酔いどれ反省会

反省出来ない人の反省文

ANTIBO@吉田寮

2023年04月17日 21時51分58秒 | パン
スーパー長くなってしまったので、お暇な方はどうぞ

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ANTIBO@京都大学吉田寮、無事終了しました。

吉田寮についてはぼんやりとは知ってたけど、実際に行ったのは初めて。

老朽化に伴い、取り壊して建て直すのか、大学側が寮生に退去を求めているが、それに応じないため、寮生が大学側から訴えられているという事らしい。

もちろん寮生にとっては生活があるし、保証がないのであればそれは受け入れられないし、「吉田寮」と言う場所が、大学側から管理されない、すべて自分たちで寮の事は決めている「自治」の形で運営されているので、

単なる「生活する場所」と言うだけじゃなく、もっと「精神的な活動と交流」が行われているんだろうな、と実際に行ってみて思った。そういう場所を奪われるのは命を奪われる程のことなのだろうと想像する。

だからと言って寮生側に肩入れするつもりはなく、大学側の気持ちもわからなくはない。「寮の事は全て寮生で決める」と言うのも、考え方によっては危険な感じはする。だから寮生側と大学側が徹底的に話し合えば良いのだが、大学側が話し合いには応じないとのこと。

応じたくない、応じても仕方がない、と言う気持ちもわかるが、それは権力者あるあるで、今の政治を見ても、「説明しない、対話をしない、意見は全て聞き流す」ばかり。

そう言う意味でも、この京都大学と吉田寮とのやりとりは、日本社会の縮図のようでもある。面倒でも、向き合って、話し合うべきなのだ。

どちらが良い悪いじゃない。お互いが納得できる形なんてないのかもしれない。それでも話し合わなければいけないと思う。もう一度言うけど、別に吉田寮側に肩入れするわけじゃない。大学側は、寮生と話し合う機会を設けてほしいと思う。

▼▼▼

と言う場所でのパフォーマンスなわけですよ。

西部講堂にしろ吉田寮にしろ、そういう「グレーゾーン」というか、あらゆることが定まっていない場所でのパフォーマンスは、ANTIBOならではですね。

今回は「はるばるはるのはるまつり」と言って、「はるちゃん」と言う方が亡くなり、その追悼イベントということらしい。

その「はるちゃん」という方は、ANTIBOの犬島公演でもお手伝いに来てくれていたらしいが、犬島はとにかく人が多かったし(総勢100名以上…)、ダンスはダンスで自分のやることを考えなきゃで大変だったので、正直覚えていない。

はるちゃんの祭壇もあり、そこにアルバムもあったので、それを見てみる。あぁ、、なんか、見たことあるような、無いような。

でも、はるちゃんの追悼として、こんなに大きなイベントが開催されることは、本当にすごいことだと思う。どれだけみんなから愛されているんだろう。そして同じように、どれだけたくさんの人を愛していたんだろう、と思った。

吉田寮内の何もない空間に村が生まれた。丸太、コンパネ(木の板)、トタンなどで組み立てられ、一つの村が生まれ、そこでいろんな人たちが食べ物飲み物を売り、お客がそれらを飲み食いしつつ、ミュージシャンのライブを楽しんだり、カラオケ祭でカラオケしたり、5日間の祭りは日々大盛り上がり。

我らANTIBOは15日の夜にパフォーマンスを行った。

野外なので天気は気になるところ。予報では、ばっちり「土砂降り」ですね!!

ANTIBOと言えば嵐を呼ぶ団体でお馴染み。

予報通り、15日は朝から雨。降ったり止んだりだけど、まあまあ雨。

まあしょうがない。土砂降りの中のパフォーマンスなんて慣れたもんだぜ!!と思っていたら、出番の21時半くらいには雨はピタッと止んだ!!

すごい!!奇跡!!でもイベント押してる!!僕らの出番、もうちょい後になりそう!!

それで結局僕らの出番は22時くらいになり、そしたらまた雨が降ってくるって言うね!!さすがANTIBO!!とは言えそこまでの土砂降りでもなく、まぁ、パラパラ程度。

パフォーマンス自体は、本当に楽しかった。しっかり流れは決めるんです。でも絶対にその通りにいかないのです。だからと言って最初から「即興でいい」というわけではないのです。

本番前に全セクション集まってのミーティング、そこでも結局決まり切らないこともあるのだけど、あれは良い時間だなぁ、と毎回思う。

ANTIBOは全セクションの人が集まるのって、無理なのです。各セクションそれぞれ実験と破壊と創造を常に繰り返しているから、「合わせる」とか無理なのです。

何が来るかわからない。その中でどう生きるか。

今回も相当楽しかった!!雨だからもう泥だらけ必須!!開始数分で泥だらけだもの。吉田寮と、お客さんと、はるまつり運営の方々とはるちゃんとのエネルギーがゴチャゴチャになって、すごい空間になったと思う。

全然上手くいかねーーー!!っていうところもあったし、笑っちゃうほどに上手くいかなくて、まあいいやって思ってたら、後からお客さんに「あのシーンわけわからんくて最高だった!」とか言われたり、とにかくすごいエネルギーだった。すごい経験だった。ありがとうはるちゃん!!!!


























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エゴ‘Sキッチン

2023年04月08日 21時19分44秒 | 日記
すげー長くなってしまった。。前半は映画の感想、後半はKATO‘Sキッチンです。独り言みたいに、延々と書いてられるなぁ。基本、独り言です。

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先日、『エゴイスト』という映画を観た。ゲイカップルの話なのだが、性描写がなかなかに、ストレートというか開けっぴろげというか、、異性間だろうと同性間だろうと、性描写がキツめな作品はあまり得意ではないのだが、この作品は主演の二人(鈴木亮平、宮沢氷魚)が、むっっっちゃくちゃ素敵だった、ので見れた。そして宮沢氷魚演じる中村龍太の母親役の阿川佐和子もすごく良かった。。

のだけど、だから作品が良かったのかと言うとそれもまた別で、観終わった感想としては、「えぇ…は?うーーーん…えええ??」と言う、「面白かった!」とは言えないけど、「くそつまんねー!1900円無駄にしたぜ!」とも思えない。とりあえず観て良かったとは思う。観た人と色々語らいたくなる、本当に、そんな作品だった。

ここからはネタバレになるので、これから観ようと思う人は自己責任でよろしくどうぞ。



原作の小説があり、その映画化ということなので、なんか、とりこぼしている部分が多くあるような気が観ていて感じた。原作があるものに関しては当然のことなんだけど、そのとりこぼしているものが、意図的にも感じたりもした。なので観ながら感じる違和感が嫌な感じではなく、純粋に「原作も読みたい」という気持ちが湧いてきた。

そして鈴木亮平と宮沢氷魚が付き合って阿川佐和子と3人で食事もして、3人良い関係でこれからという時に、宮沢氷魚演じる中村龍太が死んでしまうのだが、その死因は特に語られない。母親役の阿川佐和子が「朝起きたらね、息してなかったの」というので、自殺なのか病死なのかもわからない。ただ、その前から龍太は微妙に匂わせがちなセリフがあったので、、自殺…??とも考えるけど、息子と鈴木亮平演じる齋藤との関係を知った上で、斉藤と親しくしている母親(阿川佐和子)が、息子の死因が自殺だったらそう言うんじゃないかなぁ…?という気もするし、いやでも、言わないかぁ…とも思うのでなんともわからない。

ただ、例えば自殺だったとして、それもなんか、わかるなぁ、と思った。

大事な人がいて、ちゃんと親に正直に言えるような仕事もできて、はたから見たらこれから上手くいく、という時に、死んでしまう。

全然同じとは言えないけど、僕も一人で生活していて、日々ご飯を作ってお酒を飲んで、安定しているとは言えないまでも、仕事はある。

ある休日に、食材を買い出しにスーパーを何軒か回り、帰宅して、昼から晩酌用のモツ煮を仕込む。大量のモツ煮を作って「こりゃ今週は毎日モツ煮かな〜」という時に、ふと、「ここで死んだらどうなるだろ…」とか考える。

別にどうもならない。いろんな人に迷惑がかかるだけだ。だから別に死のうと思うわけではないのだが、たまに、ふと、考えてしまう。

日々生活していて、充実しているように見える中、ふと訪れるそういう感情は、誰でも、多かれ少なかれ、感じることなのかもしれない。

自殺でも病死でも、呆気なく死んじゃって、自殺だとしたらそれもとんでもないエゴで、残った人もエゴをぶつけ合って、エゴを通してまた死んでいくっていう、人間みんなエゴイストだよなぁ。そのエゴの通し方、受け入れ方、それぞれだなぁ。

でも、自分のエゴってなんだろう。まぁ、いろんな場面でいろんなエゴがあるよな。あんな風に、エゴをぶつけ合う場面って、自分にあるかなぁ…

■■■

など考えていたら、今日もKATO‘Sキッチンに来てしまった…
(あ、ここからはKATO‘Sキッチンなので、いつもと同じ文章です)

閑静な住宅街にひっそりと佇む古びたアパート。その一室にある隠れ家キッチン。

アパートの外階段を上がってドアを開ける。

「いらっしゃい」

大将が、変わらぬ声で迎えてくれる。

「お邪魔します」

靴を脱いで、キッチンをぬけ居間へと進む。本棚に入りきらない本たちが本棚の前に続々と並べられている。いい加減、もう一つ本棚買った方が良いんじゃないですか大将。

「買おうとは思ってるんですがね、もう一つ増やすなら、どこに置こうななど考えると、面倒でなかなか手が出ずで…」

ハハハ、じゃあとりあえず発泡酒、お願いします。

「はいよ」

いいなぁ、最近は洒落た陶器のグラスに入ってて、気分的に美味しさ1.5倍だ。



「こちら、お通しになります」



これは…なめたけおろし…大将…粋なことしてくれんじゃん!エノキの旨みと大根おろしのサッパリが最高。このなめたけ、ちょっと生姜が効いてるの良いですね!

「あぁ、それね『きのう何食べた?』って漫画のレシピを参考にしたんですよ」

ってパクリじゃーーん!!いや、いいよね!オマージュだよね!『きのう何食べた?』面白いよね。あ、、じゃあ、やっぱりマヨ系のサラダってことで、マカロニサラダを…

「はいよ」



あぁ…これこれ。でも大将、最近マカロニこの形が多いですね?

「あぁ、そのスクリュー系の方が、マヨをたくさん絡むのか、最近はその形にハマってるんですよ」

す、スクリュー系…?これ、スクリュー系っていうのか?わからんけど、確かに美味しい。あ、あの、、モツ煮とか、、あります?

「はいよ」



あぁ…いいいいなぁ…七味たっぷりかけちゃうもんね!上品な店だと、いきなり七味かけたら怒られるかもしれんけど、KATO‘Sキッチンは全然平気、最初からダバダバかけちゃうもんね!!最初からダバダバかける時もあれば、全くかけない時もある。こちらの好きなように食べさせてくれる、それがKATO‘Sキッチン…じゃあ最後にやはり、お刺身を…

「はいよ」



おお…今日はカツオですか。

「ええ…スーパーで、カツオが半額だったんでね」

半額じゃないと絶対に刺身は仕入れないKATO‘Sキッチン、徹底してるなぁ。

今日は寒いし、お刺身に合わせて熱燗なども…

「今日はね、日本酒ないんですよ」

そういう時もあるよねぇ。じゃあ焼酎のお湯割りを…

「はいよ」



沁みる………温かさが沁みるよ……………お湯割りもいいですねぇ…

「ええ、絶対にこれじゃなきゃ!ってこともあるでしょうが、無いなら無いで、その時あるものでやってこうっていうね」

大将……

「それが甘えだって言われちゃったらそれまでですけど、別にいいんですよ、甘えたって」

大将…………

「また、お待ちしております」

大将…………………………また来ます!!!!!



アパートの外階段を降りて、夜道を駅まで歩く。ちょっと風が強いな。

うん、これくらいが良い。心地よい。KATO‘Sキッチン、今日もありがとう。
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麻婆茄子

2023年04月03日 17時57分34秒 | 日記
4月最初の平日ということで、新社会人をあちこちで見かける。
僕の仕事は10日からなので、まだしばし春休みを謳歌する。
謳歌すると言っても、仕事の準備で本を読んだり勉強したり。

昨日はタップダンサーの友人主催のお花見へ。
一昨日、別な友人の引っ越しのお手伝いをし、
なかなかにヘヴィーな引っ越しだったので、
今日はゆっくりしたくて花見はやめておこう…と思ったけど、
誘ってくれるのは嬉しいし、その友人とも何年も会ってないので、
えいや!と踏ん張って参加することに。
結果、楽しかった。楽しかったから飲みすぎた。
飲みすぎて、ちょっと悪加藤(飲みすぎてウザくなる自分)が
出てしまったような気がして、今日は朝から自己嫌悪が止まらない。

洗濯物が溜まり、そして快晴で絶好の洗濯日和なので
自己嫌悪ばかりしていられずにランドリーへ。いい加減に洗濯機を買わねば。。
洗濯後は、先日受けた健康診断の結果を受け取りに病院へ。
しっかりと肝機能の数値のみが高かった。飲み過ぎですなぁ。。
休肝日とか、週に1日くらい設けた方が良いんだろうなぁ、当たり前だけど。

帰宅してお昼ごはん。
家にいる時のお昼ごはんはパスタが多く、今日もパスタにしようと思ったが、
冷蔵庫の中にこんなものがあった。



『醬の旨さと花椒のしびれ 麻婆茄子』

もらったものなのだが、晩酌では食べない気がするし、
朝ごはんで食べるのは胃に重そうなので、お昼ごはんでいただくことに。



開封した時「具材少な」と思ったけど、すんごい美味しい!!
これ、醬だ!!醬を楽しむ麻婆茄子だ!!いや、麻婆系の食べ物って全部そうか!!
そして花椒のしびれも容赦なく、油をケチってないところも本格的っぽい。
こういう美味しさって、自炊ではなかなか出せないよなぁ、と食べながら思う。
調味料をあれこれ揃えればそれなりの味に出来るのだろうか。
コンビニの企業努力の凄さを改めて感じるとともに、
麻婆を追求したい気持ちが、ちょっとだけ芽生えたお昼ごはんでした。
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