酔いどれ反省会

反省出来ない人の反省文

ANTIBO-AWAJI2022

2022年11月08日 21時00分01秒 | パン
アンチボ・ダントータイル2022、終了しました。
昨年に続いて、今年も淡路島にあるタイル工場でのパフォーマンス。
90m×20mと45m×50mの2つの場所を使うという、とにかくハイパー超大スケール。





してまた今回は完全新作。

アンチボの場合「再演」と言っても、場所が変われば出来ることも変わるし、参加するメンバーだって変わる。そして日々お客さんも違うから、お客さんの空気や動線によって、ダンサーの動きも変わるから、言ってみれば毎回新作な訳です。完全に同じものを再現するなんて無理だし、そこに価値を見出していないかもしれない。その上で、あえて「完全新作」と言うことは、相当な挑戦と覚悟があると言うことです。

そして「なぜその場所でやるのか」と言うこともとても大事で、歴史ある劇場とか、有名な美術館とか、そういう場所でパフォーマンスできることも幸せだけど、まだ未知数の場所、もちろんタイル工場としては歴史があるし素晴らしい技術と功績のある場所だけど、そこに新たな価値を見出して、開かれた場所にするという、そこが大事なのです。

しかも、そこで「2年連続でやる」と言うこともまた。

なので、その空間でリハーサルをしているだけじゃなく、町を歩いて、いろんな人と交流するのもとても大事。

とは言え、今回はなかなかにハードだったので、町のご飯屋さんでご飯を食べたり、飲み屋で飲んだりなどという時間は皆無。

朝のみ時間があり、たいてい9時会場入りだったので、7時半くらいに宿を出て、町を歩き、あちこちの神社に参拝したり、喫茶店でモーニングを食べたり、ランドリーで洗濯したり、小さなお店で買い物をしたり、床屋で髪を切ったり、おじいちゃんが趣味でやってる小さな水族館で魚を見たり、ラーメン屋の店主が育ててる盆栽を見せてもらったり、道ゆく人とあいさつを交わしたり、という、そう言う事が大事だと思う。













まぁ、そう言うことをしたからといってパフォーマンスが良くなるってことじゃないけど、こうして町を知ることが、僕自身とても楽しいし、町の人といろいろ話して、アンチボの存在知ってもらうだけでも良いしね。

そんな感じで朝はのんびりしつつも、会場に入ればノンストップで夜まで怒涛。

完全新作ゆえ、みんなで踊る群舞はもちろん、自分で決める個々の部分も、今までのキャラクター的な要素は使えないので、新しく考えなければいけない。

「キャラクター的な要素」と言っても、今回の作品はどういうものなのか。

コンセプト/構成/音楽のBINGさん、
構成/振付の祥子さん、

そんなにガッツリ話せる時間はないけど、全体でのミーティングだったり、ふとした時の会話だったり、

してまた美術のOLEOさんも、宿で話すと、とにかく酒を飲んじゃってベロベロになるので、劇場で適度な距離を取りつつ話したり、出来上がる美術を見てあれこれ想像したり。

そしてテクニカルチーム、それぞれのセクションの人たちの様子を見たり手伝ったり話をしたりして、自分のやれることを探っていく。それをしてても、当日のお客さんの流れで「全然できなーーーい!!」ってことも全然あるけど、こういう時間が好きなのです。

そしてアンチボには「振付」とか「音楽」とか「ダンス」の他に「食」というのもありまして、毎食、食事を作ってくれるチームがいるのです。

その食事が、まぁ、、、むおおおんのすごく美味しいのです。

毎食毎食、数人で70人分ほどの食事を作る訳だから、凄まじく大変なのは容易に想像がつきます。それでもね、めちゃくちゃこだわって、めちゃくちゃ美味しいのです。

「この食材、ここまで使えるんだ!」とか「これとこれ合わせても全然美味しいんだ!」など、クリエイティブクッキングの連続。本当に毎食毎食、めちゃくちゃパワーもらいました。













タイル工場で作っていただいた、アンチボオリジナルタイル。去年もありましたが、今回は「タイルの絵付」も体験できた。むずいい!!!!工場長がお手本を見せてくれて、めちゃくちゃ簡単そうにやってるけど、めちゃむずいんですけど!!でも、唯一無二の、アンチボタイルが出来ました。最高!!





本当に、1週間という短い時間だけど、書こうと思えば書けるエピソードは無限にあります。それだけ大変だったし楽しかった。

とりあえず、今回はこんな感じで。

本当に、遠路はるばる見にきてくれたお客さま、そしてあれほどまでに壮絶なクリエーションを共にしたアンチボメンバー、そしてそして、何よりも、あんなに好き勝手やらせてくださったダントータイル様、本当に本当に、ありがとうございました!!!!!!!今後ももっとパワーアップしたい!!!
コメント
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