけど、しばらくすると、風の冷たさが「涼しい」と思えるようになる。体が熱っぽくなっているのだろうか。だけどその涼しさが心地よく、いつしかお腹のずっしりとした重さも多少軽くなっていた。するとあんなに大きかった不安も、風船の空気が抜けるようにシュルシュルと小さくなっていく。眠れないのも苦ではなく、目を閉じた先に見える光や影のうごめきを楽しめるようになる。その後も寝返りを何度も何度も繰り返しているうちに朝になる。風はすっかりと穏やかになり、外はすっきりとした秋晴れ。眠れていないのに、体の方は割と軽やかだ。深夜の、お腹の重みと気持ちの重みのシンクロを考えると、内臓と心の繋がりというのも感じてしまう。さあ、今週も無理せず頑張ろう。

いつもの朝ごはん。

2024/9/24（火）

今朝もしっかりと寒い。昨日よりも寒い気がする。ナイロンジャケットを着て仕事へ向かう。外にはまだ半袖Tシャツだけで歩いている人も多くいる。寒いとはいえ、ここまで急激な変化だと、
いきなりしっかりした上着を着るのって、なぜか抵抗があるよな。

この抵抗感って何なんだろう。

しっかりと段階を踏みたいと言うことだろうか。昨日までTシャツ一枚で外出していたのに、急にしっかり目の上着を着るのは、段階を踏んでおらず違和感があるから嫌だ、と言うことだろうか。
しかし異常気象の異常さが年々増していく中、しっかりと段階を踏みたい、などとは言ってられない。今朝はナイロンジャケットを着て正解だった。道ゆく半袖の人たちも、「段階を踏みたい」などと言わず、しっかり目の上着を着た方が良いと思う。
まぁ、別に誰もそんなこと言ってはいないのだが。

2024/9/23（月・祝）

秋分の日の振替休日。まさかの寒い朝。「こ寒い」ではなく、ちゃんと寒い。なぜこうも、季節までもがカットチェンジで変化するのか。こちらとしてはグラデーションを楽しみたいのに。何でもかんでもデジタル化して、曖昧なものは許されなくなり、人間の感情までもが二極化していく。面白いか面白くないか、好きか嫌いか、正しいか正しくないか。そうして曖昧な部分には蓋をされ、マイノリティを排除するシステムが強化されていく。季節までもがそうなってしまったら、人間の感情だけじゃなく、体までもがデジタル化されて、曖昧な身体までもがなくなってしまうのではないだろうか。曖昧な身体ってなんだろう………………など考えながら、朝は温かい素麺を食べる。美味しい。





夕方に、ものすごく久々にダンスの舞台を観に行く。チケット代5000円。高い。もはやおいそれと舞台を観に行く事は出来なくなった。しかし今日観た舞台は、「面白い」と言うものではなく、その作品を観ることで、またその空間を共有することで、「ダンス」や「創作」に対してじっくりと思いを巡らすという、とても良い時間だった。最近踊っていない。

2024/9/22（日）

今日は、キックボクシングをやっている友人の試合がある。その友人は過去2回試合に出場していて、1回目は引き分けで、2回目は負けだったと思う。どちらも観に行ってはおらず、SNSで結果を知っただけだった。
今回も観に行くつもりはなかったが、特に予定もなかったし、SNSでいつも友人の状況を見ていたので、何となく、ふらっと観に行ってみた。

格闘技なんて興味はないし、もちろん生で観るのは初めて。どうやら前半はちびっこの部門らしく、会場に入ると、ラウンドの上では2人のちびっこが戦っていた。ちびっことは言え、さすがキックボクサー。野良の喧嘩とは違い、パンチやキックが、キックボクサーのそれだ。

子供の部門が終わると、いよいよ大人の部門。1R1分半で2Rまでしかないので、サクサクと試合が進む。みんなプロのキックボクサーではないので、プロの試合のような迫力はないのかもしれないが、当たり前だが、みんな本気だ。それぞれの強さ、弱さ、器用さ不器用さ、カッコ良さや情けなさが必死にぶつかり合う姿は、どれもとても美しかった。

友人の試合が始まった。繊細で、優しく、不器用な友人。そう言うものが根っこにあるからか、キックボクシングってどうなんだろうなぁ…とは思っていた。やはり押されている。しかし必死に食らいつく友人。とは言え、、うぅ、、劣勢か。。。2Rになり、お互いバテてくるが、どうだろう、相手の方がバテてないか？と思った瞬間、友人が一気に攻め込む。上手なパンチでもない、腰が入ってないようなパンチだけど、打って、打って、とにかく打ちまくる。相手はガードをするも、打たれ続けて押されていく。友人はとにかく、とにかく打ちまくる。

「行け…行け…」

思わず声が出ていた。一人でふらっと観に行ったので、大声で応援したりはせず、静かにみて静かに帰ってこようと思っていた。でも知らず声が出て、両手を強く握りしめていた。

「行け…行け…！！」

友人は勝った。最後に、友人がラウンドの上で何か叫んでいた。ありがとうございました！とか言ったのだろうか。よく聞こえなかったが、その姿をみて、涙が溢れた。その友人の、これまでのあれこれを知ってるからか、思いがけず涙が溢れた。自分でも驚いたが、涙が止まらなかった。よくやった。すごい。すごいよ。友人に声をかけることなく会場を出た。外に出ても涙が止まらない。すごい。すごい。あんなに全力の「生きる」を突きつけられて、胸がぐちゃぐちゃになった。本当におめでとう。僕も、もっともっと全力で生きようと思った。

2024/9/21（土）

朝11時上映の映画を観る。
『Ghost Tropic』



先日観た映画『Here』と同じ監督の作品。



『Here』がとても良かったので、今回の作品も観ることにした。今回もとても良かった。何がどう良かったのだろう。うまく説明できない。『Here』を観た時も感じたし、このブログでも書いたと思うけど、「面白かった」と言う印象ではないんだよな。この「良かった」と言う感覚。「面白かった」も良いけれど、個人的には「良かった」と言う感覚の方が好きだ。

映画を観た後は、喫茶店でコーヒーを飲みつつ、昨日から描いているちまちまイラストを描き上げる。

2024/9/20（金）

金曜の仕事を終えると、安堵と疲労で膝から崩れ落ちそうになる。
一刻も早く缶ビールを開けたいが、日がまだカンカンと照っているため、
今外に出たら確実に倒れてしまう。多少日がかげるまで職場に残る。
講師控え室には他には誰もいないので、のんびり絵でも描いて過ごす。
最近また描き始めたチマチマしたイラスト。こういう絵を描いていると
ほんと時間が経つのを忘れる。気づいたらすっかり日が沈んでいた。
疲れを忘れて没入できる分、終えた時に襲ってくる疲労感がえぐい。
でも楽しいから良い。さあ、明日から三連休だ。



今日は麦茶を買った。

2024/9/19（木）

今日も麦茶を買えなかった。

帰り道の雨のせいだ。とは言えポツポツ程度で、
これならスーパーに寄っても、そこまでずぶ濡れになる事はないだろう…
とは思ったけど、変わりやすい天気のため、いつ土砂降りの雷雨になるかわからない。
危険なので今日もスーパーに寄らずに帰宅。

土砂降りにはならなかった。

2024/9/18（水）

麦茶、買えなかった。

帰宅途中に雨が降ってきた。そうなるともう「帰宅」になる。
職場と商店街の間に自宅があるため、雨の中の行ったり来たりは無理。
買い物せずとも今日の晩酌の食材はあるし、麦茶のパックもまだ2パック残っている。
2パックあれば、木曜と金曜は乗り切れるだろう。きっと。たぶん。

というわけで、麦茶、買えなかった。


晩酌は、冷蔵庫に残っていた若鶏ささみで油淋鶏。美味しかった。

2024/9/17（火）

三連休明けの仕事。本当に、三連休がデフォで良いとずっと言い続けている。
なんでそうならないんだろう。週休4日でも良い。仕事とか週3日で十分では？と思う。
なんて、そんな連休にしがみついたような心と体で、昼の弁当を作り、
朝ごはんも作って食べて片付けてと、いつもの平日の朝。
スマホに今日買うものをメモする。

蚊取り線香
ウィスキー
ジン
いいちこ
レモン汁
玉ねぎ
水菜
麦茶

仕事後、あちこちのスーパーやドラッグストアを回ってこれらを買っていく。
2時間くらいかかった。荷物が多くなり「麦茶は明日にしよ」とした。

2024/9/16（月・祝）

敬老の日。

父方母方、どちらの祖父母もすでに他界している。
母方の祖父は、自分がまだ幼い頃に交通事故で亡くなった。
父方の祖父は、自分が高校に上がるときに、肺癌で亡くなった。
2人の祖母はどちらも同い年で、共に102歳まで生きた。
もっともっと長生きできそうだったが、
一人はコロナに感染してそのまま。
もう一人は老人ホームに入居していて、コロナ禍で面会が出来なくなってから
途端に弱っていってそのまま。

自分は幼い頃、両親が共働きだったため、よく家が近い母方の実家でお世話になっていた。
祖父はすでに亡くなっていたその家には、祖母、叔父、叔母、従兄弟が2人で生活していた。
叔父と叔母も仕事をしていて、従兄弟も年上で学校で帰りが遅いため、
自分がその家に帰ると、祖母が一人でいることが多かった。
祖母はお昼ごはんを作ってくれたりもして、たぶんいろいろ作ってくれたと思うのだが、
醤油を少し混ぜてといた卵を炒め、半熟状態で白米に乗せた玉子丼。
そしてサッポロ一番の味噌ラーメン。なぜかこの2品だけ、よく覚えている。
なので自分は、サッポロ一番は、絶対に味噌だ。

東京に出てきてからは、自分の実家に帰ることはあっても、
祖父母の家にいくことはなくなり、10年以上会うこともないまま、
祖母たちは亡くなってしまった。
後悔していない、なんて事はもちろんないけど、一緒に住んでいたわけではないし、
長いこと会うこともなかったので、悲しいけど、どこか他人事のような気持ちもあった。
母方の祖母には幼い頃あんなにお世話になったし、
父方の祖母も、子供の頃、会いに行けばいつも笑顔で迎えてくれて、毎回お小遣いをくれたりもしたのに、
自分はなんと非情な人間なんだろうと思う。
祖母たちが亡くなって、もう3年ほど。
ゴルフボールくらいの石の塊が、
胸の中でずっとゴロゴロ転がっている感じがする。

2024/9/15（日）

今日は映画館で2本の映画を見た。





どちらも面白かったが、2本目に見た「Here」、こちらが自分の好みにドンピシャだった。。
久々に、好みドンピシャの映画に出会えた。。1本目の映画を見た時の予告編でこの作品が流れ、
「む、気になる」となり、同じ映画館で、続けて観た。
何か大きな事件が起きるわけではなく、滔々と、ただただ流れて行く川の流れを見ているような心地よさ。
来週から、同じ監督の別の作品が上映されるようなので、そちらも要チェキです。

近所のミニシアター。一度はコロナ後に閉館してしまったが、
また復活した。嬉しい。

2024/9/14（土）

朝、近所をランニングするついでに、通り道の大きめの神社に立ち寄り、
自分含め、友人知人、家族の健康を祈願。

今日はお祭りらしく、たくさんの出店が並び、みなさん準備に勤しんでおられた。
縁日の雰囲気、ワクワク、ソワソワ、とても楽しい。夕方くらいに、また改めて遊びに来ようかな。
帰りはのんびり歩いて帰る。帰宅すると10時近くになっていた。
今日は午前11時から上映される映画を見にいこうと思っていたのだが、これは間に合わないなと断念。
代わりに読みかけの本を読む。若い、文筆家のデビュー作のエッセイ。
客観的な文章というか、ちょっと低めの温度感というか、とても好きな空気感。
そんな中にもギラギラとしたものを感じ、さすが、若さか、とも思った。
本を読み終えると14時になっていた。「もう14時かぁ…」と思っていたら17時になっていた。

銭湯に行ってから、また駅前ロータリー広場で酒を飲む。最高の休日じゃないか。

お祭りには行かなかった。

2024/9/13（金）

金曜の職場は遠いため、朝食は外で食べる。
数年前までは、この職場の最寄り駅に立ち食い蕎麦屋があり、
金曜の朝は毎週そこで食べてから職場に向かっていた。
そこも、昨今の物価上昇やコロナ以降の外食控えの影響などもあったのだろう、コロナ後、しばらくして閉店してしまった。
特に「すごく美味しい！」というわけでもなく普通だったのだが、その普通さが好きで毎週通っていたのに、残念だ。

それ以降、頑張って早起きして部屋で朝食を食べたりもしてみたが、
もはや習慣化され、「金曜の朝食は外で食べ、ちょっと気分を変えてから、1週間で最後の仕事を乗り切る」という体になっていた。
そして出来れば蕎麦が良い。ということで、コンビニのカップ蕎麦を食べるようになった。
カップ麺は普段は食べないけど、週に一回の金曜朝だけ、となると、
特別感と背徳感が相まって、少し気分も上がり、1週間最後の仕事を乗り切るエネルギーをチャージできる。

カップ蕎麦から始まって、今はいろんなカップ麺を試している。
カップ麺にお湯を入れる時、ついつい貧乏性が顔を出し、規定の線よりもだいぶ上までお湯を入れてしまう。
幼い頃から培ったこの貧乏性はなかなか治らず、毎回「給湯」ボタンから指を離すことができない。
でも今日は、全集中「もう自分、いい大人なんだからさ」の呼吸で、規定の線で給湯のボタンを離すことができた。
鬼滅の刃は全く読んだことがない。お湯の量が規定の線までのカップ麺はとても美味しかった。そりゃそうだよなと思った。

2024/9/8（日）

日曜日。朝起きて、今日も特に予定はないなぁ、と思う。
また映画でも観に行くかぁ…と映画館のHPをあれこれ眺めていたら
「ラストマイル」が新宿で8：45から上映されるようだ。
現在朝の6時半。いけるな。
それで朝イチで新宿ピカデリーへ。
朝イチだというのに結構な客数。
ラジオで少し話題になっていた作品だったので観に来たが、
チケットを買ってから、
「あ、これドラマを見てた方が楽しめるやつじゃない？」と気づく。
なんか、TBSテレビの2つのドラマの登場人物たちが、
あれこれと出てくるらしく、ドラマを観ていた人にとっては
それはもうワクワクが止まらないということらしい。
ドラゴンボールの中にアラレちゃんが出てきた時みたいな感じだろう。
どちらのドラマも見ていないので、チケットを買ってから若干後悔したが、
まぁ、そんなことは微塵も関係ないくらいちゃんと楽しめた。
いやはや、非常に上質なエンタメでしたなぁ。すごいわ。

映画を観たあとは、新宿をふらふらすることもあまりないので、
もうすぐお昼だし、どこかで美味しいものでも食べようー！
とはならず、それだったら本を買ってしまう。
紀伊国屋書店で気になっていた本を2冊購入し、
さっさと新宿を後にし、我が町に帰ってきて、
安いチェーンの喫茶店で本を読む。



2時間ほど本を読んでいると、喫茶店がものすごく混んでいることに気づく。
そうか。日曜の昼過ぎなんて混むよな。
コーヒー1杯で長居するのも申し訳なくなり喫茶店を出る。

その後は久々に銭湯に行って汗を流し、
昨日に続いて今日も駅前ロータリーで一人飲み。



飲みつつ読書の続きをする。

………ちょっと待って。。。

え、、、何これ、、、、めっちゃ休日じゃん。。。めっっっちゃ休日じゃん！！！！

朝イチで映画見て、その後は本屋で本を買って喫茶店で読んで
それから銭湯で汗を流してからロータリーで一杯やるって、、、、

ものすごく休日じゃん！！！！！！

いやぁ、最近の休日と言ったら、「外に出なきゃなぁ…」とか思いつつも
結局部屋でダラダラして終わってしまう、みたいなのばっかりだったので、
こんな休日らしい休日は久しぶりだ。

これはこれでエネルギーを使うが、部屋でダラダラしているよりは良いのだろうか。
まぁ、部屋でダラダラしている時間も嫌いではないのだが。
とはいえ良い一日でした。