酔いどれ反省会

反省出来ない人の反省文

2019/10/19(土)くもり

2019年10月19日 20時22分02秒 | 日記
知り合いのダンスの舞台を観に行った。その後の呑みの席にもお邪魔した。
お互い初めましての方が多かったので、まずは自己紹介という流れになる。
そこで僕は自分の名前と、自分の立場というか、そんなことを軽く話す。
今回観たダンスの振付家が、他にも所属しているところで、
僕も一緒に所属していて、そこでは同じくダンサーとして活動していると。
そんなことを話していたら、その振付家の人が、
「でもこいつは演劇出身だから、そんな踊れないけどね」と言う。
確かに僕は演劇が最初で、そこからダンスに入っていった。
そういう人は多い。
でも僕は積極的にダンスレッスンに通ったり、
ダンスの舞台に出たりしているわけではないので、
ダンスの技術としては低いのは否定できない。
僕が、その振付家と一緒に所属している団体は、
ダンス音楽美術映像等々、いろんなジャンルがぶつかり合って作り上げる、
かなりダイナミックな表現なのです。
その中でも、「ダンスが弱い」というのはずっと言われていて、
自分らでも感じていたこと。
とは言え「ダンスカンパニー」ではないし、
メンバーそれぞれが住んでいる地域も違うので、
なかなか一緒にレッスンするという事も出来ない。
だから各々が常日頃ダンスの技術を磨いておけ、という話。
メンバーみんなそこに関しては思うところあるでしょう。
でも、かと言ってレッスンに通ってバリバリ踊れるようになるぞ!!ってなるとも思えない。
それも大事なの。本当ならそれをしたうえで他の事を考えるべきなんだと思う。
「こいつは演劇出身だから、そんなに踊れないけどね」
そう言われた時、確かにそうだと思ったし、
だからこそ自分を「ダンサー」と名乗るのも少し抵抗があったりもする。
ちなみにその振付家は、ずーっとダンスをやっていて、
ガンガン踊れるし、同じ所属している団体の中で、
ダンサーとしてもクリエーターとしてもかなり頼りになる存在である。
でも、じゃあ自分は何者なんだ?っていつも思うわけです。
「パフォーマー」とか言うと楽だけど、
「じゃあ普段そんなにパフォーマーとして活動してる?」となると別にしていない。
今所属している団体のボスのダンスレッスンに通い詰めて、
そこそこ動けるようにはなったけど、「ダンサー」と名乗るにはまだ遠い。
ダンサーになりたいの?と訊かれると「?」だし、
パフォーマーになりたいの?と訊かれても「?」だし、
肩書じゃなくて、自分の面白いと思う事をやれれば良いと思うのです。
それを見つけるのが大変。好きなことを見るけるのは簡単なのですよ。
でもそれを表現として表出するとなると、どういう形なのかが難しい。
それでお金がまわるようにとか、客数を増やすにはとか、
そんな事まで頭はまわらない。めちゃくちゃにグルグルしてしんどい。
そもそも「踊れる」とは?とか考えると果てしないのでやめとこう。
でも僕はその果てしないところに行きたいのかなと思う。
みんなこの果てしないところに向かっているんだよね。
「踊れる」ってなんだろうね?
コメント
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