加藤のWSお願いします企画第3回、ダンサー・振付家の中村理くんによるWS、終了しました。
参加者は、なんと僕一人!!!!「参加したい!!」という方は何名もいたのですが、どうしても都合が合わず、今回は僕にとってはかなり贅沢なマンツーマンの丁寧じっくりコースとなりました。なのでWS中の写真も撮ることができませんでした。。。
まずはじっくりと体をほぐすワーク。だけどいわゆるストレッチではなく、足の裏から丁寧にぐりぐりと。足裏だけで体中につながるツボがあるので、あちこちを押したり揉んだり引っ張ったりを、じっくりやっていると、視界がハッキリして、広がっていくような感じがする。
足裏からふくらはぎ、膝裏や腿などへ移り、次は上半身へ。上半身も丁寧に、いろんな部分を押したりさすったり、呼吸を使って腹筋や内臓もほぐしていく。
「腕を回す」という動き一つにとっても、肩ひじ手先、だけでなく、手先も親指から小指まで、意識するポイントを一つ一つ変えていき、じっくりと体を起こしていく。
自分は、普段ストレッチをする際も、わりとぐいぐい動かして、伸ばしたつもりになっていることが多い、、気がする。なので、こうしてしっかり時間をかけて、無理せず、丁寧に体を起こしていく作業はとても気持ちがいい。自分の体に対して「大切にしよう」という気持ちが強くなる。
じっくり時間をかけたウォーミングアップの後は、実際に動いていく。
「動く」と「動いてしまう」の違い。即興にしろ振付にしろ、頭で考えて動くより、自然と「動いてしまう」という状態に出来るだけありたい、という事から、「視覚」と「聴覚」に対する意識の持ち方について。
僕らはどうしても視覚的な情報が多すぎて、知らずそれに囚われがちになってしまう。普段、視覚を通して何かを認識するときは、何か一つのものに照準を当てて、それがどういうものなのか認識していく、という事を、いちいち考えずとも自然と行っているけど、聴覚は意識するしないに関わらず四方八方から常に入ってくる。それをいちいち認識していくことは、視覚に比べると圧倒的に少ない。
視覚は、多くの情報の中から、何かに照準を当てる事を、次々とひっきりなしに行っている。
聴覚は、多くの情報に対して、何かに照準を当てるわけじゃなく、全体を同等に受け入れる。
完全にこうじゃなくとも、普通に生活をしていれば、主にこういう場合が多いのではないかと。
それを反対にしたらどうなるんだろう、という。
「目で見る」「耳で聞く」のではなく、「目で聞く」「耳で見る」という意識。
聴覚に集中することで、視界に入るものが、すべて同等になっていく感覚。ぼやけるわけじゃなく、すべてにピントが同じように合う、みたいな。でも、視覚に頼る部分は大きいので、すぐに視覚優先になり、視界の中の一つにピントが合ってしまったり、、、でもその瞬間の視界と意識の変化も面白かったりもする。
そしてもう一つ、「体が何かに触れている面の圧」について。
例えば、イスに座っていると、お尻、足裏、背中、などがイスや地面と接地していて、普通なら、お尻に一番圧がかかっている状態。でもそのお尻、足裏、背中の圧を、すべて同じにするには、どうすればよいか。これは、はたから見たらほとんど動いてないように思えても、実際は相当複雑なことになっている。それを次々いろんな姿勢で行っていく。
普通に立ってる時ですら、2本足同じくらいに乗ってる?と考えると、「どうだろ…?」ってなるし、それが1点増えるだけでも、かなり楽しいことになる。
最後は、稽古場から外に出て、よりいろんな物が視覚聴覚を刺激する中で、今日やったワークを実際に試してみた。外に出たら、入ってくる情報がとてもフレッシュだった。屋内との感じ方が全然違う。
2時間じゃ足りないなーこれは。中村くんも「もっとやってみたい事あったけど、ここまでしかできなかった」と言っていたけど、僕としては、今日やっただけのワークでも、あと4時間くらいやりたかった。
なので、中村くんには、また改めてWSをお願いしたいと思っております。すぐまた来月!というよりも、ちょっと時間が空いた方が、また違う中村くんを体験できそうで、また折を見て、お願いしたいです。
今回も楽しかった。写真はWS後の中村くん。ありがとうございました!
しかし本当に贅沢な時間だったわ。
参加者は、なんと僕一人!!!!「参加したい!!」という方は何名もいたのですが、どうしても都合が合わず、今回は僕にとってはかなり贅沢なマンツーマンの丁寧じっくりコースとなりました。なのでWS中の写真も撮ることができませんでした。。。
まずはじっくりと体をほぐすワーク。だけどいわゆるストレッチではなく、足の裏から丁寧にぐりぐりと。足裏だけで体中につながるツボがあるので、あちこちを押したり揉んだり引っ張ったりを、じっくりやっていると、視界がハッキリして、広がっていくような感じがする。
足裏からふくらはぎ、膝裏や腿などへ移り、次は上半身へ。上半身も丁寧に、いろんな部分を押したりさすったり、呼吸を使って腹筋や内臓もほぐしていく。
「腕を回す」という動き一つにとっても、肩ひじ手先、だけでなく、手先も親指から小指まで、意識するポイントを一つ一つ変えていき、じっくりと体を起こしていく。
自分は、普段ストレッチをする際も、わりとぐいぐい動かして、伸ばしたつもりになっていることが多い、、気がする。なので、こうしてしっかり時間をかけて、無理せず、丁寧に体を起こしていく作業はとても気持ちがいい。自分の体に対して「大切にしよう」という気持ちが強くなる。
じっくり時間をかけたウォーミングアップの後は、実際に動いていく。
「動く」と「動いてしまう」の違い。即興にしろ振付にしろ、頭で考えて動くより、自然と「動いてしまう」という状態に出来るだけありたい、という事から、「視覚」と「聴覚」に対する意識の持ち方について。
僕らはどうしても視覚的な情報が多すぎて、知らずそれに囚われがちになってしまう。普段、視覚を通して何かを認識するときは、何か一つのものに照準を当てて、それがどういうものなのか認識していく、という事を、いちいち考えずとも自然と行っているけど、聴覚は意識するしないに関わらず四方八方から常に入ってくる。それをいちいち認識していくことは、視覚に比べると圧倒的に少ない。
視覚は、多くの情報の中から、何かに照準を当てる事を、次々とひっきりなしに行っている。
聴覚は、多くの情報に対して、何かに照準を当てるわけじゃなく、全体を同等に受け入れる。
完全にこうじゃなくとも、普通に生活をしていれば、主にこういう場合が多いのではないかと。
それを反対にしたらどうなるんだろう、という。
「目で見る」「耳で聞く」のではなく、「目で聞く」「耳で見る」という意識。
聴覚に集中することで、視界に入るものが、すべて同等になっていく感覚。ぼやけるわけじゃなく、すべてにピントが同じように合う、みたいな。でも、視覚に頼る部分は大きいので、すぐに視覚優先になり、視界の中の一つにピントが合ってしまったり、、、でもその瞬間の視界と意識の変化も面白かったりもする。
そしてもう一つ、「体が何かに触れている面の圧」について。
例えば、イスに座っていると、お尻、足裏、背中、などがイスや地面と接地していて、普通なら、お尻に一番圧がかかっている状態。でもそのお尻、足裏、背中の圧を、すべて同じにするには、どうすればよいか。これは、はたから見たらほとんど動いてないように思えても、実際は相当複雑なことになっている。それを次々いろんな姿勢で行っていく。
普通に立ってる時ですら、2本足同じくらいに乗ってる?と考えると、「どうだろ…?」ってなるし、それが1点増えるだけでも、かなり楽しいことになる。
最後は、稽古場から外に出て、よりいろんな物が視覚聴覚を刺激する中で、今日やったワークを実際に試してみた。外に出たら、入ってくる情報がとてもフレッシュだった。屋内との感じ方が全然違う。
2時間じゃ足りないなーこれは。中村くんも「もっとやってみたい事あったけど、ここまでしかできなかった」と言っていたけど、僕としては、今日やっただけのワークでも、あと4時間くらいやりたかった。
なので、中村くんには、また改めてWSをお願いしたいと思っております。すぐまた来月!というよりも、ちょっと時間が空いた方が、また違う中村くんを体験できそうで、また折を見て、お願いしたいです。
今回も楽しかった。写真はWS後の中村くん。ありがとうございました!
しかし本当に贅沢な時間だったわ。