先日仙台へと行ってきたのだが、仙台行きが決まってから、そのまま真っ直ぐに東京に戻ってくるのもなぁ・・・と思っていたところ、ふと「すぐ北に行けば岩手だなぁ」と思う。そして、厳美渓が、近い。
厳美渓と言えば、言わずと知れた、岩手は一関市にある有名な観光地である。
すみません、「言わずと知れた」とか言ったけど、旅行なんて「修学旅行」くらいしか行ったことがない俺は、「厳美渓」を知ったのはつい最近です。
毎晩毎晩、一人で酒を飲みながら「水曜どうでしょう」を見ていたら、どうでしょう軍団が、この厳美渓に来ていたのだ。後に、「厳美渓」という場所を知った時、「あ！これ水曜どうでしょうで来てたとこだ！！」とつながった。ただ、興味としてはその程度だし、「どうしても行きたい！」というほどでもない。だけど、気にはなる場所だし、山好きなので、久々に木々の緑に触れてみたい。せっかく近くに行くのであれば、ついでに行ってみようじゃないか。問題は一つ一つ解決していこう。ちょっとでも気になるなら行こう。行っとこう。今年の加藤のテーマは「旅」だ。フットワークを軽く、ふらっとどこにでも行ってしまう、そんな人間を目指すのだ。
そんなわけで、仙台から一関へと向かう。新幹線を使えばあっと言う間だけども、そこは「旅」ですから、「旅行」じゃありません。今回あくまでも「旅」ですからね、鈍行ですよ。ひと駅ひと駅揺られていきますよ。電車に揺られること1時間半、一関に到着。一関駅から、バスで20分ほどで厳美渓だ。バスを降りる人多数。さすが厳美渓。しかし、ここで忘れちゃいけないことが、、、
今は、ＧＷなのだ。
有名観光地である厳美渓は、なかなかな人出だ。団子が名物とのことだが、どの店も客でごったがえして行列をなしている。これは、とてもじゃないけど、食べれそうにない。。残念だが、団子は諦める。。
とは言え、やはり天然記念物。天気もいいし、厳美渓は美しかった。エメラルドグリーンの川の両脇を、ゴロゴロとした迫力のある岩がはさみ、渓谷を縁どるように、緑の木々が並ぶ。時期がもうちょい早ければ桜も満開だったろう。桜はちょいちょいだったが、それでも非常に美しかった。
だけどやっぱり観光地ですね。仕方ないんだけども、観光地感があまりにも強すぎて、そしてまた時期も時期で、観光客でいっぱいで、若干冷めちゃう感は否めなかったなぁ。俺は「旅」がしたいんだ。「旅行」じゃないんだ。
が、しかしね、ＧＷにですよ、ザ・観光地である厳美渓なんつう場所に来て、何が「旅」だと。「厳美渓」という場所を選んだ時点でさ、それはもう「観光」以外の何ものでもないわけ。電車で1時間半なんつう、下手したら通勤時間よりも短い時間でさ、ましてやＧＷなんかにやって来て、何が「旅」だっつう話だ。旅感ゼロじゃねえか！！
いやいや、違うよ。時間でも時期でもない。気持ちでしょ、大事なのは。よし、なにか食べよう。団子はどの店もいっぱいなので食べれそうにないが、バス停前の食堂がどうやら空いてる模様。
「稲庭うどん」と書かれている。
お、うどん。いいねえ。知らぬ土地で一人、うどんをすする。いいじゃないかいいじゃないか。旅だね。旅感、高まるね。よしよし、取り返そう。「旅感」取り返していこう。そして、ガラッとドアを開ける。
店内は、半分がお土産屋で、もう半分が食堂、という形のお店。4人がけのテーブルがいくつか。そのうち1つのテーブルだけが埋まっていて、4人組の女子大生らしい、うら若き華やかな女性らが座っていた。が、何やら不穏な空気だ。
「え、マジ？」「ありえないんだけど」「え、え、うそ？うそ？？」
とりあえず、食堂側ではなく、お土産屋側でお土産を見るふりをして事態を探る。
どうやら、4人のうち1人の女の子が、トイレに携帯電話を落としたらしい。そして、その女の子は、そのお店の子らしい。
その店の女将であるお母さんと一緒に女の子はトイレにいく。トイレにはどうやら、知らずにお父さんが入ってしまったらしい。
母「（ドアを叩きつつ）お父さん、なんか○○（娘の名前）が携帯落としちゃったんだって！！」
娘「え！！ちょっとお父さん流さないでよ！！マジありえないんだけど！！！！」
母「そこから見える？？どこかの角度から携帯見えない？？？？」
娘「マジありえないだけど！！マジありえないんだけど！！！！！！」
厳美渓どころの話じゃない。大事件だ。観光客に言いたい。大事件が起こってるよ！！！
しばしゴタゴタした後、手をぬらしたお母さんが奥から出てくる。携帯は、助かったのだろうか。。それとも助からなかったのか。。。いずれにせよ、ちょっと、そこでうどんを食べる気は、見事に削がれてしまった。。さすがに、食べれないっす。。すみません。。。
結局、うどんも食べず、団子も食べず、再びバスに乗って一関駅へと向かい、東京へと舞い戻ったのでした。
厳美渓、美しかったです。
こちら厳美渓。ほんと綺麗だったし迫力あったー！！！！
こちらは、名物である空飛ぶ団子、川の向こう岸からロープウェーで、カゴに団子が入れられて運ばれてくる。水曜どうでしょうでもやってました～。
馬もいたーーーー！！！！！！！
厳美渓と言えば、言わずと知れた、岩手は一関市にある有名な観光地である。
すみません、「言わずと知れた」とか言ったけど、旅行なんて「修学旅行」くらいしか行ったことがない俺は、「厳美渓」を知ったのはつい最近です。
毎晩毎晩、一人で酒を飲みながら「水曜どうでしょう」を見ていたら、どうでしょう軍団が、この厳美渓に来ていたのだ。後に、「厳美渓」という場所を知った時、「あ！これ水曜どうでしょうで来てたとこだ！！」とつながった。ただ、興味としてはその程度だし、「どうしても行きたい！」というほどでもない。だけど、気にはなる場所だし、山好きなので、久々に木々の緑に触れてみたい。せっかく近くに行くのであれば、ついでに行ってみようじゃないか。問題は一つ一つ解決していこう。ちょっとでも気になるなら行こう。行っとこう。今年の加藤のテーマは「旅」だ。フットワークを軽く、ふらっとどこにでも行ってしまう、そんな人間を目指すのだ。
そんなわけで、仙台から一関へと向かう。新幹線を使えばあっと言う間だけども、そこは「旅」ですから、「旅行」じゃありません。今回あくまでも「旅」ですからね、鈍行ですよ。ひと駅ひと駅揺られていきますよ。電車に揺られること1時間半、一関に到着。一関駅から、バスで20分ほどで厳美渓だ。バスを降りる人多数。さすが厳美渓。しかし、ここで忘れちゃいけないことが、、、
今は、ＧＷなのだ。
有名観光地である厳美渓は、なかなかな人出だ。団子が名物とのことだが、どの店も客でごったがえして行列をなしている。これは、とてもじゃないけど、食べれそうにない。。残念だが、団子は諦める。。
とは言え、やはり天然記念物。天気もいいし、厳美渓は美しかった。エメラルドグリーンの川の両脇を、ゴロゴロとした迫力のある岩がはさみ、渓谷を縁どるように、緑の木々が並ぶ。時期がもうちょい早ければ桜も満開だったろう。桜はちょいちょいだったが、それでも非常に美しかった。
だけどやっぱり観光地ですね。仕方ないんだけども、観光地感があまりにも強すぎて、そしてまた時期も時期で、観光客でいっぱいで、若干冷めちゃう感は否めなかったなぁ。俺は「旅」がしたいんだ。「旅行」じゃないんだ。
が、しかしね、ＧＷにですよ、ザ・観光地である厳美渓なんつう場所に来て、何が「旅」だと。「厳美渓」という場所を選んだ時点でさ、それはもう「観光」以外の何ものでもないわけ。電車で1時間半なんつう、下手したら通勤時間よりも短い時間でさ、ましてやＧＷなんかにやって来て、何が「旅」だっつう話だ。旅感ゼロじゃねえか！！
いやいや、違うよ。時間でも時期でもない。気持ちでしょ、大事なのは。よし、なにか食べよう。団子はどの店もいっぱいなので食べれそうにないが、バス停前の食堂がどうやら空いてる模様。
「稲庭うどん」と書かれている。
お、うどん。いいねえ。知らぬ土地で一人、うどんをすする。いいじゃないかいいじゃないか。旅だね。旅感、高まるね。よしよし、取り返そう。「旅感」取り返していこう。そして、ガラッとドアを開ける。
店内は、半分がお土産屋で、もう半分が食堂、という形のお店。4人がけのテーブルがいくつか。そのうち1つのテーブルだけが埋まっていて、4人組の女子大生らしい、うら若き華やかな女性らが座っていた。が、何やら不穏な空気だ。
「え、マジ？」「ありえないんだけど」「え、え、うそ？うそ？？」
とりあえず、食堂側ではなく、お土産屋側でお土産を見るふりをして事態を探る。
どうやら、4人のうち1人の女の子が、トイレに携帯電話を落としたらしい。そして、その女の子は、そのお店の子らしい。
その店の女将であるお母さんと一緒に女の子はトイレにいく。トイレにはどうやら、知らずにお父さんが入ってしまったらしい。
母「（ドアを叩きつつ）お父さん、なんか○○（娘の名前）が携帯落としちゃったんだって！！」
娘「え！！ちょっとお父さん流さないでよ！！マジありえないんだけど！！！！」
母「そこから見える？？どこかの角度から携帯見えない？？？？」
娘「マジありえないだけど！！マジありえないんだけど！！！！！！」
厳美渓どころの話じゃない。大事件だ。観光客に言いたい。大事件が起こってるよ！！！
しばしゴタゴタした後、手をぬらしたお母さんが奥から出てくる。携帯は、助かったのだろうか。。それとも助からなかったのか。。。いずれにせよ、ちょっと、そこでうどんを食べる気は、見事に削がれてしまった。。さすがに、食べれないっす。。すみません。。。
結局、うどんも食べず、団子も食べず、再びバスに乗って一関駅へと向かい、東京へと舞い戻ったのでした。
厳美渓、美しかったです。
こちら厳美渓。ほんと綺麗だったし迫力あったー！！！！
こちらは、名物である空飛ぶ団子、川の向こう岸からロープウェーで、カゴに団子が入れられて運ばれてくる。水曜どうでしょうでもやってました～。
馬もいたーーーー！！！！！！！
加藤律 @makkoritsu
