里山の山野草

里山と山野草の復活日記。

飯野山のコクラン

2008年03月14日 | 野外講座
昨日は飯野山のコクランの見学に行った。

ラン科の中でコクランに良く似た葉をつける仲間には、
クモキリソウ属に、クモキリソウ・ジガバチソウ・スズムシソウ・ユウコクラン、
ツレサギソウ属に、ジンバイソウ・ノヤマトンボ(オオバノトンボソウ)
などがあるが、いずれも少し湿った場所に生育している。
それに対し、このコクランは讃岐平野の飯野山(単独峰、標高:422m)の頂上
付近の、暖地のどちらかと言えば乾いた場所に自生するという。

花期は未だ
先で楽しみ
はイマイチ
と思いつつ
初めて見る
植物だけに
ワクワクし
ながら登り
始めた。

ところが、
何と標高が
僅か422m
だというの
に結構距離
があり、その上にとにかく暑かった!  侮るべからず、飯野山だった!


見るべき花も無い登山道を汗をかきながらひたすら登ると、8合目付近まで登った
所でアッタ! アッタ!  なるほどクモキリソウなどに良く似た葉をしている。
これで花が咲いていれば最高なのだが…。  残念!  又改めて出直すとしよう!
コクラン(クモキリソウ属)の葉コクランの花穀
クモキリソウ(クモキリソウ属)の葉ジンバイソウ(ツレサギソウ属)の葉


コクラン、黒蘭(ラン科、クモキリソウ属)
茨城以西の常緑樹林内に自生する多年草で、霜に弱いと言われている。 
広島県内では、倉橋島・大崎上島などの島嶼部や瀬戸内海沿岸部に点在する。
草丈は15~30cm。
冬でも緑色で、先が尖った広楕円形の葉を2~3枚つける。 長さ5~12cm。
花期は6~7月で、暗紫色の花を5~10個まばらにつける。



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